1987-08-27 第109回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
特に、この最低標準額については、輸入大豆価格も含めた市場価格で設定するとしており、この水準いかんでは基準価格が農家の実質手取り額を意味しなくなり、不足払い制度の根幹を崩しかねないものです。 今、大豆などの生産を振興し、自給率を向上させること、そのために価格政策を充実し農家の再生産を確保することこそが求められているのであります。
特に、この最低標準額については、輸入大豆価格も含めた市場価格で設定するとしており、この水準いかんでは基準価格が農家の実質手取り額を意味しなくなり、不足払い制度の根幹を崩しかねないものです。 今、大豆などの生産を振興し、自給率を向上させること、そのために価格政策を充実し農家の再生産を確保することこそが求められているのであります。
しかも、最低標準額については、輸入大豆価格も含めた市場価格で設定するとしており、この水準いかんでは基準価格が農家の実質手取り額を意味しなくなり、不足払い制度の根幹を崩しかねないものであります。 第三の反対理由は、基準価格に種類銘柄別の価格を導入し実質農家手取りの格差を一層拡大し、品質格差の水準次第では再生産の確保を旨とする基準価格の基本を崩しかねない点であります。
これによりまして、一方で関税または調整金によりまして、輸入大豆価格の一二%に相当するものを国が徴収するわけでございますが、この関税収入は従来のように一般財源として一般会計の全部の財源に充てることなく、目的税的に特定財源として大豆及び菜種の価格支持の財源に使いたい、これも一つの重要なポイントでございますが、この点につきましては、相当各省との間にまあ話し合いに力を入れなければならぬ問題だろうと考えております
先ほど言われましたように、やはり輸入大豆価格等のかなり長期にわたります見通し等も考えないと、財政負担等のワクの面にも相当むずかしい点もあろうと思います。もしもこれでやるといたしますならば、農産物価格安定法は食管法上のあれになるわけでありますが、それだけの赤字分はやはり何かのことで補てんしていかなければならない、こういうことになると思うのであります。