1951-03-31 第10回国会 参議院 本会議 第35号
又債券を発行して預金部にこれを引受けさせますと、地方金融、又こういう中小企業、農漁村金融を圧迫するようになつて、中小企業金融、農漁村金融と大企業金融との調整、これが私は適正を欠いて行くと思うのです。そういう点について、そういうことにならないようにするという、又ならないようになるという規定はないのであります。こういう意味でこの予算案に賛成できないのであります。
又債券を発行して預金部にこれを引受けさせますと、地方金融、又こういう中小企業、農漁村金融を圧迫するようになつて、中小企業金融、農漁村金融と大企業金融との調整、これが私は適正を欠いて行くと思うのです。そういう点について、そういうことにならないようにするという、又ならないようになるという規定はないのであります。こういう意味でこの予算案に賛成できないのであります。
○木村禧八郎君 金融の面について、成るほど政府は農漁村金融について六十億ですか、予算を取られることになつております。あれは前に預金部から出ていたのが出なくなつたのでその代りにやつたと思います。
さらに、この際融資力三百億ぐらいを有する農山漁村復興金融機関を設置して、すみやかに農漁村金融の行詰まりを打開し、農漁民をして増産に専念せしむべきであると思う。 第四点といたしまして、今日三千万農民共通の悲願は、粒々辛苦による農産物の價格決定に際して農民の正当なる主張を貫徹し得るように、生産者を主体とする價格決定機関をすみやかに設置してもらいたいということであります。
別のところにおきまして、特に中小企業及び農漁村金融の円滑化には格別の措置を講じたいと述べておられます。本日の議場においても、そういう答弁があつたのでありますが、これは当然の処置と思うのであるが、一昨日予算委員会で、大藏大臣は、米價を引上げたから、現在農村に対する金融措置は考えていないと答弁されているのであります、これはどうしたことでありますか。施政方針演説とまつたく相反しておるのである。
而もこれについては今全体的に農漁村金融をどうするか。それは短期、中期並びに長期資金等を交えてどうするかという研究立案を進めさしておりますから、その一環として今研究中であります。
これらはしかし全体的な財政金融とにらみ合せなければならぬ問題でありますけれども、何かそこに農漁村金融方面に対して処置する必要がある、かように考えておる次第であります。一、二の例をもつてお答えいたします。
特に中小企業及び農漁村金融の円滑化については格別の措置を講じたいと考えておる次第でございます。面してこのような金融政策が運賃の増発を招來せしめないためには、手形制度の活用等、信用取引を発達助長せしむると共に、貯蓄の増強に一段の工夫と努力とを必要といたすことは申すまでもないのであります。
(拍手)特に中小企業及び農漁村金融の円滑化については格別の措置を講じたいと存じております。しかして、このような金融政策が通貨の増発を招來せしめないためには、手形制度の活用等信用取引を発達助長せしめるとともに、貯蓄の増強に一段のくふうと努力を必要といたすことは、申すまでもありません。