1950-07-18 第8回国会 衆議院 経済安定委員会 第2号
○平井説明員 輸入滯貨につきましては最近の状況によりまして、原料的なものにつきましては逐次これがはけて行くのではないかと期待しておる次第であります。ただ輸入の際の時期的のずれと申しますか、輸入をいたします際には国内の生産がなかつた、輸入をいたした後で国内の生産が相当上昇したというような点で、いわゆる国内市場の関係ではけないものも相当額あるわけであります。
○平井説明員 輸入滯貨につきましては最近の状況によりまして、原料的なものにつきましては逐次これがはけて行くのではないかと期待しておる次第であります。ただ輸入の際の時期的のずれと申しますか、輸入をいたします際には国内の生産がなかつた、輸入をいたした後で国内の生産が相当上昇したというような点で、いわゆる国内市場の関係ではけないものも相当額あるわけであります。
○田島(ひ)委員 関連して——その輸入滯貨が相当あります中で、援助物資による滯貨と言いますか、そういうものはどの程度あるか。数がおわかりになりましたら……
第三は、恐慌輸入の当然の結果、発生した輸入滯貨の処分については、税金による穴埋めと、業者への圧迫を押しつけながら、その上この法案のような輸出保障をして、大衆の負担において一部大資本の利益を保護せんとしている点であります。これは完全に恐慌輸入を促進するために例の飢餓輸出を促進することを意味しております。
そのために輸入滯貨が激増しておる、またフロア・プライスを三割も五割も割つた飢餓輸出の結果といたしまして、中小企業や家内工業というものは、工賃を法外に押し下げられて、現にその多数が沒落させられておるのであります。ローガン・フレール貿易方式というものは、従来の軍政的な繁文縟礼の排除には、若干役立つたと言えるかもしれないのでありますが、しかし決して根本的な問題の困難の打開にはなつておりません。
それから又現在輸入滯貨が相当額ありますが、これは併しながら民間輸入実施前の買付けに属しておりますので、これは民間輸入方式の罪というわけではございません。民間輸入の狙いはむしろ有効需要と輸入とを相互に交合させて行くということにあるのでありまして、輸入滯貨の問題が今後新らしく大きい問題として起ることはないものと信じております。かように御承知を願いたい。
そうすると大体政府及び公団貨物の在庫高、これが貨物のうちの非常に大きな部分を占めておるのでございますが、これがほとんど輸入滯貨、輸出滯貨によつて占められておる。しかもこれはあなたの言うように減少するのではなくて、漸次むしろふえる傾向にある。だからこそ証券を発行しないような倉庫業者が出て来、十分な施設のない倉庫がふえて行き、設備の不十分な倉庫があるために、中にある在庫品が滅失、減耗される。
他方におきまして、激増する輸入滯貨、さらに食糧、羊毛、ゴム、その他押しつけ恐慌輸入が続々と行われておるのであります。 ここで指摘しておきたいことは、第一に、外貨予算に引継がれましたところの六千七百ドルによつては、日英協定を初めとする今年度のすべての協定貿易は不可能であることが暴露された点であります。この一事だけでも、政府の貿易政策は全面的に破綻であります。
貿易会計の方で輸出滞貨ができた、あるいは輸入滯貨ができておりま弔のを早くほどいてやるように、先般も預金部から百五十億を出しまして、金融をつけておる状態であるのでありますが、ただいままでのところでは、外国為替銀行が日本に支店を置いたために、為替上非常な支障があるとも考えておりません。
○国務大臣(稻垣平太郎君) 私に関連した問題については、大体大蔵大臣並びに青木安本長官からお答え申上げましたので、ここに重ねて重複することを避けたいと思いますが、貿易公団の滯貨の処理につきましては、輸入滯貨については大体三百六十円のレートによつてこれが拂下を実行しており、又輸出滯貨につきましても適当なる価格においてこれが処理をいたしております。
そこでついでに輸入滯貨を申し上げましよう。輸入滯貨は大体九十八億ございます。但しこの在庫品は一時的に向うから入つたトランシットの在庫品が非常に多いのでありますが、私の言う滯貨という意味はいわゆる滞貸であつて、トランシットの在庫品ではないというように、御承知を願いたいと存じます。
○稻垣國務大臣 御質問の滯貨の問題でありますが、輸入滯貨の方をまず申し上げますと、輸入在庫は大体四百五十七億あります。その四百五十七億のうち、いわゆるトランシット・ディポジットを除きますと、いわゆる滯貨と称せられますものは九十七億見当に相なつておると存ずるのであります。
世間で滯貨が非常に多いというお話もありまして、この前資料を差上げてあると存じますが、現在の輸入滯貨につきまして申し上げますと、いわゆる滯貨と称さなければならないものは、七月末で纖維公団関係のものが約十億ぐらい、鉱工品公団関係のものが六十億ぐらいでございまして、そのほかのものは大体ランニング・ストツクだというようにお考え願つてけつこうだと思うのであります。
今輸入滯貨が非常にあるというのですが、そういたしますと、実際に予定通りの円が浮くかどうか、これははなはだ疑問に思うのでありますが、その点はどうですか。