1973-04-03 第71回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
農業近代化資金制度は、昭和三十六年に制定された農業近代化資金助成法に基づき、農業者等に対する長期低利資金の融通を円滑にするため、主として農業協同組合系統資金の活用をはかりつつ、運用されてきておりますが、現在その融資残高はおおよそ四千七百億円にのぼっており、農業者等の資本装備の高度化及び経営の近代化の推進に大きく寄与しているところであります。
農業近代化資金制度は、昭和三十六年に制定された農業近代化資金助成法に基づき、農業者等に対する長期低利資金の融通を円滑にするため、主として農業協同組合系統資金の活用をはかりつつ、運用されてきておりますが、現在その融資残高はおおよそ四千七百億円にのぼっており、農業者等の資本装備の高度化及び経営の近代化の推進に大きく寄与しているところであります。
それからもう一点は、御承知のように農民は非常に信用度が低い、こういう点でせっかく農協に集まりましてもなかなか農民には貸せないという問題がありますので、そういう点から将来の問題としては、農業協同組合系統資金が十分農民に還元される方向に系統が充実されることが必要であろうと思いますけれども、現在の段階ではなかなかそこまで参りませんから、とにかく政府でもこれに対して援助をしよう、こういうことで三十六年度から
よって政府は、農業金融制度一般を拡充改善することは勿論であるが、特に農業協同組合系統資金の積極的活用を図るため、本制度金融については昭和三十七年度より左の各項に関し所要の措置を講ずべきである。 記 一 系統農業協同組合の整備合理化を促進し、特に単協自体における貸出態勢の強化と貸出金利の低下を図ること。
よつて政府は、農業金融制度一般を拡充改善することは勿論であるが、特に農業協同組合系統資金の積極的活用を図るため、本制度金融についても速かに左の各項に関し所要の措置を講ずべきである。 記 一、系統農業協同組合の整備合理化を促進し、特に単協自体における貸出態勢の強化と貸出金利の低下を図ること。
また、施設資金にかかる債務の保証については、現在農業協同組合系統資金に相当な余裕金があり、また一方農家の側には農業経営改善のための各種固定施設に対して多大の資金の需要があるのであるが、リスクその他の理由から、これらの需要に対し、系統資金の融通に円滑を欠く場合が少くなく、かかる際における資金の融通を円滑にするため、都道府県が系統融資の債務保証を行う制度を設けることが適切であると考えられるためであるとされております
されていた補助事業のうち、その技術がある程度の普及度を示し、補助金交付の対象とする理由が希薄となってきている反面、なお若干の技術上の危険が残り、直ちに一般営農資金による農家の自主的な実施にゆだねる段階には達しない農業改良事業に対して、都道府県が無利子の資金の貸付を行うもので、補助事業と並んでもう一つの新しい奨励制度を確立いたそうとするものであるとともに、農業経営の改善上必要な農業施設に対して農業協同組合系統資金
されていた補助事業のうち、その技術がある程度の普及度を示し補助金交付の対象とする理由が稀薄となってきている反面、なお若干の技術上の危険が残り、直ちに一般営農資金による農家の自主的な実施にゆだねる段階には達しない農業改良事業に対して、都道府県が無利子の資金の貸付を行うもので、補助事業と並んでもう一つの新しい奨励制度を確立いたそうとするものであるとともに、農業経営の改善上必要な農業施設に対して農業協同組合系統資金