1954-03-25 第19回国会 参議院 法務委員会 第11号 それから一般的の問題といたしまして、刑事訴訟法の三十九条の第三項の問題は、仰せの通り捜査必要性と防禦権との調整の問題であります。結局、捜査の必要性があるからといつて全然指定をしないというふうなことは許されませんでしようし、それから又防禦権の濫用と申しますが、そういうふうな点も許されない。そこにおのずから一つの調整点が見出されて来る、そこに運用の妙と申しますか、あるかと考えております。 長戸寛美