1981-03-17 第94回国会 衆議院 地方行政委員会 第5号
しかしその他の都市、たとえば最近指定都市になりました広島、いまはどうか知りませんけれども、数年前に私が行ったときに、あの瀬戸内海の軍艦陸奥が沈んだところの辺に広島の大部分の屎尿が投棄された。いまは外海の方へ出しておるのですけれども、広島といえども、数年前と今日はそう変わっておるはずがありませんから、海上投棄に依存しておる。
しかしその他の都市、たとえば最近指定都市になりました広島、いまはどうか知りませんけれども、数年前に私が行ったときに、あの瀬戸内海の軍艦陸奥が沈んだところの辺に広島の大部分の屎尿が投棄された。いまは外海の方へ出しておるのですけれども、広島といえども、数年前と今日はそう変わっておるはずがありませんから、海上投棄に依存しておる。
その引き揚げ未済の四百七十一隻のうち、引き揚げ可能なものは軍艦陸奥だけでございまして、軍艦陸奥は現在深田サルベージによって引き揚げが行なわれているわけであります。その他の船は技術的に見て引き揚げができない。と申しますのは、現在のサルベージ技術からいたしまして、深さ五十メートル以上の海中におります艦船につきましては引き揚げ不可能でございます、技術的に。
その一つに、山口県大島沖に沈んでいる軍艦陸奥、この当時の大戦艦は、かつてあるサルベージが、その財物を騙取するための措置でたいへんな批判を受けて、遺体が損壊された事件がある。その後、大蔵省に対しても厚生省に対しても私から御要望申し上げた、遺体を損壊しないでこの軍艦を引き揚げていただきたいという要望に対して、大蔵省からも誠意ある答弁をいただき、厚生省からも熱意ある答弁をいただいておる。
この艦船の中には、軍艦陸奥のように、数百名の英霊をかかえたまま海底に静かに眠っている船もあれば、数十人程度の英霊をそのままかかえている艦船もある。その中で、水深五十メートル以内の艦船は大半これを引き上げておるという実情であることをこの間答弁がありましたけれども、その他三千二百有余隻の大半は、依然として日本近海及び太平洋諸地域に戦争のつめあとをそのままに海底に眠っておる。
この中で、すでに引き揚げたものが百十三隻となっておりまするが、軍艦「陸奥」が私の郷里山口県の大島郡の沖合いに沈んでそのままに放置されて、英霊もそのままにこの艦船の中に眠っておられる悲壮な話があるのです。比較的浅い五十メートル以内の浅海に沈んでいる艦船は即時引き揚げを実施されて、そこに眠る英霊に御安堵を願うという形の政治が要ると思うのです。
軍艦「陸奥」の場合は、昨年十億くらい引き揚げ費が要るということで、スクラップにして六億円とおっしゃった記憶があるのです。六億円のスクラップになる「陸奥」を引き揚げるのに十億円の金をかけるのではもったいないから民間にさせるという意味の御発言があったのですが、このために国家予算が膨大になっていっても、公団、公庫につまらぬ金を払うよりははるかに効果的な事業だと思う。
○受田委員 国有財産局長さん、あなたの御所管に属する艦船、これを民間業者に払い下げるという方式以外に、国家の力で、国家が監視をしながら英霊に損壊を与えないように、しかもその間に軍艦「陸奥」においても西日本海事でしたね、醜悪なる事件が起こって、中に入って、サルベージが盗みをしておる、かん詰めなんか持って逃げておるという、けしからぬことをやっておる。
おしまいに、軍艦「陸奥」の英霊が、約二千人なくなられていま山口県岩国市の沖の島の陰に眠っておられる。日本近海におられるこの英霊約二千人の扱いを戦後二十年なぜそのままに放置しておられるか、お答え願いたいのです。
○受田委員 軍艦「陸奥」、当時の第一級の大戦艦が爆破したあの当時、私はそれを現実に見、その悲劇のあとをながめて——私はその近くで学校につとめておったわけだが、もう一切を国家の防諜の関係で秘密にされたのです。ところが、その後この軍艦「陸奥」の扱い方が、いまあなたが指摘されたようなどろぼうのサルベージがこれを盗んで——英霊をかまうどころじゃないです。英霊を引き上げるではなくて、盗人をした。
○受田委員 国有財産ということでございますが、大蔵政務次官、この軍艦「陸奥」の引き上げはどういうかっこうに——ちょっと大蔵省のどなたが……。
母子福祉資金限度額引上げ等に関する請願(第 二七〇号) ○国民健康保険改善に関する請願(第二七四号) ○身体障害者福祉法の根本的改正・充実等に関す る請願(第二九七号) ○戦没者及び戦傷病者等の妻に対する特別給付金 制度の是正に関する請願(第三一二号) ○山形県の亜炭鉱業に対する労災保険料率引下げ 等に関する請願(第三一三号) ○労働者災害補償保険法の農業者への適用に関す る請願(第三三九号) ○元軍艦陸奥並
する請願、第二三七号、第三五一号、歯科技工士養成所指定規則の一部改正に関する請願、第二七〇号、母子福祉資金限度額引上げ等に関する請願、第二七四号、国民健康保険改善に関する請願、第三一二号、戦没者及び戦傷病者等の妻に対する特別給付金制度の是正に関する請願、第三一三号、山形県の亜炭鉱業に対する労災保険料率引下げ等に関する請願、第三三九号、労働者災害補償保険法の農業者への適用に関する請願、第三六一号、元軍艦陸奥並
さらにまた、「今軍艦のお話が出ましたが、軍艦陸奥、長門を造ろうと思えば、五百億円ぐらい一艘で要るのですが、とても継続費にしましてもたくさんなことだと思うのです。而して私は継続費の今後設けようとする趣旨をお考え下されば……、」、そういうことはないではないかという御趣旨の答弁なんです。現在は継続費はほとんど大部分——全部とは言いませんが、大部分が継続費です。防衛費は継続費なんです。
しこうして私は、今お話の通り、軍艦陸奥あるいは伊勢等を作るには五百億円かかります。こういうことはわれわれは考えていない。経続費というものは、予算の執行上やむを得ない場合において、作ります。当時は、軍艦を作ろうという気持はもちろん政府、私にはもちろんございません。しこうして、その後におきまして、潜水艦を一隻作りました。それから三十五年のもので、全体三項目で九十億円程度でございます。
ことにこの前も山口地方裁の問題について質問しておりますが、軍艦陸奥の引き揚げ、財産権の訴訟が三年以上かかってまだ解決されていない。そういうことになると、裁判官は身分を保障された象牙の塔の中でだらだら裁判をやりながら、月給のときだけいきり立つのは、総評とどこに差があるか。総評と同じですよ。しかもこの二つの書類を見ると、両方とも「裁判官一同」となっている。こんな無責任な陳情があるか。
戦争中に沈んだ軍艦陸奥のあの残骸が敗戦後十四年間、まだ瀬戸内海に眠つておる。この問題に関連をして、不正業者の刑事事件に対する分は東京の高裁で判決があった。しかし、それに関連をした民事訴訟が山口地方裁判所に提訴されましてから今日まで三年以上たつております。これは簡単な問題です。
○辻(政)委員 軍艦「陸奥」の引き揚げにつきましては、過去の国会において数回質問をいたしておりますが、どうも、政府は本気であれを引き揚げてやろうという熱意が足りないように思うのであります。
旧軍艦「陸奥」も、もし引き揚げが可能であり、容易であるとしましたならば、すでに売り払われたでありましょうし、あるいは今後においても売り払われるべきものでございますが、今までのところは、引き揚げ技術の問題と、それから、ただいまお話がございましたように遺骨の問題がございますので、引き揚げ技術上の相当な制約がございまして、そのために今までおくれておったものでございます。
ちょっと管財局長に私お尋ねしたいのですが、瀬戸内海に軍艦陸奥が沈んでおりますね、その問題について遺族よりしばしば陳情がございまして、あの遺体を揚げたいが大蔵省が容易に納得してくれないということなんですが、大蔵省はそれについてどういう御方針であるか、ちょっとお尋ねいたします。
それは、この前の国会のこの委員会におきまして、軍艦「陸奥」が瀬戸内海に沈んでおる。その中には、海軍将兵の遺体がまだ二百三十数体残されておる。それを政府は知らぬ顔をしておる。民間のサルベージ会社に手をつけさしたが、完全にとってこない。
○河野政府委員 軍艦「陸奥」は、お話のございましたように、昭和十八年に山口県の西南の海に沈んでおるわけであります。当時の乗員千四百七十一名というふうに承知をいたしております。そのうち三百五十名が生存いたしまして、千百二十一名が死亡いたしましたというふうな報告を受けておるわけであります。当時百六十五体を収容いたしました。
軍艦「陸奥」が、終戦の直前に、原因不明の事故によりまして、瀬戸内海の呉の近くに沈んでおる。あの大きな軍艦が日本の近海で、目の届くところに沈んでおる。そこで、ガダルカナルとかビルマとかフィリピンに陸軍の遺骨収集の特別班を出すという気持を持っておるならば、呉の沖合いに沈んで眠っておる軍艦「陸奥」の遺骨収集に対しての努力を政府は一体どう払われているのか、これについて関係者から経緯を承わりたいと思います。
特に私の郷里である広島と山口の沖の大島郡柱島というところに、終戦前に軍艦陸奥が自然爆破をして沈んだ。公称三万八千トンと言われた。これが国と揚げおった会社の争い問題になって、いまだごたごたしておりまするが、あの中には遺体がある。それで私は神田厚生大臣にお話しを申し上げたわけであります。私は遺族会の会長から頼まれた。
○市瀬説明員 旧軍艦陸奥につきまして、前々から陸奥には多くの遺体があるから、すみやかに引き揚げ作業を行うべきであるというお話は承わっておりますが、実はこの陸奥につきましては非常に沿革がございまして、昭和二十三年十一月に、当時軍艦陸奥は特殊物件として建設省所管で、山口県知事が管理しておりまして、その二十三年十一月に、山口県知事あてに、ある会社から払い下げの申請が出たのでございます。
八三七 同(青木正看紹介)(第二九六四号) 八三八 同(福永健司君紹介)(第二九六五号) 八三九 同(五十嵐吉藏君紹介)(第三〇二八 号) 八四〇 同(古島義英君紹介)(第三〇三九号) 八四一 同(松永東君紹介)(第三〇四〇号) 八四二 同(川島金次君紹介)(第三〇四一号) 八四三 失業対策事業に対する就労者わく増加に 関する請願(中馬辰猪君紹介)(第二九六 六号) 八四四 旧軍艦陸奥
瀬一郎君紹介)(第二九六二号) 同(松山義雄君紹介)(第二九六三号) 同(青木正君紹介)(第二九六四号) 同(福永健司君紹介)(第二九六五号) 同(五十嵐吉藏君紹介)(第三〇三八号) 同(古島義英君紹介)(第三〇三九号) 同(松永東君紹介)(第三〇四〇号) 同(川島金次君紹介)(第三〇四一号) 失業対策事業に対する就労者わく増加に関する 請願(中馬長猪君紹介)(第二九六六号) 旧軍艦陸奥
例といたしましては、軍艦「陸奥」が爆破しまして二つになっておるわけですが、その頭の部分がないというようなことを言う者がありまして、実際そのものがないのかどうか、私どもそれを処理するために参考にせなければなりませんので、その際潜水夫を雇いまして実際に調査をいたしたことがあります。
しかしなお、今日海外に残された方々のみでなく、日本近海の周辺にも、軍艦陸奥等の艦船には、なお幾千幾万の英霊が海底に眠つていらつしやるのであります。少くともこういう英霊の御遺骨は、何はさておいても引揚げて、これを御遺族に引渡すのが敗戦日本の政局を担当する政府の責任であると思います。
ただいまお聞きの通り、軍艦陸奥に関しては、私が委員長として調べておつたのですが、その後この取扱いについて、あなたの方へ厳重に申し込んであることが、守られていないようであります。はなはだ遺憾であります。どういうことになつているか、これを文書をもつて御報告願います。
○横路委員 私は、証人にお尋ねしたいのですが、どうも今まで大蔵省のやり方を見ていると、第十三国会において本委員会の調査しました旧軍艦陸奥のごときに対しましても、大蔵省に対して委員会から十分な警告を発していたのですが、とうとうあなたの方で何も措置をしないために、相手方から逆に仮処分の請求を持込まれてしまつた。