1997-11-06 第141回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
そういう点で、温暖化対策を進める上で、エネルギー問題というのは、一つは消費段階での浪費をなくすこと、それからエネルギーの転換段階のむだを省いて効率を高めるという、きょう前半に取り上げました問題、それから新エネルギーの導入、そして同時に、炭酸ガスの固定化に成功すれば排出ガスそのものが大幅に減らせるわけですから、こういうことについて本当に全力を挙げて取り組んでいただきたい。
そういう点で、温暖化対策を進める上で、エネルギー問題というのは、一つは消費段階での浪費をなくすこと、それからエネルギーの転換段階のむだを省いて効率を高めるという、きょう前半に取り上げました問題、それから新エネルギーの導入、そして同時に、炭酸ガスの固定化に成功すれば排出ガスそのものが大幅に減らせるわけですから、こういうことについて本当に全力を挙げて取り組んでいただきたい。
特に発電などのエネルギー転換段階や消費の段階で有効に利用されることなく、熱として自然界に還元されている部分は六五%にも上るというわけですから、この捨てられている部分の有効利用のための技術開発は極めて重視されるべきです。 また重要な課題は、地球環境に優しい低エネルギー社会への転換を図ることだと思います。
今、日本で供給されている総エネルギー量のうち、発電などのエネルギー転換段階だとかエネルギー消費の段階で有効的に利用されることがなくて、熱として自然界に還元されてしまうというのが六五%あります。ですから、結局有効利用されているのは三五%にしかすぎない。
そういうことを踏まえて考えますと、原油の引き下げは当然われわれにとって、価格の引き下げに通ずるコストの引き下げをもたらすことを期待したいわけでございますけれども、第一点は、その二十九ドルになりました原油の価格レベル、それに基づくナフサの価格のレベルというものが、かつての転換段階でのLPGの値段よりもなお割り高であるというのが第一。