1950-02-15 第7回国会 参議院 予算委員会 第5号
で、これらがどういうふうな具体的な結果として現われて来ておるかと申しますと、大体肺浸潤とかそういう病気の面にどういうふうに現われているかというと、これは逓信方面の資料をとつて見ましても逓信病院にかかる個人当りの額が一昨年に比べますと、勿論物価薬品の値上り等もありますけれども約十倍に上つているのであります。人員もこれに比例して殖えている。
で、これらがどういうふうな具体的な結果として現われて来ておるかと申しますと、大体肺浸潤とかそういう病気の面にどういうふうに現われているかというと、これは逓信方面の資料をとつて見ましても逓信病院にかかる個人当りの額が一昨年に比べますと、勿論物価薬品の値上り等もありますけれども約十倍に上つているのであります。人員もこれに比例して殖えている。
私どもの会社について見ましても、現在七万人以上の株主を擁しておりますが、これを八円の封書をもつて招集することになりますと、五十六万円、約六十万円に近い金が、総会に一ぺんも出席しもしない株主を招集するための費用にかかるわけでありまするこれは逓信方面としてはけつこうなことだと思いますけれども、私どもといたしましては、なかなか容易に株主総会も開けないというような状態であります。
ただ司令部から逓信方面は文部省の教育に統一しろと言われたとのことでありますが、海運にもその話がありました。船員関係を文部省に統一しろという話がありましたのですが、これは特殊の事情があり、特殊の任務があるのでございますので、それをよく説明いたしましたところ、海運の方は了解が付きまして、今のままで船員の方はやることになつております。鉄道の方につきましてはその指示は何も貰つておりませんのでございます。
そもそも國営事業の社会化というような点は、被搾取的な意識がないということが根本的なとりえなのでありまして、それが今日の官営事業において、殊に逓信方面において、なおかつ民間の資本主義的な考え方を基盤にした事業運営と同樣の運用がなされておつて、從業員諸君の考え方が未だに資本家を相手にすると同樣の動きが顯著であるということは、われわれ実は國営事業の社会化という面から考えますとはなはだ疑いなきを得ない。