1986-11-20 第107回国会 参議院 日本国有鉄道改革に関する特別委員会 第5号
その状況を踏まえながら、国鉄というものが多様な輸送機関の発達に伴う輸送機構の変化に対応し切れず今日の破局的な状況を招いたわけであります。
その状況を踏まえながら、国鉄というものが多様な輸送機関の発達に伴う輸送機構の変化に対応し切れず今日の破局的な状況を招いたわけであります。
これは、ドイツの税制から考えられたもので、アウトバーンを走る車に負担を求めて、国鉄その他の大量輸送機構に移そうという問題から発想が一部きたわけです。いずれにしましても、この問題は営自の問題、それから一般財源問題がございます。これは、法律的には一般財源です。四分の三は国に入りまして、四分の一は地方に行きます。地方は特定財源ですが、四分の三は法律上一般財源になっています。
○二宮文造君 沖繩には鉄道はございませんし、長年の大量輸送機構ということで県民の皆さんも要望されてきたこの事業でございますから、開発庁の方も鋭意また着実な御相談を受けながら事業の進展に御協力いただきたい、こうお願いしておきます。 それから次に、沖繩の観光の問題でございます。
このように過去における再建計画が破綻した原因は、わが国の経済、社会情勢の変革に伴う輸送機構の変化に対応した国鉄の合理化、投資、運賃改定のあり方等が不適当であったと言えると思います。
内容が、前から言われておりますような大型船の入域の制限などと密接な関連を持っておる内容でございまして、そういうものを実施する上、あるいは将来のそういう輸送機構の合理化というふうな観点からも、重大な問題でございます。これは、かりに、たとえば工事中一時的に航行制限の問題が起ころうとも、そういう作業には支障がないような進め方をすべきではなかろうかと思います。
このような破綻がかくも急速に到来したということは、基本的には、日本経済の高度成長に伴うところの産業立地、人口配置の変化、あるいは自動車、航空機及び内航海運の普及発達などによるところの国内輸送機構の急激な変貌に、国鉄の経営姿勢が追随し得なかったところによるものであろうと思います。それとともに、最も多く責められなければならないのは、政府の総合交通政策がいつになってもでき上らない。
また、これを併用橋にいたしますと、鉄道の運賃がどうなるか、また、鉄道の貨物の輸送のための時間が今後の鉄道の輸送機構の改善によりましてどれだけ早くなるか、この辺が非常に将来の国民所得の増加に関係してくるわけでございます。そういうことで、うちのほうでつくりました原案で、いま鉄道建設公団の考えを入れましていろいろ部分的な数字の修正もやっております。
その後、ことに終戦後における輸送機構の非常な変革のために国鉄の独占制というものは夢になっちゃった。そのために収入は減ると、しかも支出というものは非常な勢いでふえてくる、こういうことで赤字というものはますます大きくなってきた。現在においては、四十一年において、赤字線において千三百億、四十二年において千七百億の赤字になった、こういうわけであります。
私が赤字線というものを非常にやかましく言いだしたのは、最近における輸送機構のこの点について赤字線による収入というものは非常に減り、それで一方に偏しておりまして、経費というものは非常にふえてきた。確かに赤字線による国鉄の負担というのは実に大きなものである。これは公共負担どころの騒ぎじゃないんです。そこでこれはひとつ今後とも政府でもまじめに考えてもらいたい、こういうことで申し上げた次第であります。
これはもう御職務の上からいってはごもっともだと思いますが、しかし、つらつら思うのに、この九百十億の収入増によって国鉄の輸送力がふえる、ふえる結果は、つまり輸送機構の強化ということになって、物資の交流が円滑になり、うまくいく、さらに製造力の上に、生産の上に非常な力になる、これはプラスじゃないかというようなことで長官をくどいてみたんだが、大臣、がんとしてなかなか言うことを聞かぬ。
輸送機構の強化ということは、それだけ物資の流通というものが円滑、活発になるということにおいて、需給の上において貢献するところ相当のものがあるのではないか。
残念ながら破滅してしまうのじゃないかという多少あせりに似た気持ちもございますので、それらを十分部内職員に徹底させ、結局全職員一丸となって、どうしたらこの経営危機を打開できるか、しかも簡単に一つや二つの施策で打開できるようななまやさしい経営危機でなしに、この日本の文化の発達に伴う大きな輸送機構の改変という、ちょうど石炭といえば動力革命が起こりつつあると同じように、現在輸送革命が起こっているということを
大都市の周辺における生鮮食料品などの生産の増強と、並びに市場の整備あるいは流通、輸送機構の近代化ということによって、大都市圏への安定的かつ供給量の増大ということをはかるべきであるということを述べております。また、輸入につきましても、適時適切にその需給の状況を勘案しながら輸入を活用していくということがはかられてしかるべきであるということを述べております。
○兒玉委員 ただいまの答弁はたいへん不満でありますけれども、時間の制約もございますので、次に、運輸大臣にお伺いしたいのは、特に科学技術等におきまして、現在南九州の生鮮食料品等の輸送のためにコールドチェーンといいますか、低温流通の部門において冷凍冷蔵船等の構想も考えておるわけですが、今回の大幅な運賃の値上げによって、やはり国鉄としては、こういう流通部門においても、特に生鮮食料品等の輸送機構の改善ということはきわめて
○佐久参考人 御指摘のように、流通面の合理化、それは販売機構の問題もあり、それから輸送機構をどう合理化するかといういろいろな問題があると思います。なお今お話しのありましたように、炭種そのものをもっと単純化する等、いろいろな点が前々から論ぜられておりますが、遺憾ながらまだ非常に顕著な合理化の実績は上がっておりません。