1956-03-30 第24回国会 衆議院 文教委員会 第23号
昨年の四月から八月まで五カ月間輸入ミルクの事情が非常に悪かったのです。そのために文部省としては都道府県教育委員会に指示をして、ミルク代一ポンド四十円見当で子供から金をもらえ、こういうことであったと思います。
昨年の四月から八月まで五カ月間輸入ミルクの事情が非常に悪かったのです。そのために文部省としては都道府県教育委員会に指示をして、ミルク代一ポンド四十円見当で子供から金をもらえ、こういうことであったと思います。
この原因はどういうところにあるかということでございますが、文部省といたしましては、大体まあこれは、ミルクの取扱い当事者が特に悪意のあるような場合は別でございますが、多少事故を起します原因と申しますのは、輸入ミルクの取扱いについての認識が、まだ十分でないということではなかろうかと思っております。
しかしながら私どもさらに一点お尋ね申し上げたい点は、御承知のように今度の輸入ミルクというものは、いわゆる免税等が行われまして、関税等がかかっておりませんし、ある意味におきましては、こういった問題というものは、私は国際的な関連のある問題だというふうに考えております。
もちろんこの余剰農産物なんというものは、余っておるから出したというので、長らく倉庫に保管せられて下積みになっているところのものがこういう機会に輸出せられるというようなことになりますと、かつて輸入ミルクによって中毒が起きた事件もありましたが、かような点は差しつかえないものでしょうか、どうでしょうか。お伺いいたします。
○政府委員(小林行雄君) ミルクにつきましては、従来輸入した実績がございまして、大体輸入ミルクの方はアメリカの東海岸から積んで参っております。これを日本の国内に持って参りますのに、一月あるいは一月以上かかる場合もございまするが、大体一カ月ぐらいかかる。それを各府県の需要に応じまして、府県に渡していくのに、大体二十日ないし一カ月程度かかる。
その一点は、児童給食用の乾燥脱脂ミルクに本年三月三十一日まで輸入税を免除しようとしておつたものを、さらに二十九年の三月三十一日まで免税期間を延長するということについての質問をいたしましたが、この質問の要旨は、学校給食用に供せられておるところの輸入ミルクが最近非常に受けが悪い。臭みがあり、また日本の児童の口には合わぬ、学校によつてはこれを子供が捨てるというような珍現象さえ出ているわけであります。
うのでありまするが、実は二十二年度の当初の需給状態におきましては、これは厚生省として見積りました牛乳の二十二年度の年間の総需要量、これと農林省におきまするいろいろの生産状況その他と見比べまして、最初は約三十五万石ぐらいの不足であつたのであります、その後勿論、これにつきましては、その後の生産もありますし、いろいろ農林省当局と折衝いたしておつたのでありますが、御承知のように先般の食糧緊急対策におきまして、相当の輸入ミルク