1976-10-01 第78回国会 衆議院 予算委員会 第2号
こういう中で、輸出先行型で、自動車、家電を先頭にする輸出先行で景気の浮揚を図ろうとするところに私は問題があると思うのであります。当然これはよその国々から批判を受け、円切り上げをしろという圧力がかかるのはこれまた当然のことだと思うのであります。そういうことを考えて、私は、ここで政策の転換をすべきであると思うのでありますが、総理、いかがですか。
こういう中で、輸出先行型で、自動車、家電を先頭にする輸出先行で景気の浮揚を図ろうとするところに私は問題があると思うのであります。当然これはよその国々から批判を受け、円切り上げをしろという圧力がかかるのはこれまた当然のことだと思うのであります。そういうことを考えて、私は、ここで政策の転換をすべきであると思うのでありますが、総理、いかがですか。
そうじゃなくて、基本は、輸出先行の考え方でなくて、もっと養蚕農家、養蚕農民、繭の生産農民ですね、この立場をはっきりさせなきゃいけないですね。予算の組み方も、まっ先に需要の増進が出てくるようじゃ、答申も出たけれども、増産のほうはあと回しだ。生糸の輸出の問題だけは先に出てきて、増産のほうは、来年間に合うか、再来年間に合うかという状態です。
申し上げるまでもなく、日中貿易は、日本の輸入先行を原則といたしておるのでありますが、肥料に関しては、日本が先に輸出する、すなわち輸出先行でありまして、その肥料の輸出代金に見合う金額だけの商品を、LC到着後九カ月間に、あとから日本が中国より輸入するという約束になっているのでありまして、その金額、これはトーマス残と私どもは称しているのでありますが、従来の残している残高約二百八十八万ポンドと、さらにこのたびの
○加藤(清)委員 その債権回収の延期でございますが、これはかつて朝鮮からノリを入れたりあるいはスクラップを入れます折に、内地から朝鮮へ毛製品や綿製品をどんどん送りました、輸出先行でしたから……。
バーター方式としましては、あるいは輸出先行方式もございますし、その他のエスクロという方式もありますが、逆トーマス方式とバーター方式としましては、先方にとって寛大な方法となっているのであります。それで昨年来やって参ったわけでございますが、今度の新しい協定によりまして、先方はそれを理由にして大豆の決済について、まず第一にストレートのポンドで決済してもらいたい、こういう要求が出て参ったのであります。
それ以外にその他三つの方式がございまして、第二の方式は求償バーター取引方式、これは御承知のように相手国との関係でいろいろの方法はございますが、輸入先行あるいは輸出先行あるいはバック・ツー・バックといいまして相対でやります場合、いろいろございますが、要するに物を相手に出した場合に入れる、こういう個別バーター方式による一つの方式がございます。
あるいは逆トーマスでなくトーマス方式――トーマス方式と言いますのは、輸出先行で、一般の場合は非常にかたいのでありますが、中共の場合は一番甘い逆トーマス方式を採用しております。
そこでこういう日本の技術でも喜んで買つてくれるところがありますから、これについては必ずしもドルドル、ポンドポンドと言わずに、何か物と物で行けるような方針はないものか、それでないと、今まで輸出先行で貸越しになつておるものを、こつちの側で見ればえらい貸倒れになつてしまうおそれなきにしもあらず、それだから私は聞いたわけであります。
その後の中共は自己利益擁護のためか、当然にこの方法をとりやめまして、今度はお前の方から持つて来いという、いわゆる輸出先行、向うからいいますれば輸入先行ということにかわつたのでありまして、ここに中共貿易は非常な難関にぶつかつた、そこで日本からまず物を送り、そうして向うから物を送つて来る、検査もおれの方でやる、こういうことになつたのでありますが、これをいわゆるバツク・ツー・バツクということを申しますが、
ところが中共側は、それが又輸入先行でなくちやどうしてもいかんということを頑張られて、両方で頑張り合いをしておつたんではいかんということになりまして、我々としては中共貿易促進という見地から、我々のほうが折れまして、いわゆる輸出先行を認めた。
なお或いはお愚ねのうちにあつたかと思いますが、今の方式は、大体私どもとしては輸入先行方式、先ず輸入をさしてその後の方策をとりたいと思うのでありますが、それでは貿易が円滑に運びませんので、止むを得ず輸出先行方式をとつておるのであります。
○国務大臣(小笠原三九郎君) 三輪さんに先ほど申上げました通り、実は私のほうとしては、輸入先行方式をとりたいのでありますが、先方の事情もありまして、止むを得ず輸出先行方式をとつております。
○小平政府委員 中共貿易についてのだんだんの御意見でありますが、御承知のように中共貿易につきましては、私どもとしましては、独立後というものは逐次輸出許可品目等も追加をいたして参りまして、またさらに先ほども御説明申し上げました通り、従来は輸入先行方式でありましたものを、輸出先行方式も認める、こういつたぐあいでありまして、できるだけ民間の声にもこたえ、またわが国の経済全体から考えましても対中共輸出というものを
○松尾説明員 輸入先行から輸出先行に切りかえましたために、輸出のしつ放しになつてしまつては困る。輸入を確保させるために、輸入の保証金制度として一〇%というものを設けたというわけであります。
それで動いておつたのでありますが、なかなか輸入先行では実際問題としてむずかしいということになりましたので、輸出先行を認めようということで、われわれも及ばずながら中共貿易は非常に困難でありますけれども、できるものならできた方がいいということで、いろいろ決済面のことで研究いたしました結果、輸出先行方式をとろう、こういう決心をしたわけなのでありますが、その場合に従来の経験では輸出先行方式でやりますと、ものを
従つて安全性が非常に高かつたわけでありますが、このたびは先方の態度、それから国民の皆様の御希望がございまして、輸出先行の方を認めて行くということにいたしたわけであります。
止むを得ず我がほうといたしましても、それは向うも認めようが、我がほうとしては特に輸出先行のパーター方式を認めるということといたしました関係上、その場合、取引の遂行を確保するために、一〇%の輸入保証金を設けたものでありまして、これは日本としての外貨収入を確保するために必要な措置であると考えておりまするから、これを撤廃する等の意思は持つておりません。(拍手) 〔政府委員廣瀬與兵衞君登壇、拍手〕
その理由といたしましては、中共当局においても若干の政策転換があり、香港を通じての決済方法等も立てられ、特に最近も発表した通り、本邦よりの輸出品目等が緩和せられておること及び輸出先行を認めたことが、この原因としてあげられるかと思います。 〔国務大臣戸塚九一郎君登壇〕
殊に中国は、昨年一月西欧諸国に対抗して、ソ連圏依存強化のために、貿易管理暫行弁法及びバーター貿易暫行弁法を公布いたしまして、(「時間超過」と呼ぶ者あり)輸入先行方式を採用したのでありますが、今回自由国家群との貿易促進に備えて、この六月には輸出先行方式に切替えること、及び外貨資金不足の対策として、ボンド決済による石炭、大豆の輸出を計画するなど、その政策の転換を図りつつありまするから、中日貿易の成否は実
それに対して、それを打開するように、モスクワで開かれた世界経済会議のソビエト代表の発言によると、中国は貿易政策を輸入先行から輸出先行にかえた、現在においては非常に幅を広げて来た、こういうことが言われておる。
現に占領下に行われた中間とのいわゆるエスクロー・バーターと申します貿易収支の実績はどうか、ほとんど上つておらない、輸入先行であるか、あるいは輸出先行にいたしましても、エスクロー・バーターによりますところの貿易はできない、こう申し上げてさしつかえない現実。 次には戦前において日本と大陸との貿易が振つた、非常に盛んであつたということを言い得る基礎を考えなければなりません。
従いまして、いわゆる戦略物資以外の物資につきましては、バツク・ツー・バツクを原則としたといいますか、ある程度日本側の輸出先行を認めたバーター取引を、現在細々ながら行つているという現状になつております。
○説明員(松尾泰一郎君) 先ほど御説明を申上げた通りでありまして、現状は中共貿易も誠に微々たるものであるということしか申上げようがないのでありますが、今後の問題ということになりましても、御存じのように日本側だけの貿易政策のみならず、中共側の貿易政策にも関連したことでありまして、御存じのように昨年度かなり中共貿易が伸びましたのは、日本側が輸入先行方式によるバーターをとりましたときに、先方が逆に輸出先行