1953-07-03 第16回国会 衆議院 予算委員会 第14号
有効的に経費を使うのでありますれば——二十八年反の輸入食糧計画を見ますと、驚くなかれ外国食糧に千四百七億円という厖大な国費を投入しようとしております。この輸入食糧の価格は、御承知のように、一番高いものは、日本に打つて来まして着レールで換算をいたしまして、一石当り一万三千円、一石当り一万三千円という食糧は非常に高い食糧であります。
有効的に経費を使うのでありますれば——二十八年反の輸入食糧計画を見ますと、驚くなかれ外国食糧に千四百七億円という厖大な国費を投入しようとしております。この輸入食糧の価格は、御承知のように、一番高いものは、日本に打つて来まして着レールで換算をいたしまして、一石当り一万三千円、一石当り一万三千円という食糧は非常に高い食糧であります。
私ははつきり説明をお聞きしたがつたのですが、この食糧のために新たに二十一億ばかりを食つて、これらの対策に充てろというように聞いておるのですけれども、この二十七年度の輸入食糧計画のほかに、一般会計から二十一億をこの僻別会計に流さない限りは、既存の計画の数字を食つて行くだけであつて、決して効果は上らぬと思うのですけれども、この見解はいかがですか。
実は先般この席上で同僚の西村委員からだと記憶いたしますが、アメリカ及びその他の食糧統制問題に触れて、日本の輸入食糧計画にある程度の齟齬を来すのではないか、こういう意見が出た。その上にこれは河野主計局長からの答弁であつたと記憶するのですが、輸入に関する運賃の大幅な値上り、こういう事柄もこの席上で明らかになつたわけです。
来年度の輸入食糧計画につきまして、商業資金によるものと、援助資金によるものとどういう内訳になつているかということが一つ。それから商業資金によるものの輸入先別の輸入計画はどういうふうになつているかということの御説明をお伺いしたい。
最後にいも類の統制撤廃の問題でありますが、これは私共は昨年来非常に重大な問題として関心を拂つて参つているのでありますが、本年度の輸入食糧計画が相当引上げられておるというふうな点や、全面的な世界の食糧情勢の中にあつていも類の主食から外されるという考え方が持たれたのでありますけれども、これは日本の食糧の自給度を高めるという点から考えましても、農家経営の点から考えましてもさようにかるがるしく扱える問題ではないと