1954-05-28 第19回国会 参議院 通商産業委員会 第49号
理由といたしまするところは簡単でありまするが、輸出調整会社というものができましても、何らこれによつて農民が使用するところの硫安価格というものが下るというわけでもありませんし、又半面に、却つてこの会社ができたために赤字が出るといたしまするならば、その赤字を政府で補填せん限りは、国内で消費するところの農民各位にそのしわ寄せが加重されるという虞れが多分にありまするので、私はこの法案に対して反対をするものであります
理由といたしまするところは簡単でありまするが、輸出調整会社というものができましても、何らこれによつて農民が使用するところの硫安価格というものが下るというわけでもありませんし、又半面に、却つてこの会社ができたために赤字が出るといたしまするならば、その赤字を政府で補填せん限りは、国内で消費するところの農民各位にそのしわ寄せが加重されるという虞れが多分にありまするので、私はこの法案に対して反対をするものであります
○豊田雅孝君 今回の法案によりますると、硫安、今回は改正の結果肥料の輸出振興を図るために輸出調整会社を設立するというのでありますが、一方輸出入取引法によつて輸出組合制度があるわけでありまして、この輸出組合制度によるならば一手買取輸出もできるということになつておるのでありますから、かような輸出組合制度を活用することによつて特に輸出調整会社まで作る必要はないのではないかという感じが出て来ると思うのであります