1954-05-17 第19回国会 参議院 外務委員会 第33号
一方御指摘の通り安全保障諸費にいたしましても、平和回復善後処理費にいたしましても、まあかなりに流動的な面もございますけれども、特に安保諸費のごときは、もうこれで三年目になるわけでございますから、残つておりますものについても大体の見当はついているというような意味で、そう自由に多額をあれこれいたすというわけには参らないのでありますが、只今申しました程度の経費でありますならば、場合によつて考えられないこともないというふうなことを
一方御指摘の通り安全保障諸費にいたしましても、平和回復善後処理費にいたしましても、まあかなりに流動的な面もございますけれども、特に安保諸費のごときは、もうこれで三年目になるわけでございますから、残つておりますものについても大体の見当はついているというような意味で、そう自由に多額をあれこれいたすというわけには参らないのでありますが、只今申しました程度の経費でありますならば、場合によつて考えられないこともないというふうなことを
○政府委員(正示啓次郎君) お答え申上げますが、只今申上げました通り、安全保障諸費は臨時的で、防衛支出金は駐留軍を経常的に維持して行くための経費であります。従いまして、同じ労務費と申しましてもいわば常傭い的に、ずつと経常的に傭つておるのが防衛支出金の系統でございまして、安全保障諸費のほうはその工事がある間のものを払つておる、こういうふうになつておりますので、その間、混淆はないのであります。
○政府委員(原純夫君) 繰越できると申しますのは、御存じの通り、安全保障諸費は当初二十七年度の予算に計上されたものでございます。
○衆議院議員(田中角榮君) 先ほどもお答え申上げた通り、安全保障諸費で以て賄う道路は一切この計画には盛つておらないわけであります。都道府県と市町村道がダブつておるようなところであつても、移管にならないまでは、ならない間は、工事中でありますから、安全保障諸費で以て賄つておるのであります。
これはもう土屋さんも御承知の通り、安全保障諸費の五百六十億が今度計上されてない、その結果の三百七十億の減でございます。安全保障諸費は、その性質から行きまして、駐留軍の都市から周辺への移転で、一回限りのものです。従つて安全保障諸費を入れた二十七年度の予算と、二十八年度の予算の比較は、防衛費の増減としては当らないのではないか。