1985-03-29 第102回国会 参議院 予算委員会 第16号
それから、対弾道ミサイル迎撃システムにつきましては、一つはこれはABM条約のもとで許容されておりますことでございますが、モスクワの周辺に迎撃ミサイルを配備しておる。ミリタリーバランスに出ておりますところによりますと、ABM条約では百基まで迎撃ミサイルの配備が認められておるわけでございますが、その百基の枠の中で三十二基ほどモスクワ周辺に配備をしておるということが言われております。
それから、対弾道ミサイル迎撃システムにつきましては、一つはこれはABM条約のもとで許容されておりますことでございますが、モスクワの周辺に迎撃ミサイルを配備しておる。ミリタリーバランスに出ておりますところによりますと、ABM条約では百基まで迎撃ミサイルの配備が認められておるわけでございますが、その百基の枠の中で三十二基ほどモスクワ周辺に配備をしておるということが言われております。
したがいまして、アメリカのSDIにつきましても、この構想の中の最終段階では迎撃ミサイルあるいは弾帯などで攻撃するということが言われているわけでありまして、このミサイルに核ミサイルが使用される可能性があるのじゃないかという点が第一点であります。
○安倍国務大臣 アメリカで宇宙兵器がいろいろと開発されておる、その中の一つで例えば迎撃ミサイルシステム、これなんかはアメリカのまさに純粋な防御用の宇宙兵器とも言えるわけでございますが、それに関しての質問であったと思うわけでございます。
いまおっしゃった迎撃ミサイルをまず禁止しよう、何もかもということには一遍にいかないでしょうからそこから始まることでしょうけれども、レーガン大統領も、昨年あたりの新聞によりますと宇宙空間での人工衛星を駆使するシステムをつくることについて非常に強い発言を何回もいたしております。ですから、人類が平和を目指す場合に非常に総合的に見なければならないだろうと思います。
したがって先ほどおっしゃいましたように、迎撃ミサイルに直接かわる形で考えられているということはないのだというふうに理解をしている次第でございます。
これはますます宇宙での軍拡競争を激しくさせるだけですけれども、こういうレーガン政権の新しい対ソ戦略弾道ミサイル迎撃ミサイルシステム、これに人工衛星を使うという計画については外務大臣は支持されるのかどうか、その点聞かせていただきたいと思います。
片っ方においては、いま言ったように迎撃ミサイルという一つの防衛システムをつくろうではないか。ハリネズミみたいなものですわな。撃ち込まれる前に撃ち落とすというような方法ですから、それはアメリカ国内においても大変異論がある、批判があるということが伝えられております。お金もかかるし、技術的には非常にむずかしいだろう。
たとえば、弾道弾迎撃ミサイルABMであるとかあるいは個別誘導の多弾頭核ミサイルMIRV、そういうものはやはり全部最近の五年間に生まれ、そして配備されているわけであります。
迎撃ミサイルを発射するためにそういう施設のあるところがまっ先にやられてしまうじゃないですか。安保条約第六条の規定から見て、どこにOTHレーダーを日本の安全のために設けたということがいえますか。
特に安保条約第六条の規定を先ほど読みましたけれども、これは日本の安全と極東の安全、平和のためにあるんだ、これは明らかに迎撃ミサイルをアメリカが打ち込んでいって、あるいは艦船からポラリス型の迎撃ミサイルを打ち込んで、そしてアメリカ本国の安全と平和のために、これは日本に設置されておるわけです。
その中間を埋めるためのものであって、したがって、お認めになっているように、ABMにそれが連動して、すぐにそれがミサイル迎撃ミサイルの発動になるものでもないということでありますから、安保条約上の解釈は、ひとつ外務省にやってもらいますが、軍事的には、まあ専門家いろいろありますが、私のほうでは、そういうふうに解釈をしておるところであります。
その内容を見ますと、三つから成っておりまして、一つはABMの本体つまりICBMの迎撃ミサイル、それから二番目がABMの発射装置、ランチャーでございます。それから三番目がABMに直接つながっておりますレーダーというこの三つの装置がございます。
したがって、早期警戒装置も十分余裕をもって配備できるし、ABM網、つまりミサイル迎撃ミサイル網も、これは不完全ではありますけれども、攻撃兵器の脆弱化を助けるという意味ではかなりの効果をもってABM網も張りめぐらされる。これをのがれるために、いわゆる定点を定めないポラリス型潜水艦による海洋からの発射という兵器が出てきたわけですけれども、これとて究極兵器ではないわけです。
ただいま先生のお話を伺いまして、よく御承知のとおりでございますが、このスパルタンと申しますのは、大気圏外における迎撃ミサイルでございます。大気圏内のものはスプリントというものがもう一つございますけれども、今回の場合は、大気圏外において敵のICBM弾頭を迎え撃つ、こういうものでございます。
○東中委員 アメリカはいま、たとえばシーマンズ米空軍長官の証言にもありますように、この六月にはMIRV、多弾頭ミサイルを展開しようとしておりますし、また弾道弾迎撃ミサイルの配備も進行しておるようであります。
すでにグアム・ドクトリン以来、ニクソン米大統領やレアード国防長官の諸報告によって示されているとおり、ベトナム侵略政策の行き詰まりから手直しされたアメリカのアジア戦略の基本は、ミサイル迎撃ミサイルや多核弾頭ミサイル配備など、核戦力と米軍の緊急投入能力を一そう強化しつつ、同盟国による戦力の肩がわりを一そう推し進め、その戦争計画にいわゆる同盟国の軍事力を最大限に利用しようとするところにあります。
○木原委員 そうしますと、将来の問題として、一時アメリカでも中国のそういう核兵器体系の進展ということを予想をして、いわゆる迎撃ミサイルの網を張る、こういうような措置がとられるとかとられないとかいうことが問題になりました。日本の問題としては、中国が核兵器を持ち、運搬手段を完成していく過程の中でも、それに対抗して長期的に何かを考えていくという必要はない、こういうふうに判断をしてよろしいですか。
一つはABMミサイル迎撃ミサイル等の使用の展開とMIRV配備などいわゆる核破壊力の一そうの高度化、こういう面が一面で出されている。
弾道弾迎撃ミサイル、ABM網の配置は必要ないわけであります。にもかかわらず、ABM網の配置を決定したととは、核抑止力に不安があることをアメリカ自身が認めたことになり、核抑止力論の破綻を意味するのであります。今日、核兵器の著しい発展は、その有効性を高めるどころか、矛盾を拡大し、深刻化する一方であります。
ABM体系を問題にするときに、迎撃ミサイル、AMMあるいはABM、このミサイルだけを問題にするのは、しろうとといわれておるのです。レーダーがどの程度の性能であるか、これを問題にする人はくろうとだといわれておるのです。私もしろうとですから、それはわかりませんでした。
「ミサイル迎撃ミサイルの基礎調査は一応計画されているため、同研究と併行して次期ミサイルシステムの研究に着手することを期待している」と書いてあるのです。研究は既定の事実になっておるから、もうそうなっておるのです。なっておるのです。だから、私はこんなに心配をしておるのです。これは簡単な問題じゃないのです。計画があるから私は言っておるのです。もし総理が御存じなかったら、部下がやっておるのです。
そして「日本側は数ヵ月まえから、中国の核開発努力とその将来や、米国の弾道弾迎撃ミサイル・ナイキX体系について詳しい説明を受け、現在では広範な戦略問題について“率直な意見を”交換している、」そしてこのナイキXについて何やかや何回も行って日本政府が意見交換なりやっておるわけです。それで、彼ら——というのは米国です。