1983-03-30 第98回国会 参議院 大蔵委員会 第10号
そのためには、輸入されてくる原油は重油分が多いわけでございますので、いろいろな装置、製法を使いまして、これから灯油とか軽油とかいう中間留分といわれるものをよけいとれるような製法なり設備あるいはまた従来重油に軽質分を加えて中間留分、軽油、A重油等をつくっておりました。
そのためには、輸入されてくる原油は重油分が多いわけでございますので、いろいろな装置、製法を使いまして、これから灯油とか軽油とかいう中間留分といわれるものをよけいとれるような製法なり設備あるいはまた従来重油に軽質分を加えて中間留分、軽油、A重油等をつくっておりました。
○政府委員(石坂誠一君) まあ石炭液化の様式も一いろいろございますので一概には申し上げられませんが、様式によりましては、軽質分の高い液化の方式もあるわけでございますので、この場合にはガソリン代替として使える分が出る。と同時に、中間三品に当たるようなものも出るということでございまして、要は方法次第というようにお答えできるかと思います。
なお、アメリカの例は、私詳細に存じ上げませんが、一つは、アメリカではベネズエラからの輸入が非常に多いわけでございまして、あそこの油というのは非常に軽質分の油でございます。
特に安いのが目立ちますのは軽質分といいますか、ガソリンから灯油、その辺が外国に比べて非常に安い。それから重質分の重油等はわりあいに接近しておる状況でございます。もちろん相手の国をとりますと相当な差があるところもございますが、一般的な傾向としてはそういうことだと思います。これは日本の国内における需給の形態というのが、軽質分の油の需要と重質とを比較いたしますと、外国と異なるという点もあると思います。
なおそのほかに、ただいま先生御指摘のように、アラビア石油の油の質の問題、たとえば硫黄分が多いとか、あるいは軽質分が少ない、あるいは軽灯油分が非常に少ないというようなことで、日本の石油製品の構造の問題について、量があまりに急速にふえなければ問題はないのですが、あまりに急速にふえるために、その質の問題が問題にされるという現実の問題が、さしあたって十月以降のものについてはあるようでございます。
○松平委員 ちょっと関連して——今、川出君が言ったことは、九州石油の新しいのを認めるというようなことは検討中であるような発言があったのですが、今、石炭の問題でこれだけ騒いでおって、そうしていわゆる産炭地発電というものを取り上げてやろうというさなかにおいて、そこへ持ってきて九州に何かフランス石油と提携するとか八幡とやるとかいう、あれは軽質分の多い石油です。