1950-03-06 第7回国会 参議院 予算委員会 第8号
併しこれを目あてに考えるときに、百万乃至二百万の失業者と言いまするか、離職者及び追加労働希望者に対するところの措置というものを、予算的にも政策的にも失業対策全体として組合てて置く必要があり、多々益々便ずであるけれども、そこまでして置けば一応次の機会まで持つことができるという考え方の上に、つまりこの前申上げたように、これは失業保險制度の援用をも含んで、新らしい雇用等をも含めまして、二百万人ちよつとぐらいの
併しこれを目あてに考えるときに、百万乃至二百万の失業者と言いまするか、離職者及び追加労働希望者に対するところの措置というものを、予算的にも政策的にも失業対策全体として組合てて置く必要があり、多々益々便ずであるけれども、そこまでして置けば一応次の機会まで持つことができるという考え方の上に、つまりこの前申上げたように、これは失業保險制度の援用をも含んで、新らしい雇用等をも含めまして、二百万人ちよつとぐらいの
今の統計では、いろいろな意味の追加労働希望者の裾の方をも加えて、そうして七十万という自体が、最終的な、結論的な失業者の数とは言えないという前提に立つて、そうして二百万人の吸收計画を立てたと、さつき申上げたのであります。尚その他の細かい点につきましては課長からお答えいたします。
これは三ケ月に一回行なつておりまして、一本年におきましては五月と八月があるだけでございまして、先程申上げました九月の完全失業者四十七万、追加労働希望者の数字は分りません。そこで一番新らしい五月、八月の数字を申上げますると、追加労働希望者の数は五月において四百十八万、八月に二百六十九万でございます。
○政府委員(賀來才二郎君) そこで失業対策として考えますときは、完全な失業者は現在、先程申上げましたように五、六十万人程度ということを推定しておりまするけれども、先程も申上げました追加労働希望者が三十四時間未満のものが五月に百十万人、八月に八十七万と申上げましたが、大体百万程度のものがおるわけでございます。
そうすると潜在失業――私は潜在失業という言葉で考えずに、この調査においては追加労働希望者という言葉になつておりますけれども、この追加労働希望者の中ですでに三十五時間以上働いておつて、生活を充実させるためにもう少し働きたいのだという人たちは、むしろ普通の意味の失業者というよりは、生活の充実というものを考えておられる方ではないかと一応考えられるのであります。
この追加労働希望者のうちで、現に三十五時間以上働いておりながら、さらに追加労働を希望するというものから申し上げますと、三十五時間以上働きながら追加労働を希望します者が、五月で二百六十六万人、八月で百五十五万人という数字になつております。