1951-03-28 第10回国会 参議院 本会議 第32号
従つて具体的な内容はわからないとの答弁があり、第二に、日本経済がアメリカ経済の一環として、その軍拡の要請に応じて日本の産業経済力が軍需生産に向けられるということになれば、結局日本は準戦時体制に入るのではないかとの質疑があり、これに対し、現在世界の各国とも軍備拡張をしておるために軍需原料等が非常に欠乏しつつあるので、原料及び食糧の確保に政府が相当苦慮しておるのは事実であるが、併し現在又は近き将来、準戦時体制
従つて具体的な内容はわからないとの答弁があり、第二に、日本経済がアメリカ経済の一環として、その軍拡の要請に応じて日本の産業経済力が軍需生産に向けられるということになれば、結局日本は準戦時体制に入るのではないかとの質疑があり、これに対し、現在世界の各国とも軍備拡張をしておるために軍需原料等が非常に欠乏しつつあるので、原料及び食糧の確保に政府が相当苦慮しておるのは事実であるが、併し現在又は近き将来、準戦時体制
吉田総理は、各国とも軍備拡張をいたしておるために、食糧とか必要原料等が、殊に軍需原料等が非常に欠乏しつつある。又需要に対してその供給が逼迫しつつあることは事案である。この原料の確保或いは供給の不十分を補うのにどうしたらよいか、政府は苦慮しておるのでありますと、委員会において答えられております。国際的な影響について速かに予算を全面的に検討すべきであると考えるのでございます。
併しながら各国ともに軍備拡張をいたしておるために、食糧とか必要原料等が、殊に軍需原料等が非常に欠乏しつつある。又需要に対してその供給が逼迫しつつあるということは事実であります。この原料の確保或いは又原料の不十分、原料の供給の不十分、これを補うのにどうしたらいいかということについては、政府は相当考慮を悩ましておりますが、現在をもつて、或いは又近く準戰時体制に入るとは我々は考えていないのであります。