1951-10-24 第12回国会 衆議院 農林委員会 第3号
第一は農業振興でございまするが、第十国会で成立いたしました改正植物防疫法の施行に伴う経費でありまして、同法に基く病害虫の異常発生に対処する防除態勢の整備のための農薬の予備貯蔵に要する金利、保管料、減耗補填費及び取扱事務費として六百万円、市町村における病害虫防除員の活動費として六百万円を計上し、二十七年度よりの本格的活動に備えておる次第でございます。
第一は農業振興でございまするが、第十国会で成立いたしました改正植物防疫法の施行に伴う経費でありまして、同法に基く病害虫の異常発生に対処する防除態勢の整備のための農薬の予備貯蔵に要する金利、保管料、減耗補填費及び取扱事務費として六百万円、市町村における病害虫防除員の活動費として六百万円を計上し、二十七年度よりの本格的活動に備えておる次第でございます。
これは先ほど大蔵大臣が申されましたごとくに、一方におきまして、特に増産の大きな余地を持つているけれども、資金難で困つているところの単作地帯に対する特別なる措置を講じ、更に又北海道方面における開拓或いは各地方における開拓に重点を指向したのみならず、本年度におきましては特に病虫害の防除のために農薬の備蓄を実施いたしました。これが相当効果を挙げているのであります。
この意味におきまして、政府はすでに本年におきましては、政府補助の下に農薬を各地に、これは府県單位でございまするが、備蓄をいたさせまして備えたのであります。幸いに、これによりまして相当程度本年の病虫害を防除したのでありまするが、手当が余り十分でない四国並びに九州に、「うんか」、二化螟虫が出まして、これは事後において手配するのやむなきに至つたことは残念でございます。
又肥料の検査でありまするとか、農薬の検査でありまするとか、或いは生糸検査、これも同様に一〇%、五%ということであります。 それから公共事業に従事しておる者、これは農地事務局、或いは林野庁等にございますが、そういう公共事業の検査に従事しております人につきましてはやはり五%ということになつております。
(5) 肥料及び農薬等の取締事務及び人員は少くも現状を持続すること。肥料及び農薬等の生産及び流通の現状においては、一方においては農業及び農業者の擁護のため、他方においては公正な業者を保護するため、現行制度は絶対に必要である。 (6) 農地の拡張改良に関する国の指導事務及び人員を確保すること。
なおただいま申しました中に、植物防疫法の施行に伴う経費が落ちておりましたが、これも先般の改正法律の施行に必要なる経費、すなわち農薬を備蓄いたしまして、その機具の保管料等を政府が持つというような経費が認められておるのであります。
農薬の面については政府はいろいろ手を打たれておりますが、これら揚水に必要なる施設及びその消耗については一向政府は考えてやられない。しかもこのことは何ら米価に関係しない、全部農家の負担になるのであります。
これに要するところの農薬、農機具、こういうものが不足で、みすみす収穫のあるものを放任しなければならないという実情にあるのであります。この点からいたしまして、どうしてもこういうものにはただちに緊急措置をとつていただかなければならぬと思いますが、それに対するところの——農地局もおいでになりますが、この処置をどういうふうにしてやつておられるか、その点をひとつお尋ねいたします。
それに即応しまして、今農林省といたしましては、次の補正予算にそういう災害等を織り込みました一定の農薬等の整備をいたしたいという予算を組みまして、目下大蔵省と折衝中であります。そういうものがかりに認められますれば、今言われましたようなものがもつと、毎年々々の補正予算に要求しなくても適期に配給できる、こういうふうに実は考えておるわけであります。 —————————————
農産原価の二割を占める肥料や農薬も上るが、米価の値上げは簡単に期待しがたいから電気料金の改訂については高い政治的見地から善処されたいと述べています。清水工業の岡崎茂治氏は、旧案によつて試算してみると、実際の支払いは二倍以上となる。これでは承服しがたいから、電気事業経理はガラス張りとし、適正なる料金とされたい。公益委員は五人であるが人数が少い。元電気事業出身者の入つていることもよろしくない。
第二は、この指定病害虫の異常発生に備えまして、国は農薬を備蓄し、防除器具を備えつける。しかして、この農薬及び防除器具は、必要に応じて譲與、讓渡または貸付を行い、さらに防除を実施するものに補助金を交付する。 第三は、国は病害虫の発生予察事業を行い、都道府県はこれに協力する。
その三は農林大臣は病害虫の異状発生の緊急事態に備えて常時防除用機具を備え付け、又農薬を国みずから又は他の適当な機関に委託しまして備蓄して置いて、必要ある場合防除用機具を貸付け、農薬を譲渡又は讓與する等であります。第二に、防除体制を整備いたしまして、完全な防除を行う上に極めて必要なことでありますので、常時及び異状発生に対処して不断且つ臨機の備えを構えるため、次の措置をとることにしたのであります。
第一は、一般病害虫の中で広範囲に亘り急激に発生して、農作物に甚大な損害を及ぼす虞れのある病害虫を指定し、これら指定病害虫の異常発生時に備えて、国において農薬の備蓄及び防除機具の備付を行い、必要に応じ農薬の讓與、譲渡及び機具の貸付をなし得ることとなし、更に防除実施者に対して補助を行うことができることにしました。
即ちその第一は、一般病害虫の中で、稻のいもち病のように、その分布が広範囲に亘り急激に蔓延して農作物に甚だしい損害を及ぼす慮れのあるものを指定し、所定の防除計画に基いて防除を行なつた者に対し、農薬又は防除用機具の購入費を補助すると共に、これら指定病害虫の異常発生に備えて、国において常時農薬の備蓄及び防除用機具の備付を行い、必要に応じて農薬の譲與、讓渡又は防除機具の無償貸付を行うことができることとなし、
○東畑政府委員 現在政府が助成いたしまして、府県に農薬を貯蔵させる場合、その農薬が悪かつたために作物がだめになつた場合には、政府そのものが責任を負うわけであります。
○東畑政府委員 府県等に置きます農薬でありますが、国で買います農薬は、砒素剤とか、DDTとか、BHCとか、あるいは硫黄剤、これらはすべてその効果がすでにはつきりいたしまして、また製造会社、価格等もはつきりいたしまして取締りをいたしておるのでありますが、そういうような農薬がまた米麦等の病虫害に一番きく農薬でありますので、その点は現在の法規の実行を確実にいたしますれば、御心配のような結果にはならないと確信
○東畑政府委員 農薬等で不良品があるということは承知しております。現在政府といたしましては、農薬取締法という法律に基きまして、農薬検査所を設置いたしまして、新しい農薬ができました場合には、そこで防除等の検査もいたします。そうして農家の御迷惑にならないような農薬だけを登録いたしております。
四百四十五号は葉たばこの保管が適当でなかつた、保管といいますか、保管及び処理が適当でなかつたという問題でありまして、札幌地方專売局で二十二年度中に、農薬用のニコチン剤の原料としてバーレー種葉たばこを五十五万八千キログラムだけ収納いたしておりますが、そのバーレー種葉たばこのうち二十五万六千キログラムは喫煙原料に使用することにして、残りの三十万二千キログラムは農薬用のニコチン剤の原料として民間業者に売渡
四百四十五も御指摘になつておる通りのことでございまして、これは昭和二十二年度におきまして当時の食糧増産というような問題に竝行いたしまして、農薬用のニコチンを作るという問題があつたわけであります。
次の農林委員会の農薬取締法の一部を改正する法律案、これも全会一致でございます。運輸の分はまだ上つておりません。建設委員会の河川法の一部を改正する法律案は上つております。これは全会一致であります。それからそこに書いてございませんが、軽井沢国際親善文化観光都市建設法案、これはすでに上つております。これは共産党が反対でございます。
————————————— 三月三十日 農薬取締法の一部を改正する法律案(内閣提出 第一〇九号)(参議院送付) 同月三十一日 農漁業協同組合再建整備法案(内閣提出第一三 八号) 二月十九日 野洲州ダム建設附帯工事施行反対の請願(河原 伊三郎君紹介)(第七二二号) の審査を本委員会に付託された。
農薬取締法の一部を改正する法律案を議題といたします。なお念のために申し上げておきますが、本案はすでに予備審査をいたして参つたのでありますが、昨日参議院を通過、同日本付託と相なつておりますので、御承知おき願います。 これより質疑に入ります。野原正勝君。
○野原委員 農薬取締法の一部を改正する法律案は、すでに参議院の審査を経て本院に送付になつた議案であります。同時にまたその内容を審査いたしまするのに、従来の農薬取締法は、その内容においてはなはだ欠陷があつたのであります。すなわち十分な規格の制定がなかつたという点や、あるいはまた誇大なる宣伝あるいは虚偽の宣伝等に対する取締りの方法において欠陷があつた。
○千賀康治君 ただいま議題となりました、内閣提出、参議院送付、農薬取締法の一部を改正する法律案及び内閣提案、農漁業協同組合再建整備法案につきまして、農林委員会におきまする審議の経過並びに結果の大要を御報告申し上げます。 まず農薬取締法の一部を改正する法律案について御報告いたします。
農薬取締法の一部を改正する法律案、農漁業協同組合再建整備法案、右両案を一括して議題といたします。委員長の報告を求めます。農林委員長千賀康治君。 〔千賀康治君登壇〕
すなわち、内閣提出、農薬取締法の一部を改革する法律案、農漁業協同組合再建整備法案、右両案を一括して議題となし、この際委員長の報告を求め、その審議を進められんことを望みます。
○説明員(堀正侃君) 農業資材審議会は、昨年各種の審議会が整理統合されまして、その中に農薬部会と種苗部会と農機具部会が三つ包含されております。そのそれぞれの部会は言うまでもなく、農薬部会は農薬の取締法の運用をするものであり、種苗部会は農産種苗法による名称の登録、それから農機具部会は農機具検査基準の設定というふうな仕事をやつております。
○加賀操君 これは直接法案に関係ないのですが、農薬の取締をされて、いい農薬がでると思います。併しこの農薬を使いまする器具ですが、それによつて非常に効果が違つて来ると思いますし、経済的には全く非常な相違がでて参るのが常であります。
○説明員(堀正侃君) 農薬は御承知のように最近殆んど毎日のようにと言つてもいいくらい新らしい農楽の登録もございますし、又外国から非常にたくさんな有機的な農薬の輸入等もありまして、現在登録件数も非常に増加しておるような現状でございまして、現在の農薬検査所の人員や予算を以ては非常に窮屈な仕事しかできない状態にあります。
次に只今議題となりました農薬取締法の一部を改正する法律案の農林委員会における審査の経過並びに結果を御報告申上げます。 本改正法律案は、現行農薬取締法施行後の経験と事情の変化とに鑑み、現行法に大要次のような改正を加えんとするものでありまして、その第一は、低品位農薬の出現を防止すると共に、優良農薬を選択使用するの便益に資するため、新たに農薬の公定規格制度を設けること。
○議長(佐藤尚武君) 只今報告いたしました農薬取締法の一部を改正する法律案(内閣提出)をこの際日程に追加し、日程第二十四、農林漁業資金融通法案(内閣提出、衆議院送付)と一括して議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○説明員(井上菅次君) それでは今の御質問に対してお答えいたしたいと思いますが、硫酸ニコチンは、以前は百五十トン程度年間需要があつたのでありますが、戦後新らしいDDTとか、或いはRHC等の農薬も入つて参りまして、多少需要量につきましては減つて行く傾向があるのでありますが、大体年によつて、害虫の発生によりまして、はつきりした堅い数字があるわけではございません。
○説明員(井上菅次君) 農薬として使います場合には、それをいろいろな価格操作その他によりまして、申請いたしまして作るわけでございまして、やはり製造工場で作るわけであります。それでこれは、私は農林省でございますので、その実際の手続のことはわかりませんですが、恐らくそういうものに限定いたしまして、又それが横に流れないような取締は当然行われるものだ、こういうように考えております。
○清澤俊英君 ちよつと関連してお伺いしますが、この二項かに、「前項の規定による申請の際、その目的及びその收穫した葉たばこを原料として農薬を製造する者を明らかにしなければならない。」こうなつているので、この葉たばこを使つて作る薬品というようなものは、固定したものでないのですか。
次に、たばこ專売法の一部を改正する法律案におきましては、現行法運用の経験にかんがみまして、まず農薬用たばこは專売公社においてその收納を行わないこととし、右の措置に応じ取締り上適正な運用を定め、次に製造たばこに対する災害補償の規定を整備し、さらに製造たばこの包装の製造等を許可制といたそうとするものであります。