2021-05-27 第204回国会 参議院 農林水産委員会 第14号
やはりこの農林中金、この農業系金融機関の特殊性というところで扱いも特別な扱いになっているということがよく分かると思います。 そういう中で、単位農協の信用事業の在り方について、規制改革推進会議等から、これまた信用事業見直しの提案を幾度となく受けているところであります。
やはりこの農林中金、この農業系金融機関の特殊性というところで扱いも特別な扱いになっているということがよく分かると思います。 そういう中で、単位農協の信用事業の在り方について、規制改革推進会議等から、これまた信用事業見直しの提案を幾度となく受けているところであります。
これは農業への金融のリスクというよりは、農業系金融機関の持っている金利リスクですね、正確に言うと。 実は先日、財務金融委員会の方でもお話しさせていただいたんですが、アベノミクスが成功しますと長期金利が間違いなく上がってまいりまして、財務省の想定でも二%ぐらい上がっちゃうということになるという予測なわけですね。
農業系金融機関は、現在、貸出先や運用、貯貸率の低さという構造的な課題を抱えております。しかし、単位農協の赤字は信用事業によるものではなく、営農指導等の他の事業によるものであります。その意味で、単位農協の経営上の問題は、金融システムの課題というよりも、むしろすぐれて農業、農協のあり方に根差すものだと考えます。
話があちこち行きましたが、そこで農林大臣、恐縮ですが、さっき言いましたが、農業系金融機関、これ、やらざるを得ないのですよ。それで、住専だけじゃなくて、新聞にも出ていたでしょう、元日の読売新聞に。住専以外のノンバンクにも五兆円の融資がある、そのうちの二兆円が既に倒産または再建中、まだその先どうなるかわからぬ、それ以外にもあるかもしれない。
特に農業系金融機関などは、現在この準備預金制度の適用がないわけですね。そういうものは当面広げておいておかなければ困るのではないか。 それから、いま準備預金にしても最高限度一〇%ですね、これをもうちょっと引き上げてくれなければいけないのではないか、そういうことを考えて御質問しておるわけです。
ところが、実際農業系金融なんかで非常に貸し出しが多くなって、最近の数字は私も知りませんけれども、昨年の引き締めが行なわれた九月からことしの三月まででも、農業系金融機関の貸し出し増加額は三千五百億をこえている状況です。