1996-06-10 第136回国会 参議院 本会議 第25号
全く密室で、しかも母体行、農林系金融機関等の当事者間の責任のなすり合いの結果、突如として六千八百五十億円の財政資金投入が決定されたのでありますが、この数字に理論的根拠があろうはずもなく、今回の住専処理策はその第一歩において誤りがあったと言わざるを得ません。
全く密室で、しかも母体行、農林系金融機関等の当事者間の責任のなすり合いの結果、突如として六千八百五十億円の財政資金投入が決定されたのでありますが、この数字に理論的根拠があろうはずもなく、今回の住専処理策はその第一歩において誤りがあったと言わざるを得ません。
その中で、住専につきましては、母体行や農林系金融機関等の関係者に対し、問題解決のために早急に合意を図るよう、強く要請をいたしました。しかしながら、住専に関係する金融機関は極めて多数で、利害関係も錯綜しているため、協議は進展いたしませんでした。