1988-10-28 第113回国会 衆議院 決算委員会 第8号
八〇年代、相互主義による二国間協定をすすめ米・イスラエル自由貿易協定、日米半導体協定、そしてGATTを無視して農産物協定をむすんだ。そのうえで、レーガンは、修正包括通商法に署名して保護主義への全面的転換に踏み切ってしまった。公正な貿易の名のもとに、報復と保護と規制のムチを振り上げた。
八〇年代、相互主義による二国間協定をすすめ米・イスラエル自由貿易協定、日米半導体協定、そしてGATTを無視して農産物協定をむすんだ。そのうえで、レーガンは、修正包括通商法に署名して保護主義への全面的転換に踏み切ってしまった。公正な貿易の名のもとに、報復と保護と規制のムチを振り上げた。
過去、戦後の国会承認条約と申しますか承認を得て締結をした条約のうち、発効後比較的短期間のうちに改正議定書等を締結した若干の例を申し上げますと、例えば米国との農産物協定というのがございます。これは一九五五年に締結されたものですが、八カ月で改正議定書の署名が行われています。また、米国との特殊核物質の賃貸借協定、これは一九五六年に締結されましたが、五カ月で改正の措置がとられております。
先ほどもお話がありましたけれども、十一月の米中間選挙を前にしまして再び火を噴くことが想定されますが、我が国とアメリカとの農産物協定は去る四月二十二日に期限が切れ、先般、落花生など輸入制限十二品目についてガットのパネル設置の要請が行われ、市場開放の圧力が高まっております。
それからもう一つは、ニューラウンドがいつ開かれるかということもまだはっきりしておりませんし、これは実は、昨年協定いたしました日米農産物協定が四年間の期限ということでございまして、それらとこのニューラウンドの期限が重なってくる場合に、交渉事で取り扱わなければならないものをニューラウンドに向けて国内であらかじめ政策を決定しておくということは、明らかにこれは外交交渉を不利にする要素もございますので、そういった
でありますので、これは我が国だけのみならず、日米農産物協定におきましての重要なる沖縄のパイン作の農家を、国家的においてでも守ってやらなければいかないのです。アメリカにしても基地の安定を期するのであれば、そういう面においても心を配らなければいかないと思うんです。でありますが、これが今、残存規制品目十三品目の中に入っておるということに対して、まだ決着がついておりません。
また、予算審議中に妥結した日米農産物協定による輸入拡大は、日本農業の危機を一層深くするものであります。 反対理由の第三は、深刻な財政危機によって国債費が予算の一八%以上を占め、政府の財政展望によってさえ昭和六十年度には財政危機の新たな段階を迎えるという最悪の事態にありながら、巨額の浪費構造を温存したまま、民間活力の発揮の名による新たな財界奉仕が企てられていることであります。
○国務大臣(安倍晋太郎君) 日米農産物協定が三月三十一日に切れるわけで、それまで事務当局間で話を続けて、何とか新しい協定を結ぼうということで努力を重ねたのですが、大きな開きがあってなかなか縮まらない。そういうことで期限も切れる。
先生いま御指摘ございました二つの農産物協定に基づきます米国政府勘定に積み立てられました円資金のうち、フルブライトに使用されましたのは約七億四千万円と八億円であったと記憶いたしております。
○林(大)政府委員 余剰農産物協定にも同様な規定があるわけでございまして、条文を申し上げますと、第一次協定に即して申し上げますと、第二次協定もほぼ同文でございますが、第六条の第一項の(6)のところに、「借款のその他の細目及び手続並びに借款の変更は、日本国政府とアメリカ合衆国政府又はその機関たるワシントン輸出入銀行との間で相互に合意するものとする。」という規定がございます。
三十一年ごろだと記憶いたしますが、農産物協定に基づきまして、アメリカの葉たばこをわが国に輸入しております。
○北島説明員 いわゆる米葉資金は、昭和三十一年、白米農産物協定から始まったものでございまして、日本がアメリカから輸入する農産物に対して、アメリカの輸出者に対してはアメリカの政府がドルで払う、それから日本の輸入者に対しては、これは円でもって日本銀行に特別勘定で積み立てていく、それでその金はアメリカの農産物の輸出促進のためにアメリカ政府が扱う、こんなふうになっておったわけであります。
米葉資金、正確には米葉市場開発資金というふうに呼ばれておりますが、昭和三十年に公布されました条約六号、いわゆる第一次日米農産物協定に基づいて供与されたことに端を発しております。 この種の資金の使用につきましては、なるべく当初から政府間の干渉を少なくして、効果的かつ能率的に運用するために、米国側並びに相手国との民間団体を通じて行なう方針がとられたのでございます。
MSA体制のことは、これは言うまでもなくアメリカの余剰農産物を、その当時の政府が余剰農産物協定をつくりながらそれに対応するような経済措置をやった。しかも、その中で相手のアメリカの考えの中心になっている思想は、きょうも内閣委員会にかかっていると思いますけれども、陸上自衛隊を十八万にするということなんです。
さあ、こうなってくると、これを廃止する意図というのは、余剰農産物協定のこの法案を廃止して、これまでやってきたことは絶対やりません、全部これはやめになるのです、御破算ですというなら私たちは賛成していい法案なんです、私はもともと余剰農産物のこれには反対をしておった立場ですから。しかし、アメリカとの間の協定は生きているのです、協定は。こちらの金をこっちに移す。
それじゃMSA余剰農産物協定のこれを廃止するという目的は一体どこにあるのですか。
この交換公文は、この農産物協定に基づく政府間の取りきめとして行なわれたものでございます。ただいま御質問がございました昭和三十五年の交換公文、これも性質的には、いま申し上げました使途を具体的に取りきめました交換公文と同じものであると解釈いたしております。したがいまして、その協定上の根拠と申しますのは、いま申し上げました第四条及び第六条の規定でございます。
これはこの農産物協定の構成全般をごらんいただきますとわかりますけれども、もともとアメリカの法律、農産物貿易の促進及び援助に関する一九五四年の法律というのがございまして、それを受けて、この協定は結ばれているわけでございます。その法律の中で、アメリカ政府が受け取った積み立て円貨、これはこれこれに使用するというアメリカの法律上の規定があるわけでございます。
○浅尾説明員 御承知のとおり、第一次農産物協定というものが、昭和三十年の六月二十五日に締結されました。それから越えまして、翌年の三十一年五月二十九日に第二次農産物協定が日米間で締結されたわけでございます。アメリカ側は、いわゆるPL四八〇という国内法によりまして、農産物を他国に輸出する場合の根拠規定がございまして、それに基づきまして、日本にも農産物を提供するというのが前提でございます。
○説明員(浅尾新一郎君) 日米合同委員会の任務は、協定にも書いてございますように、この協定の実施に関して両国政府の協議の場とするということでございまして、ただいま御指摘のこの地図作製は、農産物協定及び交換公文に基づくものであって、特に協定のほうはこれは国会の御承認を得ておる。
これらの予算は、今申し上げる交換文——これは余剰農産物協定に基づく米側使用円の使途変更に関する交換公文に基づいておるものでありまして、三十八年度——来年度におきましては、六十九面を、主として東海、関東地方について作成するという予定になっております。この経費につきましては、歳出予算同額が当省主管の歳入に入っておるということになっております。
○芳賀委員 そういうごまかし答弁じゃ納得できませんから具体的に申し上げますと、MSA農産物の協定のとき、余剰農産物協定の別途協定において脱脂粉乳が入ってきた昭和三十一年から三十四年までの四カ年間の実績を見ると、これは非常に不適格品が少ないのです。たとえば一番近い昭和三十四年の買い入れ数量が二万七百八十トンで、そのうち不適格品として払い下げたものが百六トンしかなかったのですね。
○有馬(輝)委員 次に、外務省にもう一ぺんお伺いしたいと思いますが、第一次、第二次の余剰農産物協定、これによりまして、返済については四十年間という工合になっておりますが、おもに電源開発、あるいは愛知用水公団、それから農地開発機械公団、森林開発公団、これらに使用されることになっておったと思うのでありますが、その使用状況について、おわかりの範囲でけっこうでございますからお聞かせをいただきたいと思います。
なお、私がただいまから質問しようとする焦点はガリオア・エロアの中で食糧について、あとの余剰農産物協定による受け入れの問題等と関連いたしまして、私たちはガリオア・エロアが債務でないという立場に立って現在まで論議を進めて参りましたので、やはりこの問題についてもそういう角度からお尋ねをいたしますので、十分お聞き取りをいただきたいと思います。
そこで私は農産物の性格について、この際お伺いをしたいと思いますが、その前に、三十五年五月の第一次並びに十月の第二次の、いわゆる余剰農産物協定、これはアメリカの国家資本を受け入れるという、そういった本質的な問題においては、ガリオア・エロアとちっとも変わらないと思うのであります。ただ受け入れる側の日本の情勢というものには大きな違いがあったことは、これは農林大臣も御承知の通りであります。
この点についてはあとでまた触れさせていただきますが、さらにこの余剰農産物協定に伴うところの援助の受け入れというものがガリオア・エロアとどういう点で違っておったか。ガリオア・エロアで受け入れた食糧、これとこの余剰農産物協定によって受け入れられたものとの違い、性格的な違いについて大臣の方からお聞かせをいただきたいと思います。
このことは昭和三十五年五月の一次並びに十二月の二次にわたって成立した余剰農産物協定が、日本国内の大豊作にもかかわらず、国内生産の農産物価格を不当に低く押えつけたこととも同断であります。