1962-08-23 第41回国会 参議院 大蔵委員会 第3号
これはその後、国内における不安感も一部にありましたが、このごろはこの外資送金制限緩和に対する不安感も消えたようでありますし、外資導入のいい面だけをお互いがひとつ議論をして、悪い面がありとしたならば、適切な処置をとろうという態度に変わっておるようでありまして、私はそういう方向で外資導入に対しては対処して参りたいというように考えております。
これはその後、国内における不安感も一部にありましたが、このごろはこの外資送金制限緩和に対する不安感も消えたようでありますし、外資導入のいい面だけをお互いがひとつ議論をして、悪い面がありとしたならば、適切な処置をとろうという態度に変わっておるようでありまして、私はそういう方向で外資導入に対しては対処して参りたいというように考えております。
そういうようなところまで参りますと、しかも証券市場の今度の外資送金制限緩和というような問題ともからんで、国際的な舞台の中に組み入れられたような形になってきておるわけです。
特にわれわれが送金制限緩和の問題に対してはもう一年以上検討した問題であり、特に水田前大蔵大臣のときに経常取引の自由化と切り離して資本の自由化をやろうということになっておったものが、先ほど申した通り去る者が退任のまぎわにやってはならないだろうという慎重な配慮から私に引き継がれたわけであります。
○広瀬(秀)委員 株式元本等の送金制限緩和で、特に予想される外資で入ってくるというのは、主としてやはり米国筋のものだろうと思うのです。
なお、先般の外人の株式元本の送金制限を二年から六カ月に緩和いたしたわけでございますが、これもただいま申し上げたように、非常に国際収支の状況も、また、わが国の経済状況も好調を続けて、また、均衡を保持できる方向にありますので、この送金制限緩和によって直ちに外資が引き揚げられるというような懸念はいたしておりません。
こういう送金制限緩和をやれば確かにそういう心配はありますが、やらなかった場合には、たとえばADRのような問題になってきますと、今度は日本の株式の相場もまた二重性というような問題が考えられますし、いずれにしろそういう問題はつきまとうわけでございますが、ではいつまでも壁を作っておいて、その中での安全性を保つということがいいかどうかということになりますと、そうは参りませんで、やはりこの自由化の波の中にさらされて
それから、次に、海外駐在員事務所の経費の送金制限緩和でございますが、これは、従来海外に駐在員を持っております場合に、まあその人の給料が幾らで経費が幾らというふうに査定をしておったのでございます。