次に、農業対策予算についてお尋ねします。 昨年からの予算審議で、政府から、TPP関連予算はTPPがなくても必要な予算であるとの見解が示されています。税金の使い方の説明として、納税者を小ばかにしていると言わざるを得ません。 しかし一方で、今後のアメリカとの農業交渉の行方は極めて不透明であります。今後の農業対策予算のあり方についてどう考えているのか、お答えください。
韓国の場合は、FTAの農業対策の関係で十年間に百十九兆ウォン、八兆三千三百億円の農業対策予算を計上しているんですよ。十年間で八兆三千三百億円。農産物の出荷量が日本は大体三・一倍ですから、そういうことを考えると、これは単純に三倍にすることはできませんけれども、三、八、二十四でしょう、二十五兆円ぐらいになるわけですね。
そういう中で、関係省庁がいろいろレクチャー用の資料として示すものを見ると、例えば、日本より先にアメリカとFTAをまとめた韓国がこの十年間で総額九兆円の農業対策予算を投入した、こんなことが書かれていて、日本と韓国の農業産出規模を比較すると日本が三倍程度だから、要するに、それをあわせて想像していくと三十兆円ぐらいの農業予算がこの先TPP対策として必要ですよ、こういうことをレクチャー資料として示している。
自治体の負担も重くて、肥前町では昨年度の農業対策予算三億二千万円のうちから二億円、六二・五%も返済に充てているという事態です。 それで、私ここに写真を持ってまいりましたけれども、この事業そのものは非常にいい事業なんですよね。それで、うまくいったところはこういうふうにお茶畑に変わったりしているのですね。
これでは現状における国民のニーズに応じるものとは到底言えず、「人にやさしい政治」とはかけ離れたものであり、ガット・ウルグアイ・ラウンド合意に基づく農業対策予算などとともに、従来型のばらまき予算そのものであると言わざるを得ません。 これらを総じて平成七年度政府予算案は文字どおり無責任予算と断ぜざるを得ず、反対するものであります。
次に、ウルグアイ・ラウンド国内農業対策予算の取り扱いについてでありますが、御指摘の真水という言葉は必ずしも定義がはっきりしない概念でありますが、いずれにいたしましても、今回の対策はウルグアイ・ラウンド合意に対応する六カ年の新しい事業であり、従来の農林水産予算に支障を来さないよう配慮することといたしておるところでございます。
この場合に、じゃ今回の農業対策予算、ラウンド対策というのが何でそれと同じような位置づけにならないのか。それをする責任が我々は与野党ともにあるんじゃないか。そして、今の大臣のお話の中で、別枠じゃないというお言葉がありました。それと従来の農業予算に支障を来さないというのがどういう関係があるのか、一般の人は理解できないですよ。理解してみると言われても、これは難しい。理解できない。
次に、ウルグアイ・ラウンド合意を踏まえた農業対策予算についてお尋ねがございました。 ウルグアイ・ラウンドの農業協定の実施に伴う農業施策につきましては、その影響を最小限度に食いとめ二十一世紀に向けた農業構造の早期実現を図るため、昨年暮れに閣議了解されました基本方針に沿って農政審議会において御議論をいただいておるところでございます。
(拍手) あなた方は、国内農業対策、予算措置で何とかなるとしていますが、一度離れた農業者の気持ちは決してもとには戻りません。総理、農水大臣、それでもあなた方は心の痛みを感じませんか。(拍手)政治家として恥ずかしくありませんか。明らかにしてください。 総理、これまでの減反政策で、多くの農業者が生産意欲を奪われ、かけがえのない農地を荒廃させてきました。