1948-11-20 第3回国会 衆議院 本会議 第17号
第一点は、農業金融の根本を考えて、政府は農業復興金庫等のような、根本的な金融機構を確立する意思がないかというようなお話でありました。
第一点は、農業金融の根本を考えて、政府は農業復興金庫等のような、根本的な金融機構を確立する意思がないかというようなお話でありました。
從つてわれわれは今まで、農業復興金庫等、別に金融機関を設置いたしまして、急速に災害その他の土地改良等に要する資金なり、また補助の面の増額を要求してまいりましたが、政府ははたしてこの方面に対しまして、いかなる考えを持つておられるか、以上耕地関係については、南海地震等を中心にいたしまして質問する次第であります。
これは非常に暫定的な措置でありましたが、尚十分効果を挙げたとは申しかねるかも知れませんが、農業手形の制度を実施いたし、更に農業復興金庫等につきましても、実は農林者の案を今閣議で検討中でありまして、幸い成案ができますれば、この案によつて、今農業の、再生産の上で一番緊急な問題の一つでありまする農業金融を根本的に処理して参りたい、こういうようなつもりであります。
しかしこれは先ほど申しましたような農業会の解体、協同組合の完全なる機能の確立をせざる状態、及び特に農村課税における影響等が重なつた際にとつた方法でありまして、恒久的な金融としては、すでに御承知のように原始産業でありまする農業、あるいは水産、あるいは林業等を含めました農業復興金庫等の処置を考えまして、これを政府は立案して目下檢討中でありまして、この制度があるいは農業復興金庫という名前で発足をいたしますか
從いまして、ただいま緊急に何らか処置をしたらどうかというお話でございますが、先ほどお答えをいたしましたように、農業復興金庫等の処理によつて、基本的な金融を考えますと同時に、その案ができまするまでのつなぎとして、適当な方法を考えたいと思つております。
併しながらこれらの金融額を以ていたしましては、到底十分でありませんので、政府におきましては、この根本対策といたしまして、特に原始産業でありまする農業、水産、林業等につきまする農業復興金庫等の措置を取りたいと思いまして、その具体案を鋭意考究中であります。以上お答えを申上げます。(拍手) —————・—————
さらに第二の方法といたしましては、目下政府において農業復興金庫等諸種の立案を急がせまして、適当にこれを実施したいと考えておるわけであります。さらにその他の方法によりまして、農村の金融の逼迫については、できるだけの処置を講ずるつもりであります。なおこれらのことにつきましては、いずれ適当な機会に私から発表いたします。