1971-12-07 第67回国会 参議院 大蔵委員会 第6号
これは重大な問題でございまして、輸出前貸し制度で大量にドルの入ってくる道を一方で残す。他方ではこういう日本銀行が公然と手をかして期限前返済を認め、ドル売りを追認、さらには増大させるというような措置をとっている。これはもう大蔵省及び日本銀行が、あの大商社の、この為替スペキュレーションに公然と手をかしているという結論しか出てこない事実だと私は思うのです。
これは重大な問題でございまして、輸出前貸し制度で大量にドルの入ってくる道を一方で残す。他方ではこういう日本銀行が公然と手をかして期限前返済を認め、ドル売りを追認、さらには増大させるというような措置をとっている。これはもう大蔵省及び日本銀行が、あの大商社の、この為替スペキュレーションに公然と手をかしているという結論しか出てこない事実だと私は思うのです。
第二に、中小金融について、輸出前貸し制度等々が、文字どおり、中小商社ばかりでなくメーカーまで届くように、しかも従来に比べて何らか若干の優遇が行なわれるように。第三に、問題が外貨準備の急増ということであるといたしますと、輸入について何らかの金融上の新しい方法が考えられないか。この三つのことを私の希望として申しております。
先ほど銀行局長からも御説明がありましたように、まず輸出金融について日銀、市中銀行の貸し出しに関する量的規制に当りまして特別に考慮をして最優先的に確保するということがまず第一、それから二が輸出前貸手形に対します日銀、市中銀行の貸出金利を一厘程度引き下げる、それから次に輸出前貸手形の適格審査を一そう順便にするとともに、貸し出しの際の手続の簡素化をはかるということ、それからその次は必要に応じまして、輸出前貸し制度
どんなことを考えておりますかと申しますると、現在の輸出信用保険のほかに、プラント輸出等を促進するというのを主眼にいたしまして輸出信用保険、それからさらに戦前の輸出前貸し制度にやや似ておりまするが、輸出金融保険、さらに輸出促進費用保険、いずれも仮称でございまするが、そういつたものを考えて研究中でございます。