1951-06-02 第10回国会 衆議院 水産委員会 第39号
どうしてもただいま実施になつておりまする農林漁業資金融通制度、あの程度くらいな、またあの中に盛られております御趣旨の資金が供給される必要があるのではないか。そういう買上げと担保貸付の両者があつて、そうして相当の金額がここに準備され、それによつて漁業権証券が資金化して行きまするならば、相当のところまで行くであろう、かように私たち考えてみたのでございます。
どうしてもただいま実施になつておりまする農林漁業資金融通制度、あの程度くらいな、またあの中に盛られております御趣旨の資金が供給される必要があるのではないか。そういう買上げと担保貸付の両者があつて、そうして相当の金額がここに準備され、それによつて漁業権証券が資金化して行きまするならば、相当のところまで行くであろう、かように私たち考えてみたのでございます。
率直に申せば、たとえば財政規模の縮小、資本蓄積のための税法の改正、緊要物資輸入基金の創設、農林漁業資金融通制度の設定、結核対策費、育英費、義務教育促進費等の多少の増額はこれであります。しかしながら、この窮迫した潮流の中にあつて、その程度のものは、單なる宣伝か、お茶を濁す程度の申訳にすぎない。選挙前の一千億汀減税の看板の類にすぎないのであります。