2004-05-19 第159回国会 参議院 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会 第3号
昭和の初めに貴族院と衆議院の在り方、あるいは非常に社会情勢が変わってきた議会運営の在り方、これでいいのかというので議会振興委員会というのができまして、貴族院改革論それから議会の運営改革論を出したんですが、枢密院につぶされて、結局そのまま軍部中心に、いわゆる議会の権限が非常におかしくなるという歴史がありまして、これが余り言われていない。
昭和の初めに貴族院と衆議院の在り方、あるいは非常に社会情勢が変わってきた議会運営の在り方、これでいいのかというので議会振興委員会というのができまして、貴族院改革論それから議会の運営改革論を出したんですが、枢密院につぶされて、結局そのまま軍部中心に、いわゆる議会の権限が非常におかしくなるという歴史がありまして、これが余り言われていない。
関東軍を悪く言うわけじゃないけれど、中国と戦争するなんて、時の内閣は全部軍部中心でしょう、海軍より陸軍の方がひどかった、お国のためだというので、うその大本営発表に拍手して喜んでいた愚かさを反省しなければならない、こう言っております。私はこれを深刻に受けとめました。
入社後、総理府官邸詰めの記者となり、郷党の先輩風見章氏の知遇を得たこと、その後、陸軍省担当記者として軍部の事情に精通したことが、近衞内閣から平沼、阿部、米内、再び近衞、東條と政権が軍部中心に推移した時代において、塚原君の取材活動を有利にし、彼の政治情報を一層適確性を持たせたのであります。「塚原の情報は適確だ」と社内の評価を高めたのも当然のことであります。
これは全く軍部中心の思想です。今後の自衛隊の性格に大きな変化を与えずにはおかないものであると私は考えます。何よりも国防国家を目ざす、憲法否定の精神がここにはっきり出ている。佐藤総理は三矢作戦が衆議院で大きな問題になったときに、研究するだけでも絶対許せない、実にゆゆしい問題だなどといきまいておったのであります。
この発言の内容を見ましても、勿論アメリカはもうすでに御承知のように軍部の圧力というものが、或いは言論を抑圧する、一機関において言論を抑圧する、或いは又計画的に軍部中心的に事を運ばして行く、こういうような傾向に対して警告を発したのでありまするが、このようなことでこの民主主義の先進国でありまするアメリカにおきましても相当な摩擦がなされて、そうして結局はやはり民主主義を守つて行うというところの不断の努力がなされておるのですね