1992-02-27 第123回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
若い人が育ってくる、新しい担い手をつくろうという前に、現在の担い手が少なくなってしまうということではこれまた農業荒廃ということに非常に急速になってしまうわけですから、このようなことについてもひとつ考えていきたいものだと思っております。時間がありませんので、このお答えは結構です。一応こういう問題提起だけさせていただくにとどめたいと思います。
若い人が育ってくる、新しい担い手をつくろうという前に、現在の担い手が少なくなってしまうということではこれまた農業荒廃ということに非常に急速になってしまうわけですから、このようなことについてもひとつ考えていきたいものだと思っております。時間がありませんので、このお答えは結構です。一応こういう問題提起だけさせていただくにとどめたいと思います。
この農業荒廃を推し進めるものが今回の牛肉・オレンジの自由化でありますが、大臣はどう受けとめておられるか、もう一度聞かせてください。
(拍手) ただでさえ魅力を失った農業に、さらに生産意欲を奪い、日本農業荒廃への道を歩ませていいのでしょうか。一たん休耕や転作をすれば回復はむずかしい。麦作一つ例をとってみても、三十五年当時に戻ろうとしても種がない。種を育てる育種家がない。二千の品種が必要というのに十分の一にも満たない。大豆やカンショや畜産も同じく条件がそろっていません。
農業予算についても、食糧自給度の向上と農業再建に対する対策を欠き、逆に世界の食糧事情から見て、かえって高くつき、しかも、できもしない海外食糧依存の体制を強め、依然として減反政策を継続し、農業予算の伸びが予算全体の伸びを下回っていることでもわかるように、国家百年の大計を誤る農業荒廃促進予算であり、特に、農用地確保の名目で農用地開発公団を設置することとしてみたり、他方でまた三十万ヘクタールの農地の転用を
農業予算についても、食糧の自給度の向上と農業再建に対する対策を欠き、逆に世界の食糧事情から見て、かえって高くつき、しかも、できもしない海外食糧依存の体制を強め、依然として減反政策を継続し、農業予算の伸びが予算全体の伸びを下回っていることでもわかりますように、国家百年の大計を誤る農業荒廃促進予算であり、特に農用地確保の名目で農用地開発公団を設置することとしてみたり、他方で三十万ヘクタールの農地の転用を
農業荒廃、国土荒廃のおそれが多分にある。このように実は心配されてならないわけでございます。したがって、この際ひとつ政府としては、画期的に自作農創設資金を増される御用意があるかどうか、農林省並びに大蔵省にお伺いをいたしたいと思うのでございます。
そうでないと、農業荒廃、国土荒廃、こういうことにどうもなるおそれが多分にございます。なるべく早くひとつおやりを願いたい。御用意のほどを両省からお伺いをいたしたいと思います。