2020-03-18 第201回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
最初に、桜島から流れ出る河川によって運ばれる軽石の養殖被害についてお話をします。 鹿児島県の桜島の東側の垂水市というところに、牛根漁港があります。牛根漁協では、養殖のブリをぶり大将というブランドネーミングで全国に出荷しています。これはアメリカにも、大変人気で、輸出されているそうであります。
最初に、桜島から流れ出る河川によって運ばれる軽石の養殖被害についてお話をします。 鹿児島県の桜島の東側の垂水市というところに、牛根漁港があります。牛根漁協では、養殖のブリをぶり大将というブランドネーミングで全国に出荷しています。これはアメリカにも、大変人気で、輸出されているそうであります。
また、これまでも、今答弁ありましたけれども、このボラ、軽石の海への流出を極力軽減できるように、コンクリートブロックによる水抜きスクリーンの設置、あるいは遊砂地の中で軽石を捕捉するためのくぼ地をつくるなどの対策を、これは試験的に実施をしてきたところでございます。
従来から、田村委員お話しのとおり、鹿児島県桜島の火山活動によって生じました軽石が、降雨時に黒神川から海に流出後、風や波の影響で漁場に流入をしているところであります。 お話にありましたように、これが養殖魚への給餌の前に軽石を除去する作業が発生することがあります。また、軽石を誤ってのみ込んだ状態で死んだ魚がいるとの報告を、地元の垂水市の市役所やあるいは漁協からお聞きしたところでもあります。
樽前山の噴火により積もった火山灰や軽石が地震の揺れで一気に崩れ落ちたことにより、広範囲かつ大規模な土砂災害となったものでありますが、同様の災害が約四千年前に発生した痕跡も発見されているとのことでもあります。
また、古安田層のさらに浅い方、上位には、約十三万年前の中子軽石層という層が分布するということもわかってきております。そうしたことから、三十数万年前から二十万年前ぐらいの間の地層であるというふうな評価を行っております。
火砕流は、高温の火山ガスと多量の火山灰、軽石などが一体となって流れ下る現象でございます。そのスピードにつきましては、時速百キロメートル以上の高速で流れ下る場合もございます。 以上です。
このしゅんせつ費用、養殖に被害をもたらす軽石の捕捉が課題であるとのことでありました。 続いて、霧島山・新燃岳噴火の被害状況等について現地調査を行いました。新燃岳は、平成二十三年一月二十六日に約三百年ぶりに本格的なマグマ噴火を起こし、噴石、降灰等により甚大な被害をもたらしました。
要するに軽石みたいなものです。現在、屋上は屋上緑化をすることでヒートアイランド対策とかそういう保水能力を屋根に持たせようとやっていますけれども、このためには建築基準法をちょっと改正しないと、屋根の強度をもう少し強めに設計してくださいと改善してくれれば、屋根にその軽石を載っけて水を吸い込ませることができます。
それで、前回のように軽石となって上空まで持ち上げられずに、途中まで持ち上げたところで落ちるということが起こります。それが七百メーターの火口の中に落ちればそれほど問題になりませんけれども、その外側の斜面に落ちてきますと、斜面に沿って走り出して、先ほど御説明したような火砕流となって走ることがあります。
このことが一つと、もう一つは漁業について、軽石や何かがあって、漁業においても大きな影響を与えているようでございますので、それらについても効果的な取り組み、国の支援が必要だろうと思いますが、それについての御答弁をいただきたいと思います。
黒神川から周辺水域に軽石が流出して漁業者の方々が迷惑をこうむっておられるということで、昭和五十九年度からでございますけれども、軽石の除去の事業、これに対します助成ということを行っております。
そうしたら、現地は谷だったところを一九七〇年代前半に埋め立てた土地で、地下水が豊富、火山堆積物のような軽石を含む砂が多い。通常、地すべりは急斜面でしか発生しないが、滑り面液状化は条件次第で緩斜面でも起こり得る。今回調査した土地の条件だと、地震の揺れや小規模な地すべりの発生で地下水を多く含んだ砂の層が液状化するのは間違いないという。
また、お話のように、その軽石が浜に上がったりまた海に戻ったりということで、噴火に伴うだけでなく、雨が降ったりとかいう天候に付随してまたそういった現象が出てくるということで、予算の面だけでなく、対処の方法といった知恵の部分でも何とか国の方の力をかすことができればということを期待したいと思います。
かなりな厚みと長さを持って軽石が海上に流出するということで、例えば船のスクリューに巻きつくとか、生けすの上を覆って酸素不足になるとか、そういった被害が生ずるわけでございます。 実は、これは二十年ぐらいの歴史がございまして、昭和五十九年から軽石の除去回収作業に対する助成を行ってきております。
その中で、私もちょっと予想していなかった被害としまして、軽石被害というものを聞いて、いろいろと説明を受けた次第でございます。 内閣府の方に聞くと、ちょっと担当官の方で知識としてなかったのかもしれませんけれども、それはどこで、どこの担当かよくわからないといったようなこともございまして、軽石被害に対処する部署から、軽石に対する対策といったものについて御説明をいただければと思います。
○政府参考人(渡辺好明君) 漁業被害を防止する観点での軽石の回収対策でありますけれども、昭和五十九年度から二十年近い歴史がございます。海岸に漂着をいたしました軽石を除去をするという事業でありますけれども、結局のところ、人力でやはり除いていくというのが一番近道ということで続けさせていただいておりまして、鹿児島市ほか関係の市町村が事業主体となりまして行います事業に二分の一の助成をいたしております。
二点目は、防災漁業対策事業についてでありますが、桜島周辺海域に流出する軽石によって漁船、漁具、養殖業への被害が大変大きくなっています。 委員の先生方も、また執行部の皆さんも、軽石についてはなかなか現状を想像してもらえないかと思いますが、小さな軽石が、厚さ五十センチ、幅百五十メートルぐらい、三キロぐらいの帯状になった軽石があちこち発生をしていることを御承知いただきたいと思っています。
軽石の海面流出防止対策としましては、緑化工などによる、軽石などの発生源となっている荒廃山腹の復旧整備を図るとともに、軽石などの流出量の軽減を図るため、荒廃渓流における谷どめ工の設置を進めているところでございます。また、十三年度から、谷どめ工に堆積した軽石などの除去を行っているところでございます。
桜島の土砂流出対策については砂防事業により実施しているところでございますが、非常に火山活動が活発でありますことから、軽石を含む火山噴出物の流出を完全に抑止することは困難であると思っております。
○政府委員(中須勇雄君) ただいま先生御指摘になりましたとおり、噴火によって堆積しておりました軽石が土石流等によって海に流れ出る、これが漁船とか漁具等に大変大きな被害を与えているということで、私が水産庁長官になって以来、地元の方からこのお話を一回お伺いいたしまして写真も見せていただきました。
ただ、この土石流の発生と同時に今軽石が厄介な問題になっております。軽石が大量に海に流れ出すものですから、実は漁業にも大変大きな影響を与えております。 これもなかなか現地を見ていただかないと御理解をいただきにくいことだと思います。どういう状況が出てくるかと申しますと、まず港に潮の流れによって軽石がずっと漂流してまいりますと、港から船が出ていけない、その状況がずっと続くということでございます。
有名な保養地である軽井沢も、恐らくあそこで農業をやろうと思ったら軽石と火山灰の中でろくな農業ができないと思いますけれども、冷涼な気候に恵まれて別荘地としては大発展をしたわけでして、観光産業という切り口から見て、地域の環境資源を冷徹に評価して、どういう振興策ができるのかということをもうちょっと本腰を入れて考える時期に来ているのではないか。
○有川委員 回収船の問題ですけれども、今雲仙の状況もございますし、肥後大変と言われたような二百年前の状況も考えますと、軽石の問題も出てきますから、含めて、稼働日数、両方の体制を考えた対応も今後の検討課題に入れていただくように要請しておきたいと思います。
○吉崎説明員 桜島の黒神川流域の軽石が周辺海域に流れ出し、漁業被害を生じておりますので、昭和五十九年度から軽石の除去に要する費用について、鹿児島市等地元市町に対して助成しているところでございます。来年度におきましても、鹿児島県等の要望を踏まえ、適切に対処してまいる考えでございます。
漁業振興の立場で、軽石が桜島の東側に出てくるわけでありまして、建設省の方で砂防工事、努力されておりますが、これを排除するということがなかなか困難な実態がございまして、豪雨等がありますと、流れて漁業に大きく影響いたしております。
また、かたい石だというけれどもこれは軽石ですよね。水が含まれるというと弱いものになってしまう。含水率の高いいわば岩盤、そういうようなところにああいうものを投げ込んで、いいわけがないんです。 そこで長官にお願いしたいのは、ぜひひとつあの穴の状態を見て、こんなところにこういうものを埋めていいだろうか。そしてダイナマイトをかけてでもあけるような穴じゃない、掘削して掘れば掘れる穴。
さらにまた、先例といたしましては、駒ケ岳につきましても、森町初め三町一村につきまして岩層雪崩、軽石流等につきましてこういうものをつくっておるわけでございます。雲仙岳の災害に当たりましても、砂防・地すべり技術センターの方のシミュレーションに従いまして、その結果を活用したわけでございます。
ただ、今おっしゃったようなことだと、せっかく宅地があって、そしてめぐりに畑が三反歩あって、あるいは一町あってやっていたけれども、仮にこれが溶岩に全部埋まってしまった、あるいは石だとか軽石だとか、そういうもので埋まってしまってほとんど取引価値がないということになると、今までは宅地だ畑だということで一千万だ二千万だという価値があったけれども、市町村なり県が買ってやるよと言ってくれたときに、こんな溶岩が一
○説明員(森俊雄君) 火山噴火予知連絡会は、五月三十一日に統一見解を、また六月十二日には、今後は溶岩ドームの崩落を伴う火砕流に加えて、軽石を噴出する噴火も繰り返される可能性があり、火山活動に厳重な警戒が必要である旨の会長コメントを発表いたしました。 今後とも関係機関と緊密な連携をとりながら、引き続き厳重な監視を続けてまいりたいと思います。
より大きな火砕流の心配とあわせまして、爆発によるパン皮熔岩ですか、軽石状の岩石が方向が変わって落ちてまいりました。このことに対して九大の理学部中田節也助手の方で、パターンが変わり、爆発的な噴火に近くなる可能性が高まった、こういう言い方をされておるわけでありますが、こう考えてみますと、この噴火は一過性ではなく長期にわたってまいるわけであります。
まず、治山緑化事業につきましては、日光の男体山では御神体山としての尊厳を維持するため速やかな緑化が工夫され、適期植栽、堆肥使用、水平階段の切りつけ等のきめ細かい取り扱いが行われており、また、古くから噴火を続けている鹿児島市桜島では、絶えず落下する軽石や火山灰の流下をとめる工夫がなされています。