1949-04-02 第5回国会 衆議院 水産委員会 第4号
今後水産に関する設備資金をいかなる方法によつて融資せらるる御意向であるか、また復興金融金庫等が実質上機能を失うといたしました場合に、原始産業の復興と振興のために、農林漁業復興金庫等の特殊の金融機関を設置せらるる計画を持つておらるるかどうか、まずこの点から伺いたいと思います。
今後水産に関する設備資金をいかなる方法によつて融資せらるる御意向であるか、また復興金融金庫等が実質上機能を失うといたしました場合に、原始産業の復興と振興のために、農林漁業復興金庫等の特殊の金融機関を設置せらるる計画を持つておらるるかどうか、まずこの点から伺いたいと思います。
それと同時に、政府は強力なる農林漁業復興金庫を創設いたしまして、現在資金難にあえいでおる農村金融問題に対しましては政府みずからの責佐において速急に解決すべきであるということを、これまた強く主張いたしたいのであります。
恒久の対策につきましては、農林漁業復興金庫の問題もあります。また漁業保障制度の問題、保險制度の問題、漁業手形の問題もあります。これらはぜひとも恒久策として確立いたしたいと考えております。
我々としては現在農林中金を通じましての、系統金融を通じましての資金の融通という途が一つあるわけでございますが、これの外に更に又農林、漁業復興金庫というか、特別な金庫をできればこれを作つて参りまして、特に漁業の問題では、固定設備に非常な金がかかる、船を造るにいたしましても、網を手に入れるにいたしましても、相当の金がかかるわけでありますからして、これは一般の地方銀行では到底融通できない問題であります。
農林漁業復興金庫を設置するということでいろいろやつておりましたが、金庫を設置するという形においては、これはできませんでした。何らか別り形におきまして問題を解決いたしたいというので、せつかく政府の各関連しております方面、すなわち安定本部、それから大藏省の責任者と協力いたしまして、問題の解決への推進をはかつでおるような次第であります。