1985-09-19 第102回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
輸入アルコールで三倍に延ばした日本酒に何で日本酒という名前をつけて問題にならないで、ワインだけそんなことを言うんだ、こういうふうに私が強く言えば言うほど業界は反発してくるんです。だから、なかなか、公取が言うように、自主的な規制というふうなことを言っていても、こういう底流がありますからそう簡単ではない。
輸入アルコールで三倍に延ばした日本酒に何で日本酒という名前をつけて問題にならないで、ワインだけそんなことを言うんだ、こういうふうに私が強く言えば言うほど業界は反発してくるんです。だから、なかなか、公取が言うように、自主的な規制というふうなことを言っていても、こういう底流がありますからそう簡単ではない。
それである時期に製油業あるいはそういう方面の技術がもつと進んで、その値段が輸入アルコールの値段とほとんどペイする時期が、もう四、五年で来ると思われますが、そういう時期になつて初めて日本で一本でやる。
と申しますのは、化学工業の原料として使われます工業用アルコールは、その価格という点において、国際性と申しますか、そういう点が非常に重要になるのでございます、専売制度がしかれまして、海外の安い輸入アルコールは、現在まで入れておりません。価格的に申しますと、国内価格と国際価格とのさやが、非常に大きいときには倍以上でございました。現在でも大体倍ぐらいではないかと思います。