1947-08-19 第1回国会 衆議院 本会議 第26号
このように盡すべき一切の手段を講じた上で、わが國の食糧危機の実態とか、消費者の実情なりを農村に向つて公表し、農民の救國的精神に訴え、物心両面により國内食糧の総合的供給がなされるようにしなければならないと存ずる次第であります。 かくして、一粒でも多くの食糧を供出することに全力を傾注して、初めてわれわれは連合國の好意ある輸入食糧の放出を懇請することができるのであります。
このように盡すべき一切の手段を講じた上で、わが國の食糧危機の実態とか、消費者の実情なりを農村に向つて公表し、農民の救國的精神に訴え、物心両面により國内食糧の総合的供給がなされるようにしなければならないと存ずる次第であります。 かくして、一粒でも多くの食糧を供出することに全力を傾注して、初めてわれわれは連合國の好意ある輸入食糧の放出を懇請することができるのであります。
この平野君が在野党時代に書かれました書物や、あるいは雜誌や新聞で演説の論評を見まして、まことに私は好意をもつて迎えておつたのであります、さいわいに同君が農相に就任されましたので、これは必ずや農村に明るいところの幸が傳えられてくるであらう、國民大衆は大いに満足するであろう、こう思つておつたのであります。
その第一は、都市と農村と常に相反目する対立的な感情をなくしなければなりません。
これらは非常に縣内の農村としての、常に被害を受けている河川沿いの村落と、何等被害を受けていないところの村落とは、自然に政治關係といいますか。非常に意見の相違がある。その結果中央におるところの土木局長が、河川については無關心であつた。從つて今囘の災害を招くような事情に立ち至つたというような感じもしたのであります。
未だにその工事が完成していないということ、それから鐵道工事におきまして工事が非常に杜撰であるということ、一つの例を申上げますると、東北線が、迫川という川に懸つておりますその鐵橋は、川の半分が鐵橋でありまして、その半分がいわゆる石贔でありまして、堤防の上にあるというような工合で、川を半分堰き切つておるという結果になるのでありまして、その結果豪雨の場合には非常なる増水を來たしまして、そうしてその近所の農村
つておるのであつて、教育内容を民主化するというようなことを國家が財政的にこれを負擔することがこれが恰かも國家主義であるというふうな考えが非常な間違いであつて、且又私立學校、私立教育というものを國家が財政的によしんは負擔するからといつて、これを否定するという思想でも何でもないのであつて、石炭さえも國管をしなければならんという思想はとこから生れたか、七十幾つの都市が殆んど灰燼に歸し、鹿兒島の垂水のごときは農村
一部分他の人が触れましたが、端的に言うと、農村では農地改革が行われておりますけれども、市街地の土地改革は進んでいない。それで土地は投機の対象となつておるばかりであつて、実際これをどう有用に使うかということになれば、いろいろな反対物にぶつかる。例えば公共團体がそこで働く人々のための住宅を造ろうと思つても、土地がない。燒野原は一面にあるけれども、土地はない。こういうことになつております。
東京都の戰災地の掘立小屋の焼トタンによる建物、又近縣における農村の物置小屋、或いは馬小屋、その他が戰災者、疎開者によつて利用されております。又六疊か八疊の間借をしておる者、これらはいずれも混雑を極めて住んでおります。甚だしきに至つては家族が数多で、折重つてやすまなければやすまれぬというような状態を聞いておるのでございます。これらを考えますれば、炭鉱の青年たちばかりではないと思います。
また農村だけにつきまして、農村の農業財産について、農業家産法を制定して、實施しておる國もあるようであります。また農村の財産に限りまして、一子相續制度をとつておる國もあるようであります。わが國におきましては、從來家督相續制度、すなわち獨占相續制度が相續法の中心になつてまいつたのでありましたが、これは憲法二十四條の至上命令として改正Lなければならなくなつたのであります。
出たあとの農村はどうなるか、私がおそれたのはそこです。憂國の至情が私はそこから湧いた。だから農林大臣に待つていただきたいと言つたのです。閣議でそういうような決定は待つていただきたいと言つた。その代りにぼくの方にはこういう手があるからそれでやつてみたい。そういう手があるのならばそれでやりたまえ。そういうわけでみんなに了解を得てあの手續をした。私はその點について何ら私心がありません。
私は僻陬の農村あたりにおきましては、比較的郵便局長の信用というようなものによつて、多少信頼感がある面もあるかと思いますけれども、普通の町村におきましては、およそ郵便局長を信任して郵便局に貯金を預けるとか、あるいはまた郵便切手をそこから安心して買うというような問題ではなくして、たいていの場合は郵便局長がだれであるかというようなことを知らない場合が多いのであります。
先般もこの點についていろいろと質問があり、さらに政府委員からお答えがあつたのでございますが、今般別に農業資産相続特例法というものがおそらく法律案として出されることと思うのでありますが、この収支均分制にいたしました結果、不都合を生ずることは必ずしも農村のみではございません。
○中村(俊)委員 系譜、祭具及び墳墓の相続に關してお尋ねいたしますが、改正法によりますと、これすら放棄ができるようになつておるのでございますが、特に農村、漁村、いわゆる都會以外のところでは、系譜であるとか佛壇であるとか、墓であるとか、そういうものに對する執著は、われわれのとうてい想像できないほど濃厚なものであります。
○永井委員 農村恐慌がいつ來かというようなことは、これはだれもわからない問題でありますが、期間的な見透しは明確につかむことはできないといたしましても、現在のやうな零細農業經營においては、近く農村恐慌が來るであろうということは、大體豫想し得らるるところでありまして、これに對處しますためには、どうしても家畜というものを入れて、そうして協同組合によるところの農村加工業の中心に、これをおいていかなければならないと
畜産加工を北海道の興農公社で一元的にやつておるが、これを町村協同組合の方に移して、農村工業の發達を促進する。そういう方向に切替えになられるお考えがあるか。
それでほんとうにこれをやるつもりであれば、今できますところの農村協同組合に結びつけてやつていただきたいと思うのであります。今の公團法というものは、農家自體の經濟團體である農村協同組合、これらをまつたく骨抜きにするものであると思いますが、これらの觀點はいかがでございましようか、伺います。
そういうふうなごく小さい災害、これは都市と農村とで大分非常災害という觀念が違つてくると思います。そういうものと、大きいのを豫想いたしますれば、これはほとんど豫想もできぬような——先日も委員の方から指摘がございましたが、豫想もできないような大きい災害も考えられるわけでございます。
事實はあつたかどうかしりませんが、さつき栃木縣の問題が出ましたから御參考までに申し上げますが、とにかく農村とか鑛山へ衣料その他をまわしたいということは、火がつくように一日でも一刻でも早くという事情にあつたことを御了承願います。
○石橋證人 ちよつと記憶がはつきりしませんが、栃木縣の問題の場合は、何かそのときにその物資をまた農村だか鑛山へ至急にまわさなければならぬという問題があつたときじやないのですか。そうするとそれは正式の手續を踏んでおるかどうかしりませんが、われわれとしてはそのものを目がけて、それをどこかの農村へまわしたいという目的をもつておつたことは事實です。
都会において相当教養の高い方々ばかり御覽になつておられる方であれば、そうはお考にならないかも知れませんが、地方農村あたりにおける性道徳の頽廃と申しましようか、性道徳の低劣なることは、実に思半ばに過ぎるものがあります。
固より私は農村における実情に立脚して考えたいと思うのでありますが、先ず最初に当り、該問題に関して私のたまたま行いました輿論調査の概要を申上げてみたいと思うのであります。 調査地域といたしましては、私の住む所は純農村でありますが、この村の内の三部落及び隣接町の一部を含む約一里四方であります。
漁場を經營する場合においても、ただ經營の民主化でなくて――今まで統制されておつた漁業のみを勝手に放すことでなくて、今まで經營しておつた經營面の社會化ということを、農村當局は十分考えていつてもらわぬと、勞働行政はお留守になつてしまう。これはあとの話にしておきます。質問を終ります
ただ實は先般の東北の災害につききして、ただいま齋藤委員からお述べになりましたような意味の御意見なりあるいは陳情等も私どもは受けておつたのでありますが、農村に参りますと、一緒に住む假設の共同住宅では、これは何にもならぬ、避難所でも何にもならぬ、家が壊れたり、倒れたりしてしまつたのだから、その家を何とかして建ててくれないか、こういうふうなお話を受けたのであります。
農村あるいは都市の場合等いろいろございますが、農村等においてもたとえば稲作をしているときに非常な災害が起きて、たんばに苗が植えられなくなつたという場合には、その種代を出してやるというようなことで、苗が植えられればそれでいいというふうなことなどをいたしております。
私は農村の供出の殘りの米をば吸い上げて、これを消費者に公平に派給するということに對しては反對するものではありません。しかしながらそれを吸い上げて、それが消費者の負擔になるということに對しましては、わが日本社會黨は斷固として反對せざるを得ないのであります。
あわてふためいて、農村の農地問題改革の反対のことに——ここに自由党は、終始封建勢力であるところの農民勢力と……(発言する者多く、議場騒然)文句があつたらいつでも來い。(「その通りだ」と呼び、その他発言する者多し)われわれはかかる立場に立つて、まず農地改革の問題について、供出問題を考えて意見を申し上げたいと思うのであります。 〔発言する者多く、議場騒然〕
農村に対する政策は、農村の大衆の側から見ますと、政府はわれわれをだますか、しからずんば、われわれを嚴罰でもつて威す。將來はだまされまい、あるいは嚴罰におじまいというような声が相当盛んであります。私どもは、この供出の問題に対しましては、政治をする者が眞に農村を理解し、農村を同情ある眼をもつてながめて、施策を行わなければならないと思うのであります。
○佐竹新市君 農村の負担におきまして……(発言する者多く、聽取不能)かような反動勢力が、いつでも……(発言する者多し)われわれは、この問題に対しましては…… 〔離席する者、発言する者多く、議場騒然〕
抑々供米の事たる農村出身の故に事情通を以て自ら任じあられる先生は東北單作地方及從來政府の公約不履行等については熟知せられある筈に候。 殊に屡々申上げたる通り嚴寒積雪丈餘の僻村に於ける供米の搬出費(橇に依る)(市街地の雖も)勞賃は政府が實情を無視して定めたる費用の數倍に要し居候。
そういうふうに報奬物資がきておらないようなわけで、農村が怒つてやるのもむりもない。ぼくの方でもやろう。栃木は今のようにすかをくつた。それじや仕方がないから京都の方をやろうというので、京都の手配をしたのであります。ところが私はその報奬物資と供出米との關係で選擧區へ歸るのが一週間遲れた。實は尻がうずうずしている。けれども一事な食糧だから、何とかして微力ながら解決したいという私の氣持からかけ歩いた。
さらにもう一つは、本年一千二百億の貯金目標を安定本部できめられて、その目標に向つて進むのだという御説明でありましたが、最近私たちの農村方面におきましても、貯蓄心が非常に低下しておる。これにつきまして逓信省といたしましてはどういう具體策をもつて、この低下しておるところの國民に對して貯蓄心を旺盛ならしめるかということを伺いたい。
それからまた一反の田がわずかに八百圓、これも農村は、ばかにされておる。農村問題は農村部内にあらずして、農村以外の階級のものであるということを知らないから、貧弱なる農村を相鬪わしめておる。一反の田が今だつたら靴一足にも足らない、三分一足しか買えない。かようなばかげ切つた法律をつくるようになるのであります。かような重大なることは、去年の議會でも何ら審議されませんでした。
○政府委員(小坂善太郎君) 田口さんの御質問に對してお答え申しますが、いろいろとまあ現在の農村の心理について非常に深い御洞察から出た御意見と拜聽いたします。私どもも實は農村出身でありまして、今のおおせの點はよく選擧區に歸りまして聞くのであります。
この點は先程の委員の御意見と少し違いますが、私が直接農村方面に伺つていろいろと現實に農家の方々の意見を聞きますれば、我々がいろいろとインフレの問題を説いて、貯蓄の奬勵の趣旨を話しましても、その理窟はよく分るのであります。