1976-05-18 第77回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
いまの御質問は、そういうこともしなくて、いわば恐らくは経営主である御主人と並んで主婦が入れないかというような御質問だと思いますけれども、そうなりますと、これは経営主だけが入れる、例外として後継者が任意加入できますけれども、経営主が入りまして経営の若返りということを目的としている政策年金から非常に離れまして、農業従事者一般に対して何か年金的な措置ができないかというようなことになるわけでございます。
いまの御質問は、そういうこともしなくて、いわば恐らくは経営主である御主人と並んで主婦が入れないかというような御質問だと思いますけれども、そうなりますと、これは経営主だけが入れる、例外として後継者が任意加入できますけれども、経営主が入りまして経営の若返りということを目的としている政策年金から非常に離れまして、農業従事者一般に対して何か年金的な措置ができないかというようなことになるわけでございます。
その辺ははなはだちょっと申しわけないんでございますが、数字の点ではちょっといまございませんけれども、大体やはり御承知のとおり農業従事者一般が高年齢化しておりますので、逆ピラミッドの形をしておるので、大体このかっこうというものが現在やはり農業者の従事している状態ではなかろうかというふうに考えられます。
また、実質的に農業経営主である主婦については、夫から農地の使用収益権の設定を受けることによりまして年金に加入できる道がすでに開かれておることは御承知のとおりでございますが、農業従事者一般を本制度の加入対象とすることは、この制度の性格から見てきわめて困難であるというふうに考えるわけでございますが、しかし、最近、女子の労働というものがわが国の農業におきましては非常に役割りが高くなってきておりますので、そうした
農業従事者一般を本制度の加入対象とすることは、この制度の性格からきわめて困難であると考えるわけでありますが、しかし最近における農業就業動向から見まして、農業生産における女子の役割りが高まってきておるという実情も十分承知をいたしておりますので、農業に従事する婦女子の老後保障問題の重要性にもかんがみまして、遺族年金等の問題をも含めて今後研究の課題といたしたいと思っております。
一般的にこれを理解をいたしますと、農業従事者一般について農業者年金の加入を認めたらどうかという議論にまでなるわけでございます。