1979-06-05 第87回国会 参議院 商工委員会 第11号
初めに、当面のエネルギー危機の実態ですね、これはいま生田さんからお話しあったようなことですが、昨年の末にイラン革命が起こって石油輸出国第二位のイランの輸出激減をもたらし、中東原油の輸入に大きく依存しているアメリカ、日本、フランス、西ドイツ、イタリア、イギリスなどに大きな打撃を与えました。
初めに、当面のエネルギー危機の実態ですね、これはいま生田さんからお話しあったようなことですが、昨年の末にイラン革命が起こって石油輸出国第二位のイランの輸出激減をもたらし、中東原油の輸入に大きく依存しているアメリカ、日本、フランス、西ドイツ、イタリア、イギリスなどに大きな打撃を与えました。
それからアメリカの輸出激減にかわる生産販売の保証あるいは融資を考えてくれぬか。それからもう一つ、人工真珠もだいぶ減ったようです。
さらに、インドの責務は金利だけでも毎年一億ドルに達しており、一方英国のOECD加盟によりまして、主要輸出品である綿布、茶ジユートの対英輸出激減価格低下が予想されるわけです。その結果、第三次五カ年計画は限界が見え始めてきました。他方で、インド以外の東南アジア、中近東、アフリカ市場で日本の軽工業品と激しくせり合う、こういうことが予想されると思うのです。
この輸出激減による日本経済の困難は重要です、一時的なものではございません。当初予算を組むときは、十六億一千百万ドルを輸出予想にしたのです。ところが実際は十一億四千万ドルくらいしか輸出できない。而も来年度はその輸出が十億八百万ドルまで減ろう、こういう見通しなんです。これでどうして日本の経済の自立ができますか。総理は施政方針演説の中でいろいろ輸出振興方策に触れております、言葉としては……。