1988-03-23 第112回国会 衆議院 外務委員会 第3号
したがいまして、戦前、軍部横暴という一言に尽きるのではないだろうか。しかもそのとき政治が弱かったがためにああしたととがなされたのではなかろうかということを私は申し上げたので、決して満州事変は正当であったということは絶対申し上げません。これはやはり不当な戦いであったと申し上げた万がむしろすっきりすると私は考えております。
したがいまして、戦前、軍部横暴という一言に尽きるのではないだろうか。しかもそのとき政治が弱かったがためにああしたととがなされたのではなかろうかということを私は申し上げたので、決して満州事変は正当であったということは絶対申し上げません。これはやはり不当な戦いであったと申し上げた万がむしろすっきりすると私は考えております。
「そういうような状態で軍部横暴、戦争熱というものはどんどん進んでまいりまして、昭和十五年にはいわゆる政党解消、いままでの政党はみんな自分で解消してしまったのです」と説明をされております。この歴史がいま繰り返されつつあるのではありませんか。
もし、こういう状態がさらに進んでいくということになりますと、たいへん忌まわしい思い出ですけれども、かつての問答無用、無法がまかり通ったような軍部横暴のような事態がまた再現しないとはだれも保証できないと思うんです。そういう点を考えるからこそ、私は私なりに政府に猛省を訴えたいと、こう思ったのでありまして、質問はこれで終わりますけれども、私の所信はひとつ御認識をいただきたいと、こう思います。
あなたは、今回防衛庁の横やりで原子力平和利用計画の最も効果的な実現が阻害されようとしておることに対し、国民は、かつての軍部横暴の再現だと深く憂慮しており、かかる傾向に強く反対しておることを御承知でござるか。知っておられるとすれば、深く反省すべきではないかと考えまするが、あなたの明快なるお答えを願いまして、私の質問を終ります。 〔国務大臣鳩山一郎君登壇、拍手〕