1978-03-23 第84回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
○久保亘君 今回、さらに五ヵ年の延長を提案されておりますいわゆるマル寒、マル南資金制度は、私はこれは農家金融としてとらえるよりは、むしろ農業振興政策そのものとしてとらえなければならない問題であると考えております。
○久保亘君 今回、さらに五ヵ年の延長を提案されておりますいわゆるマル寒、マル南資金制度は、私はこれは農家金融としてとらえるよりは、むしろ農業振興政策そのものとしてとらえなければならない問題であると考えております。
最後の第四点の問題といたしまして、そういったことで系統金融組織における機能の変化とそれへの対応ということで、大体現在やり得る範囲のことはやったわけでございますが、先ほど湊先生の最初の御質問にございましたように、系統組織のあり方、すなわちこのように農家経済自体が変わってくる、あるいは農家金融をめぐる諸条件が変わってきた中において、いまの組織のあり方自体がこのままでいいかという問題がございます。
ですから私は、そういう意味がなくなった、こういう金融の法律をここへ残しておいて、銀行のワクを広げますというと、勢い農家金融が銀行のほうへ吸収されていくという問題が出てくるわけです。農業者には魅力がない、六分五厘というもので借りても十五年だ、魅力がない。借りる者には、もっと安いものが出てきておる。三分五厘も出てくるし、四分五厘も五分五厘も出てくる。
そこであなは開拓者の経済水準とか、それから今も議論している構造改善資金とか、それから一般農家金融の金利の実情から見て、三分五厘が適当か、五分五厘を五厘引き下げて五分が適当か、どっちが適当と思いますか。
今回の災害による農家收入の激減は、逼迫化しつつある農家金融にさらに不利條件を加重し、本縣における被害地農家の農業生産及び生計資金のはなはだしい枯渇を予想せられることになつたのであります。從つてこれが打開のために、明年上半期までに関する資金として、大約左記により処置するよう計画しましたので、これが実現のできるように御配意をいただきたいと存じます。