2007-02-22 第166回国会 衆議院 本会議 第8号
次に、業務勘定の特別保健福祉事業資金については、昭和六十一年度から平成元年度までの厚生年金国庫負担の繰り延べ分の返済見合い財源を用いて、平成元年度補正予算において創設されたものであります。現在、その運用益を使って、老人保健制度の基盤安定化のための事業を行っており、平成二十年度の新たな高齢者医療制度の創設も控え、当面存続させる必要があるものと承知しております。
次に、業務勘定の特別保健福祉事業資金については、昭和六十一年度から平成元年度までの厚生年金国庫負担の繰り延べ分の返済見合い財源を用いて、平成元年度補正予算において創設されたものであります。現在、その運用益を使って、老人保健制度の基盤安定化のための事業を行っており、平成二十年度の新たな高齢者医療制度の創設も控え、当面存続させる必要があるものと承知しております。
それから、昭和六十一年度から平成元年度分につきましては、先ほど来お話が出ております特別保健福祉事業資金という形で平成元年度の補正予算において、元利合計額の返済見合い財源というのが設置されておるということでございますので、年金の方にはお金は返ってきていない、厚生保険特別会計にはそのお金がある、こういう整理になっていようかと存じます。
○園田(康)委員 そうしますと、私の理解におきますと、返済見合い財源としての、先ほど申し上げた特別保健福祉事業でありますけれども、この一兆五千億円、まだ実際のところ完全な形で年金勘定の中には返されていないわけですから、返済の見合い分として別勘定に置いているということでありますから、これが、先ほどの平成七年から十年度の繰り延べ措置、減額措置と合わせていくと、もう四兆円近くの借金を背負ったと理解をするわけでありますけれども
なお、今申し上げましたものとはほかに、厚生年金の方で、昭和六十一年度から平成元年度までの繰延べ額、これにつきましては平成元年度の補正予算におきまして、これは元利合計額の返済見合い財源といたしまして一兆五千億円、こういう数字を厚生保険特別会計の業務勘定に特別保健福祉事業資金という形で設置をされているという状況があることも併せて申し添えさせていただきます。
具体的には、先ほど来御説明ありましたように、厚生保険特別会計法を改正いたしまして、保健福祉施設活動の経理を行っております業務勘定に当分の間厚生年金国庫負担の繰り延べ分の返済見合い財源を用いた資金を置きまして、その運用利益、利子を財源といたしまして保健制度の基盤安定化を図るための措置を講ずる、こういうふうな政策意図で導入されたわけでございます。
○政府委員(真野章君) 今、大蔵省の方からお答えいただきましたように、昭和六十一年度から平成元年度までの繰り入れ特例措置分につきましては、元年度補正予算におきまして一兆五千億円を厚生保険特別会計に繰り入れまして、若干技術的でございますが、業務勘定に特別保健福祉事業資金を創設いたしまして返済見合い財源を確保しているところでございます。
昭和六十一年度から平成元年度までの厚生年金の国庫負担の繰り入れ特例措置分につきましては、平成元年度の補正予算におきまして一兆五千億円を一般会計から厚生保険特別会計に繰り入れ、特別保健福祉事業資金を創設し、返済見合い財源を確保したところでございます。この点につきましては国会に提出した資料の参考に注記させていただいております。
○横田政府委員 御指摘のように、昭和六十一年度から平成元年までの厚生年金の国庫負担の繰り延べにつきましては、その返済見合い財源といたしまして一兆五千億円が既に厚生保険特別会計の業務勘定に繰り入れられております。
○横田政府委員 返済見合い財源といたしまして、元年度の補正予算において厚生保険特別会計の業務勘定に一兆五千億円が繰り入れられているわけであります。
○岩佐委員 昭和六十一年度から平成元年に行われた厚生年金の国庫負担の繰り延べで、返済見合い財源一兆五千億円を厚生保険特別会計に繰り入れて、完全に返済した形になっていません。なぜこのような変則的な形になっているのでしょうか。
例えば、今委員が言われました厚生年金国庫負担金の繰り入れの特例につきましては、昭和五十七年度から昭和六十年度分につきまして、一兆三千六百二十五億円を六十二年度補正予算で繰り戻しを行いましたし、六十一年度から平成元年度分につきましては、平成元年度補正予算で厚生保険特会に一兆五千億円を繰り入れまして、返済見合い財源を確保しております。
その後昭和六十一年度から平成元年度まで三千億円程度ずつ特例措置が講じられておりまして、合計で一兆三千五百億円程度でございますが、これにつきましては、いわば返済見合い財源ということで厚生保険特別会計の方に一兆五千億円を一般会計から入れてある、こういう措置でございます。
また、厚生年金国庫負担分の繰り延べ分につきましては、平成元年度補正で厚生保険特別会計に返済見合い財源を特別保健福祉事業資金として確保したところでありまして、特別保健福祉事業の必要性を踏まえつつ、今後ともできるだけ速やかに返済の完了に向けて努力をしてまいりたい、こう考えております。(拍手) 〔国務大臣丹羽雄哉君登壇〕
また、それ以外の金額につきまして、平成元年度補正予算におきまして一般財源に充当したわけでありますが、この補正予算におきましては平成二年度の特例公債依存体質からの脱却というものを目前に控えておりました時期ということもありまして、これまで財政再建努力の過程で講じざるを得ませんでした特例的な歳出削減措置の返済あるいは返済見合い財源を確保する、そうした問題の処理に努めるために相当部分を充てさせていただいたわけであります
なお、特例的歳出削減措置については、これまでも返済や返済見合い財源の確保等その処理に努めてきたところであり、平成三年度予算におきましても、厳しい財政事情のもとで可能な限りその処理に努めたところでありますが、残る措置についても、今後法律に基づき計画的に処理することとされているものにつきましては計画的に処理を進めている等、それぞれの制度、施策をめぐる状況やこれまでの考え方を踏まえて、適切に対応していく必要
○説明員(斎藤徹郎君) 平成元年度の補正予算におきまして、厚生保険特別会計に設けられました一兆五千億円の資金につきましては、第一にこれが過去に行われてまいりました厚生年金国庫負担の繰り延べ措置の返済見合い財源としての性格を有していると、いずれは厚生年金の国庫負担の繰り延べの返済に充てられなければならないという性格のものであることに加えまして、この一兆五千億円の資金の運用益を活用いたしまして、平成二年度以降加入者按分率
政府は厚生保険特別会計の業務勘定の中に厚生年金国庫負担繰り延べ措置の返済見合い財源の一兆五千億円を繰り入れて特別保健福祉事業資金を設置をしておりますが、この問題につきましては、予算委員会でも取り上げましたけれども、この厚生保険特別会計に資金を設ける「当分ノ間」とは一体いつまでなのかということ。
と同時に、平成元年度の補正予算におきまして一兆五千億円の資金を設けまして、これを将来における厚生年金国庫負担の繰り延べ措置の返済見合い財源ということで位置づけをしております。
○説明員(斎藤徹郎君) 厚生年金国庫負担の繰り延べにつきましては、先般成立いたしました厚生保険特別会計法の一部改正におきまして、厚生年金国庫負担金の過去の繰り延べ分の返済見合い財源一兆五千億円を用いることによりまして厚生保険特別会計に資金を設け、当分の間この資金の運用益を老人保健制度の基盤安定化のための措置に対する財源として活用する措置を講じたところでございます。
一つは、元年度補正予算において、二年度の特例公債依存体質脱却というものを目前に控えておりますところから、これまでの財政再建努力の過程で講じざるを得なかった特例的な歳出削減措置について、返済やあるいは返済見合い財源の確保など、できるだけ財政体質の改善を図る必要を私どもは持っておりました。
厚生保険特別会計の業務勘定に返済見合い財源を確保いたしまして、その運用益を活用させていただくということで、返済財源につきましては一歩前進、財源を確保したということ、それから緊急の課題である老人保健に対して基盤安定化の措置を講じられた、こういうことでございます。
これは将来の年金の国庫負担の繰り延べの返済見合い財源を用いておりますが、返済に当たっての十分な資金が確保できているかどうか、あるいは老人保健のこの安定化の事業について、必要がありましたらまたその事業に対する資金の手当て等々も必要になろうかということで、念のために規定が置かれているということでございます。
これで厚生年金国庫負担分の過去の繰り延べ分の返済見合い財源を確保したという意味合いで一歩前進である。厚生省の立場は、厚生保険特別会計に繰り入れられた返済見合い財源を年金財政の運営に支障を来さないよう早期に返済をしてほしいと考えている。」旨の答弁がありました。
○国務大臣(橋本龍太郎君) 平成元年度の補正予算におきましては、特例公債の減額、国債整理基金特別会計への繰り入れ、財政支出の繰り延べ等の特例的歳出削減措置への返済や返済見合い財源の確保など財政体質の改善を図るための措置を講ずると同時に、災害、給与改善、国際機関拠出、福祉、文化、農業、中小企業などにつきまして、最近の諸情勢の変化に適切に対応するため、国民生活上緊要な措置を講じてきたつもりであります。
しかし、厚生年金の国庫負担金の繰り延べの返済見合い財源として利子をつけて一兆五千億にいたしましたもの、これを活用させていただいて老人保健制度の基盤安定化のための措置に対する財源として活用をさせていただく。ですから、先ほど正確に申し上げましたように、過去の繰り延べ分の返済が完了したというものではございません。
○国務大臣(橋本龍太郎君) 今厚生大臣からも御答弁がございましたけれども、厚生年金国庫負担金の過去の繰り延べ分の返済見合い財源、この一兆五千億円を用いまして厚生保険特別会計に資金を設けて、当分の間この資金の運用益を老人保健制度の基盤安定化の措置に対する財源として活用する、これは委員が御指摘のとおりであります。
○小村政府委員 今回の措置は、厚生年金の国庫負担金の繰り延べ返済見合い財源を利用させていただいております。したがいまして、厚生年金の国庫負担の繰り延べ措置については、今後年金財政の安定が損なわれることのないよう、できるだけ速やかに返済を完了すべきだという一つの要素がございます。
○小村政府委員 今回の措置で厚生保険特別会計に資金の設置を予定させていただいておりますが、これは、厚生年金の国庫負担金につきまして過去に繰り延べを行っておりますが、その返済見合い財源一兆五千億を用いまして、現下の老人保健制度に対する緊急の課題にこたえようというものでございます。
その際に資金として一兆五千億円もの財源を確保したというのは、一つは先ほど申し上げました厚生年金の過去の繰り延べ分の返済見合い財源だということでございまして、他にこうした例というのはございません。
その二つの政策要請の緊要性にかんがみて、元年度補正予算におきまして、厚生年金国庫負担繰り延べ分の返済見合い財源を用いて特別会計に当分の間資金を設けて、平成二年度においてその運用益を活用しようとするものでございます。
が税収の補正増によりまして九千九百十七億円ふえたこと、及び六十三年度の決算剰余金によりまして全体として大幅増となり一兆五千九百五十九億円になりましたこと、また六十三年度剰余金の二分の一を国債整理基金特別会計に繰り入れました結果八千六百六十一億円、また二年度に特例公債依存体質脱却というものを目前に控えております中で特例的な歳出削減措置、いわゆる隠れ公債と御批判を受けてまいりましたものなどの返済や返済見合い財源
平成元年度の補正予算におきましては、特例公債の減額、国債整理基金特別会計への繰り入れ、財政支出の繰り延べなどの特例的歳出削減措置の返済や返済見合い財源の確保など、財政体質の改善を図るための措置を講じますとともに、災害、給与改善、国際機関拠出、福祉、文化、農業、中小企業などにつきまして、最近の諸情勢の変化に適切に対処するための国民生活上緊要な措置を講じてまいりました。
特例的な歳出削減措置、いわゆる隠れ公債につきましては、平成元年度の補正予算におきまして、平成二年度特例公債依存体質脱却を目前に控えておりますことから、それぞれの制度、施策をめぐる状況やこれまでの考え方を踏まえながら、返済や返済見合い財源の確保など、その処理に努めてまいりました。