2014-05-22 第186回国会 衆議院 農林水産委員会 第16号
他方、牛肉ではなく豚肉でございますが、差額関税制度の基礎となります輸入基準価格、要するに、二百円で輸入しても、もっとそこに差額関税を取って、一定の価格以上で入ってくるようにするということで、この場合、平成六年、五百九十七円の輸入基準価格であったわけでございますが、これをウルグアイ・ラウンドにおきましては、平成十二年にはキログラム当たり五百四十六円にするということで、豚肉と牛肉との交渉結果というものが
他方、牛肉ではなく豚肉でございますが、差額関税制度の基礎となります輸入基準価格、要するに、二百円で輸入しても、もっとそこに差額関税を取って、一定の価格以上で入ってくるようにするということで、この場合、平成六年、五百九十七円の輸入基準価格であったわけでございますが、これをウルグアイ・ラウンドにおきましては、平成十二年にはキログラム当たり五百四十六円にするということで、豚肉と牛肉との交渉結果というものが
ウルグアイ・ラウンドの実施の二年目に入ったわけでございますけれども、御承知のとおり、ウルグアイ・ラウンドの合意では、牛肉につきましては特別のセーフガードということで、一定の輸入急増があった場合に関税を五〇%まで引き上げるといういわゆるセーフガード、さらに豚肉につきましても、差額関税制度のもとで輸入基準価格を引き上げるというセーフガードを措置したところでございます。
○説明員(濱田幸一郎君) 確かに、制度上豚肉の基準価格、中心価格でございますね、豚肉につきまして価格安定帯を設定いたしますと、その中心価格を利用いたしまして差額関税上の輸入基準価格、せきどめ価格と我々俗称しておりますが、このせきどめ価格が決められるわけでございます、中心価格と同じレベルで。輸入価格がせきどめ価格よりも低い場合は輸入がしにくくなってきます。
ただ、先ほど先生からもお話がございました差額関税制度でございますが、安定基準価格と安定上位価格の中心価格、新しい六十一年度の価格で申しますとキログラム当たり六百五十円になるわけでございますけれども、これがいわば輸入基準価格として定められておりまして、これよりも輸入価格が下回る場合にはその差額は差額関税として徴収されるわけでございまして、このことは現在でも有効に働いているわけでございます。
今回中心価格を一%強上げるわけでございますが、仮にこれが輸入基準価格になりましてせきどめ価格になりますれば、その分だけ上がるわけでございますが、ただいま申し上げましたような日本の需要の動向なりあるいは輸入品価格の動向とも絡みますので、見通しはなかなかむずかしいわけでございます。
へそ中心価格は輸入基準価格の性格を持つものであります。そして基準価格は言うまでもなく事業団の調整及び買い上げのラインでございます。そういう視点からいたしますと、現在中心価格上下一〇%開いているものについて、全体として水準を上げて、基準価格及び上位価格を上に上げて輸入を抑制する水準を確保すべきではないかという考え方であります。
〔委員長退席、山崎(平)委員長代理着席〕 安易な輸入を抑制すべきであると同時に、中心価格一キログラム当たり七百十一円は輸入基準価格としているわけでございますから、国内産の豚肉を圧迫しないよう政府は十分配慮して価格を決定する、要するに、輸入を防ぐためにはやはりハードルを高くしてやらなければならぬ、また事業団が買い入れをするためにはハードルの下限を低くするというようなことで、いずれにしても養豚農家を守るために
ただいまお話しの差額関税制度との関係でございますが、輸入基準価格は、差額関税におきます制度といたしまして、畜安法に基づく価格安定制度とリンクをしておる。この価格は六百六十八円であるということは御指摘のとおりでございます。ところが、その基準価格を乗り越えて輸入が入ってくるということで、入ってまいります輸入豚肉は枝肉換算で六百六十八円以下のものはございません。
アメリカはこの統計では多少上回っておりますけれども、それでも大体上位価格を多少上回る程度でありまして、台湾、アイルランド、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、こういう国々はいずれも輸入基準価格よりも安い価格で入ってきておるわけでありますが、私はやはりこの辺がどうも相場になっていくような気がしてなりません。
今度新たに輸入基準価格というものがこの関税制度の軸としてつくられるわけですね。この輸入基準価格まで差額関税を取っていくということになるわけでありますが、こういうことになってまいりますと、私はひとつ農林省にお尋ねをいたしたいのは、畜安法の運営というもので下位と上位で価格安定をさせるという、このねらいが非常にやりにくくなっていく面があるのではないか。
○正示委員 最後に畜産当局にお尋ねをいたしますが、先ほどもちょっと出ておりましたが、いわゆる豚肉に対する差額関税、こういうことが、一〇%または差額関税かのいずれか高いほうという案が出てさるわけでありますが、このいわゆる輸入基準価格というものが、全国農業協同組合で農協畜産対策というようなことで非常に問題になっております。