1947-08-21 第1回国会 参議院 水産委員会水産関係法令整備のための小委員会 第2号
殊に最近系統機関である中央水産業会なり、或いは各道府縣水産業会なり、又はその下部組織であるところの漁業会なりが、丁度この農業協同組合法と殆ど同じ行き方である漁業協同組合法の施行と同時に、急角度に一大轉換しなければならんということがまあ予想されるわけでありますが、これも亦いろいろな都合で、漁業法の改正法案と共に今議会に縣けられないというような情ない状態であります。
殊に最近系統機関である中央水産業会なり、或いは各道府縣水産業会なり、又はその下部組織であるところの漁業会なりが、丁度この農業協同組合法と殆ど同じ行き方である漁業協同組合法の施行と同時に、急角度に一大轉換しなければならんということがまあ予想されるわけでありますが、これも亦いろいろな都合で、漁業法の改正法案と共に今議会に縣けられないというような情ない状態であります。
然るに農業協同組合は今議会に提案を見たので、水産業としても、協同組合法の提案を見ないというのは、どういう所に難点があつて、政府が提案せられないのでしようか。木下委員長その間の事情を御承知と思いますから、この機会に率直に、提案できないといふ理由をこの委員会で話して頂きたいと思います。
そうしましていつまで經つても家の農業經営の實權を、働き盛りの者に任せないということになりますと、非常に家にごたごたが起きるように思います。ある時期に家事審判所なり、あるいはその他農村協同組合なり、あるいは農地委員會なりというものが關連をして、相當な時には推定相續人の中から家庭を相續すべき者をきめていく。指定をきせてしまうという必要があるのではなかろうかと思います。
それは農業資産相續特例法案に關する問題であります。これによりますと、指定相續人の中からだれを相續人にするかは、被相續人、つまり父が自由にできることになつております。
○石井委員 農業資産相續特例法案は今上程になつておるのであります。そこで先ほど言つた指定、父が自分の子供の中から指定することができるんですが、今度出た法案では、いつでもこれを自由に取消せることになつておる。そこで親父さんが、子供たちの中で気に入つた者を指定する。また今度取消して次のにする。
罹災都市借地借家臨時処理法の一部 を改正する法律案(衆議院送付) ○皇族の身分を離れた者及び皇族とな つた者の戸籍に関する法律案(内閣 送付) ○家事審判法案(内閣送付) ○函館市に札幌高等檢察廳支部設置に 関する陳情(第百四十号) ○法曹一元制度の実現に関する陳情 (第百四十五号) ○裁判官及びその他の裁判所職員の分 限に関する法律案(内閣提出) ○裁判所予備金に関する法律案(内閣 提出) ○農業資産相続特例法案
さようなことに相なつてまいりますと、これは金融機關に對して國民の間こ不要の危惧を抱くということがあり得るのでありまして、たとえば農業會とか市街地信用組合とかいうものにおいては、相當の部分の資本金がなくなる。しかしながら資本金がなくなつても、再建整備法の建前でまいりますれば、それは第二組合をつくる。
第五十七條第一項に規定する金融機關、地方農業會、市街地信用組合その他のものでありますが、この農業會、漁業會の當然會員と申しますか、この當然會員は、たとえ出資の全額をもつて損失を負擔いたしたとしても、その會員たる地位を失わないと考えられるのであります。この規定はいわゆる出資する方の任意會員の方のことだけを規定するものでありますか、それを一應お聽きしたいと思います。
殊に只今開拓委員會というものをお拵えになるということでありますが、その委員會の構成等につきましては、ひとり農業關係者ばかりでなしに、林業は勿論、砂防等に經驗のある土木關係、勿論畜産或いは水産等に至るまでですね、相當の專門家を加えて、公正な決定をするような組織をして頂きたいのであります。
これは無論農業者ばかりでなく、あらゆる開拓に對する諸般の關係者の總意が盛られたものでなくちやならん、かように存じております。同時にこれは現在縣及び中央にはあるのでありますが、町村にもこの開拓委員會なるものができまして、中央地方を通ずる委員會であることは當然であります。
付託事件 ○農地調整法の改正に關する陳情(第 一號) ○物價是正及び肥料、作業衣、ゴム底 足袋配給に關する陳情(第十號) ○農業保險法の改正に關する陳情(第 十三號) ○農業復興運動に關する陳情(第十四 號) ○水利組合費賦課に關する陳情(第二 十二號) ○食料配給公團法案(内閣送付) ○油糧配給公團法案(内閣送付) ○農業會の農業技術者給與國庫補助に 關する陳情(第四十六號) ○農業會
從つて同じ高等學校の名前の中でも、實業教育、あるいは商業とか、工業とか、あるいは農業とかいうような重さのおきどころが違いますと、まだ正式に名前が決定されておるわけではありませんけれども、大體工業高等學校とか、あるいは商業高等學校、農業高等學校というものもでき得るわけであります。それに、もし職業的教育というようなものを一層完成させるためには、専攻科を置くというようなこともできるようになつております。
○農林大臣(平野力三君) 私はこの安い世界の食糧品が日本の農業を襲うという想定に對しては、一應考えておるのでありますが、これがすぐ來るとは考えておらんのであります。で、何年ぐらいに來るかということを測定することは、非常に困難でありますので、責任のある年限はこれは申しておらんのでありますけれども、少なくとも二年なり三年なりの間に來るということは考えられない。
○國務大臣(平野力三君) 誠に重要なる御質問でありますが、この點私もいろいろ檢討を加えておるのでありますが、私の考え方といたしましては、將來安い農産物が來れば、安い農産物を買つて日本の農業は然るべくやるというようなことには反對であります。
付託事件 ○農地調整法の改正に關する陳情(第 一號) ○物價是正及び肥料、作業衣、ゴム底 足袋配給に關する陳情(第十號) ○農業保險法の改正に關する陳情(第 十三號) ○農業復興運動に關する陳情(第十四 號) ○水利組合費賦課に關する陳情(第二 十二號) ○食料品配給公團法案(内閣送付) ○油糧配給公團法案(内閣送付) ○農業會の農業技術者給與國庫補助に 關する陳情(第四十六號) ○農業會
また他面では、農業復興會議が救援米醵出の運動を展開しつつあるという状況でございますし、漸次政府は各地域においても國民運動の必要を説いて、諸地域でかような運動が展開せられることを期待しているという状況であります。
それから二は、農機具、肥料等農業生産用品の購入資金等は地方の農業會等から必要に應じ一般の方法により融通すること。當該農業會等が右の融通資金に不足するときは、農林中央金庫から資金の供給をすることとし、農林中央金庫が資金に不足するときは、日本銀行において資金の斡旋または供給を考慮すること。三は、罹災者の生活必要物資購入のため、一人千圓一世帶五千圓の範圍内において第一封鎖資金からの自由支拂を認めること。
この單作地滯が特別の農業經濟の條件のもとにあるにかかわらず、現在まで當局のこれに對する諸施策というものはほとんど見るべきものがなかつたのであります。その地滯が今囘今私どもから申し上げておるような異常な慘害を受けました。惡い上にもより一層悪い經濟條件の中に追い込まれておるわけであります。從つて本年度の供米對策にあたりまして、この單作地滯に對する特別の御配慮を願わなければならないわけであります。
今囘農林省におきましては、農業保險に關しましては、單に農業者がこれを負擔するのではなしに、消費者階級がむしろこの農業の災害に對しては、その一半を負うべきものであるという考え方から、農業保險については米一石に對して何がしかの金をとつて、それらの資金をもつて農業災害に充てるというような考え方をしておるのであります。
ゆえにその地力を根本といたしまして勘案し、いかにして地力を維持せんか、その方法としてあるいは縁肥あり、あるいは堆肥あり、あるいは化学肥料を考え、畜産を獎励し、また深耕を考え、客土を行う等、ありとあらゆる手段方法を考え、多角的な農業経営こそが初めて生産が増強するゆえんであると、かように考えるのでありますが、肥料は少しもなくて行届いておらない。
現在の食糧危機は、敗戰による領土の喪失と、海外引揚による人口の急激なる増加に加えて戰時中の掠奪農業による生産力の破壊とが、絶対量不足の動かすべからざる原因となつておるのでございますが、しかし、これを緩和すべくとられた終戰以來の政治の貧困もその原因であることは、疑う余地のないところでございます。
すなわち、当面する麦・馬鈴薯の買上げを初め、國内の食糧の総合的活用につき、積極果断なる措置をとることはよいけれども、一歩を誤ると、農業者が次の生産に対し、生産意欲を阻害し、あるいはまた供出について惡い感情をもつ結果になるおそれがありまするから、かようなことにならぬように十分注意をせなければならぬのであります。
これも相當關係が深いのですが、今囘の水害とは直接關係ないにしろ、皆樣の御注意を喚起しておきたいのでありますが、山形縣の野川、赤川、朝日川、この三つの川で一方において電力を起すと同時に、山を治め而も農業に潅漑するという河水統制事業というのを相當知事は熱心に考えていたようでございますが、こういう點につきましても、今後これはまだ直ちにどうということはございません。
今の北海道のお話はそういつたような、いずれなりとも、そういつた上で一つあらゆる角度から檢討すればいいので、そうでないのはただ座談になりますから、一つ決算委員會から申込んで來るのを待つて徐ろに活動するのか、豫め決算委員會を成立させて置いて、そうして内容調査の委託を受けて正規の權限を以て建設員の審議、竝びに建設省の内容、それらの農業との關係等々を政府の方、その他から、上からも下からも、あらゆる角度から聽
○町村敬貴君 建設省の問題でありますが、私はこの國土委員のいろいろ性格から考えまして、いろいろな面に關係しておるのでありますけれども、私ども農業方面からいろいろ考えまするというと、この農業に關係する限りは、やはりこれは一つの方に纏めて行きませんと、從來ややもするというと、縣において多くの農業の關係は内務省關係がやつておつた、それから實際は農林省の仕事であるにも拘わらず、北海道の如きはやはりいろいろ北海道
應急融資の第二の問題は、農機具その他の物資の流れましたものに對しまする補充に必要なる經費、あるいは流失しました田畑に對する代作のために必要なる肥料、あるいは被害を受けました農家の秋肥の配給に必要なる肥料、また病蟲害防除のために特に配給します農業藥劑に對する必要なる經費、代作用の種子の補充に必要なる經費、あるいは木材木炭の流失を受けたるものの再生産に必要なる所要の經費、これらの經費を何らかの方法で特別融通
○角田幸吉君 そうするとそれだけでは、一つの判例であるとか、常識であるとかいうものがまとまらぬうちは、農業と農業外のことは明瞭になつてこないと考えられます。たとえば一段歩畑をつくつておりまして、炭燒をしておつたという場合には、これは農業になりましようか、なりませんかというようなことが問題にならうと考えます。また繰返しますが、夫がからだが弱いために村役場の書記をしている。
○奧野政府委員 この點はいずれ農業資産相續特例法の審議の際に農林省等から説明があると思いますが、特例法案では、農業とは、耕作、養畜または養蠶の業務、これに附隨する業務を含んだものを農業ということにして、全體の規定ができているのであります。
○奧野政府委員 相續法は一般すべての人に關する規定で、農業資産だけについては、特別法でこの特例を設けるというやり方をいたしたわけであります。しかして農業資産の相續の特例に關する法律案は、すでに皆さんのお手もとに行つておるかと考えますが、要するに農業資産は分割しないことにして、必ず一人に承繼せしむることにいたしたのであります。
大體私は最近においてこの拂下問題をめぐつて、農業會のインチキ性と申しますか、農業會の行動には多くの疑惑をもつております。眞面目な農業會もありますが、きわめて不良な農業會のあることを私は承知しております。ある農業會のごときは幹部が農業會に穴をあけてしまつて、なんとかその穴埋めをせんがために拂下運動をする者がある。それがために私は非常に警戒しておつた。
○加藤委員長 木村君、その各地農業會の代表者は直接的には關係がないように思われますので、山形縣農業會の會長が證言されればそれで十分でないかと思いますから、この點はどうかと思いますが御承知を願えますか。それからさらに明禮君の提議されました直接間島君から手紙を見せられて、さらにこれを上田事務官に渡されたという井上事務官を證人として出頭を願うという御提議でありますが、これをいかが取計らいますか。
しかもこの問題は、一山形縣の農業會の問題ではございませんよ。全國の農業會の連中が私のところに來て、相談した。その後も私に對してこれから先も不服を言うてきた者はありません。しかし私のやつたことが成功しなかつたことはおわびいたします。けれども、私が歸つてきてからは、それを成功さすべく努力するところの地位を私は奪われております。そのためにできなかつた。それ以外に私は追究されることはない。
○奧野政府委員 農業資産については、お説のような新しい法案を作ることになつておありますが、その他の相続財産につきましては、現在のところそういう計畫をいたしていないのでありまして、大體においてやはり分割を禁止する。
先般もこの點についていろいろと質問があり、さらに政府委員からお答えがあつたのでございますが、今般別に農業資産相続特例法というものがおそらく法律案として出されることと思うのでありますが、この収支均分制にいたしました結果、不都合を生ずることは必ずしも農村のみではございません。
われわれもどちらに強く陳情したり、あるいは意見を述べたり、發言したりすべきものか、はつきりわからないのですが、噂では狩獵法の獵期及び獵具に對しまして、大きな改革がただ政令をもつて行われるという噂が、世の中に擴がつている事實も、そうらしいのですが、その前に今月一ぱいに内務省が廢止せられて、機構の大改革があるのでございますが、しかし機構改革とは別に、この獵期という問題は、わが國の食糧問題確保、あるいは農業
その意味において、食糧増産の根本的な問題といたしましてはいろいろあるでありましようが、私は何といつても農業經營の中に畜産を入れて、地方を維持増進をして、そうして農業經營の高度化をはかる、こういうところに根本の基礎をおかなければ、食糧の増産は不可能であると考えるのであります。
○松澤(一)委員 飼料の問題は日本の將來の農業經營に重大な關係をもつ基本となるものでありまして、この點がわれわれと非常に食違つている點でありますが、一體日本の農業經營の上で飼料の當然對象となるべき家畜の飼育につきまして、家畜にこういう公團までつくつて、そうして特殊な今までの業者等を保護するような政策の上に立つて、飼料を配給しなければならぬものかどうか、今日日本の食糧事情が緊迫を告げている現在、二宮尊徳
○平野國務大臣 このことはしばしばあらゆる機會において、私の所見を發表いたしておるのでありますが、日本農業の將來というものが有畜機械化農業、こういう點に目標をおいておる。
それから農業會にありましては、一萬九百七十八組合があるのでありまするが、その中三分の一というものは資本金を喪失することに相成るのであります、無盡會社にありましては五十七會社の中三分の二程度さようなものに相成るのであります。市街地信用組合にありましては、三百十一組合の中これ又三分の二程度がさようなものに豫想されるのであります。生命保險會社は殆んと大部分が資本金を喪失いたします。
なお災害地に必要でありますところの農業用薬剤といたしまして、銅製剤十トン、砒酸鉛三トン、除虫菊乳剤二トン、生石灰五十トン、これもすぐ手配をいたしまして、手配済みであります。現在電氣資材、木材機具、これらの資材に関しまして目下手配中であることを御了承願いたいと思うのであります。
○奧野政府委員 憲法の要請に基いて、庶子均分相續をとることにいたしたのでありますが、それでは日本のさなきだに零細な農地が、さらに再分割され、さらにまた相續があると、それをまたさらに再分割するということになつては、結局農業の經營ができなくなつて、日本の農業というものが破滅することを防ぐために、農地についてただいま御指摘のように、農業資産の相続に關する特例を設けて、言いかえれば農業資産は一人に相續せしめて
社會の經濟活動における單位としての家というものがなくなり、從つて農業の場合にはフランス流の家産制度とかいつたようなものを特別に立法して、農業なり、あるいは商工業なり繼續する上において、財産的基礎を確立しておく必要があると思いますが、この相續制なり、遺留分制度なりの適用から見ると、その逆をいくような結果になる、さいわいにして農業資産相續については、特例を認めようとする立法があるようでありますが、これはひとり