1970-08-06 第63回国会 衆議院 大蔵委員会 第34号
しかもそれが年間百三万トンというふうなこともいわれておりますけれども、これに関連してやはり兵器生産というものに欠かせない特殊鋼、これを製造する工場をつくっていく、あるいはまたその他の完成品等についても、ブルドーザやトラクターとかグレーダーなどの製品というものがいつでも軍需製品に転換できるというような事実を考えますときに、具体的には直接純粋な経済援助ということがいわれておりますけれども、実質的にはやはり
しかもそれが年間百三万トンというふうなこともいわれておりますけれども、これに関連してやはり兵器生産というものに欠かせない特殊鋼、これを製造する工場をつくっていく、あるいはまたその他の完成品等についても、ブルドーザやトラクターとかグレーダーなどの製品というものがいつでも軍需製品に転換できるというような事実を考えますときに、具体的には直接純粋な経済援助ということがいわれておりますけれども、実質的にはやはり
それからいま一つは、主としてこれは軍需関係の特需というものが相当つくられておるわけですけれども、ベトナム戦争が終わったからといって朝鮮戦線に刺激を求めたり、あるいは日本国内の自衛隊の軍備の増強、こういういわゆるいままでの形の軍需製品を中心にこういう関連産業が維持されていく、こういうことがあると、これはベトナム戦争はせっかく終わったけれども、日本を取り巻く戦争のにおいというものは決して消え去るわけではない
そうすると、この開発銀行の最近の貸し付けの状況、開発銀行自体の状況を見てみると、容易ならぬ兵器産業、要するに軍需製品、ここに中心が置かれているということに非常に危惧を感ずるわけです。開発銀行から兵器産業への融資が急激に増加するという傾向を指摘しなければだめだというふうに思うのです。
私は、三十七年度を見ますというと、たとえば非常にこれは大きな軍需産業部門である新三菱重工なんか見ますというと、総売り上げの一四%が国産品、旭精機工業が五六%、川崎航空機が二七%、日特金属工業が一七・六%、日本無線が一七%、東洋通信機が一七・一%、こういうような——これは先ほども軍需産業、国産の軍需製品についての話がございましたけれども、これをどんどん、どんどん援助していく。拡大していく。
資本蓄積が、さいぜん言いましたように日本を軍需工場にする、西ヨーロツパのために軍需製品をつくるための資本蓄積であつてはたまらないということを私言つておりますので、日本の人民の生活をゆたかにするための資本蓄積であるならば私はいいと思う。
総裁のおつしやるように、朝鮮の動乱によつて、アメリカの百億以上の軍事費が、今国内の特需注文によつて使われるところにお金が落されるので、ドル資金といいますか、外貨予算の増大をはかることは最もよいことだし、私もそれを原則的には認めておりますけれども、こういう場合に財政金融面を担当していらつしやる方はもちろん、政府全体がこの傾向に善処しなければならないし、一朝もしこれを誤りますと、一部の軍需製品のようなものをつくつているところだけが
ちよくちよく申上げておることでございますけれども、安本の行いました国富調査の際には航空機の工場でありましても、或いはその他軍需製品工場でありましても残存いたしておりましたものは全部調査いたしました。それに対して一応の物価指数を掛けましてこういうものが出ておるのであります。電気、ガス供給設備もやはり同じような計算をいたしまして、合計額四千七百六十一億二千四百万という数字が出ております。