1985-12-04 第103回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
まず、賛成の意見としては、八重山の住民にとり地理的辺地性の克服は悲願であり、大型機就航のため新空港建設を希求する、復帰後の八重山は、生産基盤の整備により、供給基地として冬春季野菜や魚介類等を本土に空輸出荷しているが、ピーク時には積み残しが出て生産者に打撃を与えており、さらに、今後出荷の拡大も予測されている、また、観光産業にとって交通網はこれを支える動脈であるが、現状では旅行者のニーズを満たしておらず
まず、賛成の意見としては、八重山の住民にとり地理的辺地性の克服は悲願であり、大型機就航のため新空港建設を希求する、復帰後の八重山は、生産基盤の整備により、供給基地として冬春季野菜や魚介類等を本土に空輸出荷しているが、ピーク時には積み残しが出て生産者に打撃を与えており、さらに、今後出荷の拡大も予測されている、また、観光産業にとって交通網はこれを支える動脈であるが、現状では旅行者のニーズを満たしておらず
○坂井委員 私は、なお重ねてというようなことになるかわかりませんが、要するに半島振興法なるものの制定は、これは必要であるという観点、立場からのお尋ねを実はしているわけでございまして、確かにおっしゃるように、大都市圏への諸機能の集中、人口の集中、それに伴うマイナス点、一方における地方、とりわけ半島地域と言われる辺地性のそういう地域における過疎的な状況がさらに大きくなっていくマイナス点、この両者をやはり
このため道路事業では辺地性の解消のため主要地点と金沢を二時間以内で結ぶ県土改造高速道路ネットワークの構想の下に、能登縦貫道路を有料道路事業により羽咋市−穴水町間約四十八キロメートルを新設し、すでに大規模農道として一部開通している穴水以北と結んで、この地域の生活道路として供するとともに、雇用機会の増大を図るため、併せて工業団地の造成、七尾湾の開発など産業基盤を整備し、工業を誘致する必要性が強調されておりました
ただ、私どもやはり鹿児島県がどうとかいう意味じゃございませんけれども、県本土についていくということ、そこから上にいくべきだという議論は、これはなかなか地理的条件、絶対条件の不利、辺地性はなるべく克服したいと思いますけれども、何さま、そういう意味では一番南の端に近いところでございまして、やはり目標としては県本土の所得になるべく近いところへ持っていくということではなかろうかと思います。
今回の調査目的のおもなものは、第一に、辺地性の強い高知県における地域開発の実情、第二に、愛媛県における新産都市建設の現況、第三に、両県における固定資産税の改正による影響、第四に、警察及び消防行政の実態を調査することであります。
それから考えましても交通を容易にするということが、いろいろな施設を利用しやすくなるわけでありますので、辺地性の脱却には必要なものだと、そう考えておるのであります。そういうような意味で効果的に対策を講ずるように努力していきたいと思います。
したがいまして、辺地を含む市町村の税負担が重いかどうかということになるわけでございますが、一般的に辺地性の強い市町村におきましては、税源に乏しいわけでございますので、自然市町村民税などにおきましては、ただし書き方式を採用して、かなりきつい負担になっているというのが通例だと考えております。
申すまでもなく、最近におけるわが国経済の発展と生活水準の向上は、きわめて急激なものがありまして、これに即応する公共投資の早急な充実強化が進められている現状でありますが、これらの激しい動きのワク外にあって、依然として日の目を見ない谷間に取り残され、相対的にはいよいよその辺地性を深めている地域が、わが国全土にわたって少なからず存在することは、おおいがたい事実であります。
もとより辺地性の強いところにつきまして、五七%では十分じゃないんじゃないかという団体も出てくるのではなかろうか、こういう想像もいたしておるわけでございまして、そういう場合には、さらに別途特別交付税制度の運用等において心配をしていかなければならないところもあり得るだろう、こういう考え方でおるわけでありまして、一律一〇〇%ということは、今申し上げましたような意味から避けたい、かように存じております。
しかしながら、特に辺地性の強いところにつきましては、市町村財政も必ずしも豊かではございませんし、そうなって参りますと、一そう取り残されていく。そこで、それはそれなりに別個のこういう援助施策をとろう、こう思っているわけでございます。従いまして、一面には、市町村の財政全体を豊かにすることによって辺地性の目立つところについて公共的施設が整備されるように持っていく。
しかし、辺地性がだんだん少なくなって参りますと、それは一般の市町村の行政施策に属することであり、その行政施策を十分に行ない得ますように地方財源全体を豊かにしていくということだろうと思うのであります。また、そういう意味で基準財政需要額の算定にあたりましても、九種地以下に傾斜的に増額する。
基本的には、たとえば電車の停留所からどれ以上離れている、バスの停留所からどれ以上離れているということなども使いまして、ある程度点数表を使って辺地性の標準を作っていくということになろうかと思うのであります。