1982-03-26 第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
三番目といたしまして、貿易摩擦解消のための農作物残存輸入制限の緩和と撤廃、ことに大豆、大麦、小麦等いわゆる転作奨励作目、こういうものに集中的にきていると思うのでありますが、そういうことになりますと、今後これらの転作作物に対する生産の方向をどういうふうに持っていくのか、農林省としての見解を明確にお聞かせ願いたいと思います。
三番目といたしまして、貿易摩擦解消のための農作物残存輸入制限の緩和と撤廃、ことに大豆、大麦、小麦等いわゆる転作奨励作目、こういうものに集中的にきていると思うのでありますが、そういうことになりますと、今後これらの転作作物に対する生産の方向をどういうふうに持っていくのか、農林省としての見解を明確にお聞かせ願いたいと思います。
えさ米というものの発想は、青刈りの稲——青刈り稲は現在転作奨励作目の中に入っておりますけれども、この青刈り稲の実情というものが生産農民の中でおかしいじゃないかという発想から生まれたものであります。 青刈り稲の転作ということを考えてみますと、全国で全体で飼料作物としては一一・六%、全耕地面積の五・四%。しかし東北になりますと、これが二三・六%、転作面積としては一二・六%。
転作奨励作目として、米をやめなさい、サクランボをやりなさい、ずいぶん勧めてきたのですよ。したがって、いまの地方の指導者の皆さんは、今度の百七十万トンはやりようがない、この問題が絡んでくるために非常に苦しんでおります。したがって、ぜひひとつ政治の責任論という問題を——私はやはり信頼が本当に回復しなければ百七十万トンの転作なんということはそんな簡単にはいかぬと思うのです。
私のところでは、ちょうど七、八年前稲作転換をやらなければいけない、そのためには大いにサクランボをやりなさい、こう言ってサクランボをどんどん転作奨励作目として勧めたのであります。そうしたら、今度はこのサクランボを輸入解禁ですということになりました。私はこの間ヨーロッパや米国のサクランボ地帯の調査をしてきました。