1951-01-29 第10回国会 衆議院 水産委員会 第3号
○石原(圓)委員 真珠のような、三年後には百億円の輸出をしようというような、日本の輸出産業として、蚕糸を超越して第一位になろうかというような、この輸出対象物の基礎的漁業権を持つている協同組合が、今回をもつて漁業権を失う、さような重大なことが起るときにおいて、この問題を軽く扱つているということははなはだ不当であると思う。この問題はさらに論議を重ねることとして一応保留します。
○石原(圓)委員 真珠のような、三年後には百億円の輸出をしようというような、日本の輸出産業として、蚕糸を超越して第一位になろうかというような、この輸出対象物の基礎的漁業権を持つている協同組合が、今回をもつて漁業権を失う、さような重大なことが起るときにおいて、この問題を軽く扱つているということははなはだ不当であると思う。この問題はさらに論議を重ねることとして一応保留します。
この場合にわが国の輸出対象物としまして、真珠が蚕糸、いわゆる絹糸紡績方面の輸出物を凌駕して、第一位の輸出の地位を占めようとする情勢でありまして、また養殖業者もそれを目ざして、非常なる意気込みをもつて活動しておる次第であります。
真珠は御承知のように、従来の生糸にかわる大きな金額を予想されておる輸出対象物であつて、このものがもし朝鮮事変拡大のために、アメリカが実用品でないから輸入しないという問題が起つたならば、非常に重大なことになると思うのであります。そういう問題に対して、どのような考え方を持つておるのか、私はこの点を具体的に聞きたいのであります。
引合わないということは内地で全部消費してしまうのであつて、輸出対象物にはならない。たとえつり合わなくても、政府が相当の補償をして輸出を旺盛にするという方策について、何らかお考えがないかということも、この際お尋ねしておきたいのであります。 もう一つは、かんてん原料のてんぐさの價格が、例年と変つて未だきまらない。そのために生産地は非常に困つておる。
なおあわびの明胞、なまこ、ヴイタミン剤の原料として魚類の臓腑、かき、かんてん、さめのひれといつたように、輸出対象物としての水産物は全國に比類のない種類があるのでありまして、それらの中心地に存在するこの学校は、非常なる緊張した態度で終戰前後現実に教育されておるのでありまするが、太平洋の中心でありまして、名古屋より数時間を費せば往復ができるという便利な土地であります。