1980-04-17 第91回国会 衆議院 農林水産委員会 第20号
そういう角度から言うと、今度の三法のねらい方は、じりじりと農業全体を本当にボリュームをつけていくという政策ではなくて、農業撤退作戦の一つにつながるというおそれが多分にあると私には思われる節もあるのです。
そういう角度から言うと、今度の三法のねらい方は、じりじりと農業全体を本当にボリュームをつけていくという政策ではなくて、農業撤退作戦の一つにつながるというおそれが多分にあると私には思われる節もあるのです。
そういう意味で、一つの提案をしたわけですが、そういったことを十分検討していただく、そうして何か脱皮できるような方法を考えるということをしなければ、結局いまのままでいけば、全然期持できないというようなことで、まさに日本の農業撤退大作戦が始まったと言えるようになってくると思うのです。
生産者米価は二年据え置き、その他農産物の価格も可能なだけ据え置く、農地法は改正して農民の階層分解を促進します等々、農政は大規模な農業撤退作戦の展開を行なっておるというよりほか言いようがありません。従来から財界には日本農業不要論がありましたが、それが政府の方針になりつつあると言っても差しつかえありません。総理の所信を伺いたいのであります。