1993-03-05 第126回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
要するに、原料である生糸を輸入制限というか、一元化輸入ということで規制を加えて、養蚕農家の保護育成をしようとされた政策でございますが、実質的には輸入織物が急増するということで、保護育成、活性化には、全くと言ったら語弊があるでしょうが、寄与していないばかりか、その糸を使って国産の織物をする業界が衰微してしまったということで、逆に、織物業者が衰微すると生糸を使わないわけですから、その分でも養蚕農家に対しての
要するに、原料である生糸を輸入制限というか、一元化輸入ということで規制を加えて、養蚕農家の保護育成をしようとされた政策でございますが、実質的には輸入織物が急増するということで、保護育成、活性化には、全くと言ったら語弊があるでしょうが、寄与していないばかりか、その糸を使って国産の織物をする業界が衰微してしまったということで、逆に、織物業者が衰微すると生糸を使わないわけですから、その分でも養蚕農家に対しての
それから白杉参考人にお願いしたいことは、輸入織物の圧力が国内絹織物業を落ち込ませておる、こういうことを強調しておられましたが、それならば輸入と国内需給との需給の調整をどのように考えていらっしゃるだろうか。 以上、お尋ねをいたしますので、よろしくお願いいたします。
一万円に下げられたらどれだけ我々の織物業界はつぶれるんだということを予測いたしますと、なかなか重大な決心ではございましたけれども、このまま推移するなれば、こうした先ほど申しましたような状況で、輸入織物とその他の繊維によって絹織物業界は崩壊されるんだ。そうなれば、ここで一度何とかひとつ絹織物業界が立っていけるようなところまでお願いがしたいというようなことでお願いをいたしたわけでございます。
一元輸入ができます五十一年ぐらいまでは、表生地は一反の輸入もなかったという状況でございますけれども、五十九年の四百三十七万反に対しまして、輸入織物の表生地丹後を直撃するものが約三百万反入っておるというふうに私たちは考えております。
○白杉参考人 今の一点の輸入織物でございますけれども、私たちは随分通産省に、輸入織物の大幅な削減、時には一時停止をしていただきたいというようなことで、本当に一生懸命取り組んだわけでございますし、蚕糸の方々の御支援もいただいてそういう形で進めてきたわけでございます。
私ども農水におきましても大変この点を苦慮しておるわけでありますが、今伺いますと、産地は大変に苦労はされておる、しかし我々の実態というものは、外国から安い織物が入ってくる、開発してもまたすぐその後から同じものを入れてくる、それではとても太刀打ちはできないんだ、したがって輸入織物の規制をどうしてもしてくれ、そして政府にこの対応をしっかりやってもらいたい。
すなわち、輸入織物をとめるだけの力がないということが一つ言えますし、それから化繊であります。
それから、その次に、輸入織物は安いわけです。だから、その安い輸入織物から一定の差益を徴収して、織物業者の救済を行うんです。たとえば、織機を整理するというような場合に、残存業者の負担をその差益によって軽減する資金に回すとか、そういうようなことを考える。それから、ガットのセーフガード条項を適用する。