1951-02-20 第10回国会 衆議院 農林委員会 第10号
少くとも農業当局は、この問題について、この法律が真に日本農村の将来に影響する大きな意味を持つておるということをお考えになるならば、もう少しがむしやらな勇気をお振い立てになつて——他省との御折衝の過程において、落ちつくところにおちついて行くならばこれまたやむを得ないでしよう。しかし当初から原局が今藤田さんのお話のようでは、なかなか問題の解決がつかぬのじやないかと私は思います。
少くとも農業当局は、この問題について、この法律が真に日本農村の将来に影響する大きな意味を持つておるということをお考えになるならば、もう少しがむしやらな勇気をお振い立てになつて——他省との御折衝の過程において、落ちつくところにおちついて行くならばこれまたやむを得ないでしよう。しかし当初から原局が今藤田さんのお話のようでは、なかなか問題の解決がつかぬのじやないかと私は思います。
だからこうした点につきましてどうか農業当局は一段の、こういうものじや國民は決して満足しないということを根本に置かれまして、強くもう少し外の施策の下に関係方面とも強く折衝して頂きたいということを一應要請いたしますと同時に、当委員会といたしましてはすでに前國会以來この問題に対しては議に議を重ねておるのでありますから、そうした点について國会或いは委員会自体も関係方面にこういうような改善要点じや駄目だということで
以下改良の方向として、われわれが農業当局にまず希望いたしたいのは、日本の農村と土と家と人間が一体となつて協同体制を確立していく。こういう方向に向つて強力に推進されんことを望みます。第二はこの改良局の設置によつて約六千五百人くらいの技術員が地方廳に採用されると思いますが、今までの技術員の執務その他に関しては、質問に申し上げた通り、遺憾の点がきわめて多い。
さりながら、本案を修正可決いたしますについて、農業当局にわれわれが嚴重に要望いたしたい一点が存在しておるのであります。 第一点、日本農政の將來は、いわゆるエジプト米の輸入によつてすでに端的に立証されておりまするがごとく、ポンド圏地域との交易によつてすでに世界農業の一環としてこれを構想し、かつ施策しなければならぬ段階に到着しておるのであります。