1972-03-16 第68回国会 衆議院 本会議 第12号
昨日の朝日新聞の投書欄で、元東京地検検事で、赤軍派を取り調べた経験を持つ近藤弁護士が「連合赤軍に属する人たちを、革命家とか革命の戦士と考えることは、重大な誤解と思われる。彼らは派手好みだけで思想も信念もない。」「確固たる現状の認識もなければ、将来の展望もない。漫画を愛し、共産主義思想の理解はなく、社会改革とは全く縁のない人々である。」こう語っておるのであります。
昨日の朝日新聞の投書欄で、元東京地検検事で、赤軍派を取り調べた経験を持つ近藤弁護士が「連合赤軍に属する人たちを、革命家とか革命の戦士と考えることは、重大な誤解と思われる。彼らは派手好みだけで思想も信念もない。」「確固たる現状の認識もなければ、将来の展望もない。漫画を愛し、共産主義思想の理解はなく、社会改革とは全く縁のない人々である。」こう語っておるのであります。
それで近藤弁護士が言うように、これはたいへんなことになる、富山の地方裁判所長が却下して、それを忌避しておる。これはまた高裁へいき、それが最高裁にいって、もう裁判をだれがするかということをきめるだけでも相当の月日がかかる。いわんや年末年始には休暇もあり、それからまた犯罪も年末にはふく、そうしてくる関係もあってたいへんおくれるので困りました、と言っておられるわけです。
それからそれ以外の木葉巡査及びもう一人の相勤の宿直員は、すぐ有明荘という旅館に参りまて、そこで女中の証言を得たり、あるいは、川村弁護士という名刺を使っておりまするし、近藤弁護士という紹介状を持っておりましたので、東京にすぐ連絡をいたしまして、おのおのそういう弁護士の方はおられる、しかし、一人は御老人でうちに寝ておられる、一人はそういう紹介状を書いた覚えはないというような返事が夜中に行っております。
ところが、間もなく近藤弁護士に対して富山県警察が、何回かこの写しを警察に提出しておるにかかわらず、差し押えいたしました。その令状の内容によって初めて私に対する疑惑の真相というものがわかりました。つまり、四百九十万円を私が収賄してとったというのであります。驚くべき疑惑であります。しかも私を三カ月間にわたって一ぺんも調べてはおりません。呼び出し状も来ません。警官もたずねてきません。
あの某氏も一両日中に逮捕する、田中議員も逮捕する、上林議員もいけない、まだ一人いるかもしれない、こういうことを白田刑事がぬけぬけと近藤弁護士のところに通告に来ておる。それから、新聞社に情報を流しまして、もう一両日中に、先週の土曜日と日曜日と月曜日の間に、松岡に対する逮捕状を持っておる、それで執行するのだという情報を警察官が流しております。これも畏怖の通告であります。脅迫であります。
ですから林と佐藤が昨日近藤弁護士を代理として、富山地裁に誣告で告訴しておりますよ。
○淡谷委員 近藤弁護士にやる前に預かっておった人の名前を、お差しつかえなかったらわれわれの疑念を晴らすためにお話し願いたい。
簡單にお話いたしまして辻先生から松岡松平先生を御紹介いたしまして、松岡さんから近藤弁護士を御紹介いただきました。それだけのことでその後は一度も辻先生にお目にかかつておりません。