1947-09-22 第1回国会 参議院 農林委員会 第16号
農地開發營團は昭和十六年當時における主要食糧農産物の需給状況に鑑みまして、食糧需給の強化を圖るため大規模な農地の造成及び改正良事業を計畫的に遂行いたす目的を以ちまして、農地開發法に基いて設立され、資本金三千萬圓、内政府出資千五百萬圓の國家代行機關であります。
農地開發營團は昭和十六年當時における主要食糧農産物の需給状況に鑑みまして、食糧需給の強化を圖るため大規模な農地の造成及び改正良事業を計畫的に遂行いたす目的を以ちまして、農地開發法に基いて設立され、資本金三千萬圓、内政府出資千五百萬圓の國家代行機關であります。
今の經営形態で餘剰労力はある、又土地を得られない人も農村にある、これらの人の労力を十分に活用して、農産物の加工のみならず、進んで原料を得てこれを製品にして他に売る。大きく言えば日本における労働力を商品として、これを海外の市場に出す。
それが多角經営を可能ならしめるゆえんであり、又将来そういつた機械化農業といつたものをも可能ならしめるゆえんであり、又更に農村工業化といつたようなことで、農産物の加工その他農村に適当な工業を盛んにいたしまして、その人工をそこに配分して行くということも可能ならしめるゆえんかとも存ずるのであります。
今日食糧事情が深刻となつてまいりました原因は、朝鮮、滿州等からの輸入がなくなりましたことのほか、わが國内部における農業事情においても、戰争による主要食糧の不足を契機といたしまして、主要農産物の重點的生産の強行、主要食糧供出の強化に伴つて、かえつて行きづまりに逢著し、一方一般經濟の衰退による資材及び畜力の不足等によりまして、農業生産に脆弱化の一途をたどり、その上敗戰による經濟及び民心の變化によりまして
○平野國務大臣 重要肥料業統制法及び日本輸出農産物株式會社法はこれを廢止する、この法律案に關しまして、提案の理由を申し上げます。 昭和二十二年法律第五十四號、私的獨占の禁止及び公正取引の確保に關する法律の制定の趣意に從いまして、重要肥料業統制法及び輸出農産物株式會社法を廢止することが適當と認められるのであります。これが本案を提出する理由であります。
たとえば昭和九年、十年、十一年當時の物價體系が、その當時農産物價と他の物價との均整がはたして保たれておつたかどうかということについては私ども意見があります。たとえば勞働賃金の加算の問題、あるいは御承知のごとく肥料を買う場合におきましては、肥料代金をわれわれは調べている。しかるに農民は推肥、厩肥等の肥料を使つても肥料代金としてもらつておらない。
それから農村工業の範圍でありまするが、第十條……本來農村工業と申しますれば、固より農産物の加工或いは副業的なもの、或いは全然そういうことには關係なく、寧ろ農村の勞力を利用するという意味における、例えば時計を作つたり、自轉車を作つたり、そういう材料は他から得るところの工業がございます。
○藤野繁雄君 今囘の農業協同組合法は農産物の生産の増進ということに主力を置いて作成されたということであるのであります。從つてもしそうであるとしたならば、事業の場合においても主力の點を先に書いて行かなくちやできないのじやないか。
これは例えば假りの例でありまするが、農産物を集めて、「みかん」の罐詰を集めてアメリカへ輸出する連合會ができるとします。その場合に集荷のための資金というものが要るわけでありますが、そういうものは組合としても實際の必要があると思います。そういうことは事業をやる組合がやつて何ら差支ない、こういう半面解釋ができて來る規定であります。
しかしながら私がこれから説明いたします農村工業は、農産物を原料とする加工業、そういう狹い意味に申し上げたいのでありますが、この農村工業を實際やろうといたします場合に、既存法に相當觸れる點があるようであります。そういう場合に政府としましてはこれを改廢する意思があるかどうか。もう一つは農村工業というものを實際やらんとする場合、これを保護する意思があるかどうかということが考えられるのであります。
蒜山原元陸軍演習場返還に關する陳情書 (第二七七號) 農業技術指導農場整備に關する陳情書 (第 二八四號) 榮養週期栽培農法採用に關する陳情書外七件 (第二八八號) 自作農創設特別措置法の一部改正に關する陳情 書 (第二九一號) 農地買収價格改訂に關する陳情書 (第二九二號) 地方競馬法改正に關する陳情書 (第二九三號) 大麥と米の二毛作による食糧大増産の陳情書 (第二九四 號) 農産物適正價格
第十四、食糧事務所、これは昭和十六年勅令第六十三號食糧管理局官制、農林省令第四十號主要食糧検査令の規定によりまして、全國に四十六設立せられたものでありまして、その職務権限とするところは、第一、米麥等主要食糧農産物の買入賣渡等需給調整に關する事務、第二、主食の検査であります。
すでに本年ではすべての農産物の價格も上り、また家畜の價格も、あるいは蠶絲類の價格も非常な高騰を見ておるのであります。そういう結果この共濟制度につきましてもまた根本的にかえていかなければならぬ時期になつておるのであります。この協同組合に「農業上の災害又はその他の災害の共濟に關する施設」ということが第十條に書いてありますがこれはどの程度にお考えになつておるか。
次にお尋ねいたしたいのは、災害保險に對して消費者にもこれを負擔せしむることは、われわれもそういう理想をもつておるのでありますが、農産物價の高騰に伴いまして、國庫がどれだけの保險に對する負擔をなし得る力があるか、國庫負擔はどういうふうにお考えになつておられるか。
それからこの際農林大臣にこれに關連してお伺いしたいと思いますが、農産物供出後における値上り差益金というものは、今のところではメーカーであるとかその他の人々が自由勝手に取扱われておつて、農家に還元されるという金はきわめて少いのであります。
こういう点から考えますと、いろいろ農産物の價格の問題も考えなければならぬのでありますが、この点は時間の関係上省略をいたします。 次に農業藥剤のことでありますが、(「簡單々々」と呼ぶ者あり)簡單に質問をいたします。病虫害によりまして非常な被害を受けて減少を來しておることは、皆さん御承知の通りであります。ところが、この病虫害を予防駆除するための農業藥剤が非常に不足しておるのであります。
○和田國務大臣 これはむしろ政府委員から答辯させた方が適當かと思いますが、指定生産資材、指定配給物資を言うのでありまして、臨時物資需給調整法の主管大臣は臨時物資需給調整法の中にはつきり書いてあつたように記憶しておりますが、それぞれの所管大臣、たとえば生産資材は商工大臣、農産物は農林大臣というように記憶しております。
第三は、農業會が現に行なつておりまする行政上の事務、即ち農産物の供出督勵、或いは指導、或いは報奨物資の配給、生産の調査指導、こういうふうな國家行政の部面を擔當しておる事項が少くないと思うのでありますが、今後においてはこれに對して政府の現在ある機構を以てしては頗るこの實施の徹底が困難だと思いますが、それに對する對策如何。
併し何年か後、具體的には五年ぐらい後にはそのことを覺悟して、今から日本農村を編成しなければならん、こういうことはあらゆる機會においてしばしば申上げておるのでありますが、私がその恐慌ということを考えました契機は、安い農産物が世界から日本へ流れて來て、そのために日本の農産物が好むと好まざるに拘わらず非常に低位な價格に押し詰められる、こういう場面を想像いたしまして農業恐慌とかように考えたのでありまして、從
これは大事なことでありまして、徒らにそういうことを言つておる向きもありますが、來るということ、これは外國から食糧が盛んに輸入されて、そうして我が國の農産物を壓迫する。こういうふうな氣持で言つておる人が多いようであります。ところがこれがそんなに澤山入つて來て、農産物の價格に影響することのないことは、これは明らかなことだと思います。
それから農産物の値上り差益金の營團等の取得については、ただいまここに正確な數字を持つておりません。これはこの前よく詳細なる説明をいたすことにしておつたはずでございますので、適當なる係官の方から詳細に調べた上御報告をいたしたいと思います。 次に農業生産調整法が本委員會に相談せずして、新聞に發表されたのは不届きではないか、これはこの間の委員會において、私の所信を明確に申し上げておいたのであります。
農産物の繭の加工し、利潤を目的としない、營利を目的としない、組合員の利益増進のために、組合員の農産業改善發達のために、利潤を追わず營利を追わず、組合員の利益のためのみに精進しておる産業組合が、今日現に發達してまいつておるのでありますから、この姿が協同組合という新しい法制によつて、これから出直しをして將來なつたときはよろしい。
しかしながら現在の状況として、結局農産物の加工等おのずから他の世話にならずしてやれるものは別でありますが、たとえば時計をつくつたりなんかします場合に資材という問題がでてくる。そういう方面からおのずから認められ、かつ資材の割當を受けたものでなければ動きがとれない、こういうわけであります。しかし農村工業そのものに許可制度ああるとか、あるいは指定制度ああるとかいうわけではございません。
○藤澤政府委員 それは農産物を約一千八百萬ドルくらい、水産物を一千八百萬ドル、その他茶も入れて二千二百萬ドルくらいと見ております。そうしますと、生絲、絹織物を加えた繊維全體を五千五百萬ドル、そのうち生絲が四千五百萬ドルと見ております。
的場、北兩委員から農産物中味取引に關する緊急質問をしたいというのですが、これを許すに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
その點に對する大臣の見解をお伺いしたいことが一つと、第二は從來までの土地改革の實施というものが極めて不徹底でありまして、農村にはまだ地主の勢力が殘存して、或いは一町歩耕作地主として殘存したり、或いは三町歩所有の地主的な富農として、或いは山林、原野、牧草地の所有者として、中農や貧農が壓迫されて、而も現在の不合理な供出の制度や、同時に又最近パリテイ・システムに依つて計算されつつある農産物價格におきましても
併し若し我が國が新らしく再建國家として發足して行こうという場合におきましては、世界的な貿易水準にまで我が國の農産物價格が引下げられない限り、日本の工業全體の發展はあり得ないと信じておる次第であります。
○國務大臣(平野力三君) 將來日本の農産物が世界の農産物の價格の水準とどういう關係を保つであろうかという問題は、實際にこれを頭に描きますことは、相當これは困難な問題と思うのであります。
そこで、昨日も御注文いたしたように、或る農家が、附近の方の融通するというような細かいものは別としまて、全國的に普及されておるような品種で、而も我が國の農産物の上に相當程度の影響を與えるような品種或いは種苗につきましては、この種苗の生産者以外に、新しくできる農業協同組合なり、或いは市町村の技術員なりが、全體の結果というものを報告するような處置を併せて講ぜられることが、どうしても必要だと思うのであります
それから私の縣だけではないと思いますが、「大麻の栽培禁止の問題」、これは直接の關係はない、GHQとの關係はありますが、これに對する經過なり、今後の見通しを一つ、重要な輸出農産物になる關係がありますので、この席で御發表を願いたいと思います。
先程申しました不意の拔取檢査をやりましても、それは數が少いので、檢査を受ける品種には非常な良い物を出しておいて、後は他から掻き集めて來た種を市販に廻わすというようなことも行われると思ますので、私は今後日本が農産物、或いはその加工品などを海外へ輸出する等においても、責任のある立場をとるために、發芽その他その結果等については、個人なんぞは面倒でありますけれども、その市町村の今の農業會、又新らしくは協同組合
○羽生三七君 ちよつとお尋ねしたいと思うのですが、一つは、この提案説明にある、つまり優秀な新品種、新系統の種苗の育成を推進するためその育成者の名譽を推賞し、その利益を擁護するように、これらの育成者に何らかの方法を講ずるようになつておりますが、固より新品種を發見したり、優良な種苗によつて農産物に貢獻するということは非常によいことでありますので、これを保護助成するようなことは固より當然でありますが、曾て
貿易再開後においてわが國の農業は、海外から少からざる影響を受け、また依然として農業の生産性が低位なままに止まりますならば、農産物の相體的高價によつて經濟全般を支持する上に困難を來すことが豫想せられるのであります。
それは農産物の値上り差益金はどう處分されておるか、どう扱われておるかということであつたのであります。米だけでも、昨年度の米の値上り差益金は少くとも一億數千萬圓に達しておるはずであります。その他の雜穀あるいは繭等を合しますならば、實に莫大なる金額になるのであります。
○平野國務大臣 提案の理由のときにも申し上げましたように、農業協同組合法をつくりまして、日本農業の農業協同化をはかり、生産力を高揚いたしまして、將來外國の農産物が日本に對して相當安い價格のもとに襲い來る場合がありましても、日本農業がこれに對して十分對抗できるだけの基礎を確立したい。かように考えておるのでございます。
また農林省におきましては、農林省獨自の立場において、あるいは植林なりあるいは開墾なりあるいは農産物の被害等を唯一の材料といたしまして勝手な御要求をなしておられるようであります。で、この問題の解決は最も急速を要するものでありまして、あるいは安定本部長官がどう言うたとか、あるいは大藏大臣の方で承認をしなかつたというようなわけで、この問題の歸趨に迷う點が多いのであります。