1951-02-14 第10回国会 参議院 本会議 第14号
先ほどのお話に、全面講和、再軍備等のお話がございましたが、これはダレス氏の言われておる通り、又私もしばしば申しておる通り、單独講和と申すか、多数講和のみについて話合つたのではないのみならず、ダレス氏とい、えども、又米国政府といえども、できれば全面講和がいいと考えて、その方向に進めようとしていることは明瞭であります。
先ほどのお話に、全面講和、再軍備等のお話がございましたが、これはダレス氏の言われておる通り、又私もしばしば申しておる通り、單独講和と申すか、多数講和のみについて話合つたのではないのみならず、ダレス氏とい、えども、又米国政府といえども、できれば全面講和がいいと考えて、その方向に進めようとしていることは明瞭であります。
総理は講和に関する言論につきましては、非常に注意深くいろいろ御要請もあるようでありますが、最近の言論は御承知の通り單独講和という線に沿いましては、戰争の危険というようなことが言われております。而して講和は吉田内閣が單独で当るのだというように線が引かれているように思いますが、全面講和は絶対恒久平和ということを目指すのだ、これをやるのには挙国一致内閣でなくてはならんというような言論が行われております。